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産まれた。

一般常識かもしれませんが、出産には付き添いが必須だと実感しました。

分娩室で立ち合うかどうかが焦点になりがちかと思いますが、そこから付き添うのでは遅いです。

陣痛が始まったらすぐに付き添わないと妊婦が大変。

「精神的な支えになる」より、「物理的にマッサージしてあげられる人」が必要です。

なるべく旦那が良いと思います。

尻を押すので、旦那以外ですと妊婦が遠慮してしまいそうなので。

妊婦の入院後、陣痛が来るたびに尻と腰を強く押しました。

それがあるとだいぶ楽になるようです。

そうしていると、赤ちゃんが頑張って出ようとしているのがわかります。

陣痛の痛みの数値がグンっと上がったときに、「おっ」となります。

赤ちゃんが頑張っているのが手から伝わってくると、やはり感じるものがあります。

それこそエモいです。

幸い、赤ちゃんが上手な上に妊婦も上手だったので安産でした。

妊婦が事前に体作りをしていた効果が表れた結果かもしれません。

マタニティヨガやマタニティビクスは要チェックだと思います。

旦那の役割は、ひたすら妊婦が楽になるように努めることだけです。

妊婦が腰を押そうとしたら代わりに押す、水を取ろうとしたら代わりに取る、頭を浮かせたら支える、呼吸が乱れたら「ゆっくり吐いて」と言う、そんなところです。

妊婦さんの実体験をもとにした感想を書いたノートには、「がんばれとかいいから腰さすって」だとか、「しゃべりたくてもそんな余裕ないから察して」だとか、そういった愚痴が書かれていました。

ごもっともです、と思ったので実践させていただきました。

たとえば足の小指をタンスの角にぶつけた激痛に耐えているときに、「隣に愛する人がいるから痛みが安らぐ」とはなりませんよね。

たぶん、そういうことです。

「いるだけで力になる」なんてことを男性が思ってしまったら、愛する奥様に「役立たず」と思われるかも。

旦那さんは、奥様の痛みに役立つことをするべきだと思います。

あと、リラックス。

妊婦がリラックスしていないとお産が進んでいかないらしいです。

なので妊婦を動かしちゃダメみたいです。

背中を反らせて腰を押していたらリラックスできません。

付き添いの人が代わりに押してあげないと。

妊婦さんはお産の最中にあれこれ言う余裕はないと思うので、事前に付き添いの人に伝えておいたほうが良いと思います。

助産師さんに色々と聞いてみるとわかりやすいと思います。

そんなところでしょうか。

「産まれるまで3日かかった」なんて怖ろしい体験をした妊婦さんもいらっしゃるようですから、なるべく体に負担がかからないようにできることはしてあげたいですね。

結局のところ、男性は消耗品です。

生命に関して、女性が担う役割は本当に大きい。

男性はある種、蚊帳の外です。

子を抱く家内を見ていて、母親には及ばないと痛感しました。

ですから、男性の我々は、しっかりと女性のサポートをするのみ。

子は、母との絆で育つ。

だから男性は、妻を愛す。

そうして、子が育つ。

その流れだと思います。

我々は、それでいい。


***


会えた。

血の繋がった家族。

声が高い。

目鼻立ちがはっきりしている。

くしゃみが可愛い。

爪がキレイ。

モテちゃうじゃないか。

帰ろうとしたら泣いた。

可愛いじゃないか。

ありがとう。

会えて嬉しい。

どうだい、現世は。

きょろきょろして好奇心旺盛ね。

それでいい。

これから楽しいことがいっぱいだ。

子ども時代を堪能しなさい。

土台は私達がつくるから。

幸福であれ。

いつまでも。


***


よく耐えた。

強い女だ。

そして素直な女だ。

助産師さんの言うことをちゃんと素直に聞いてすぐ実行した。

えらい。

そして私の言うこともよく聞いた。

ありがとう。

感動した。

家族は間違いなく繋がった。

最初に発する言葉は、「ママ」にしよう。

そのときに味わうであろう幸福感をぜひ噛み締めてほしい。

そのためには私が「ママ」「ママ」とよく言わないとダメだ。

これからは、「ママ」かな。

いい夜だ。

幸せだな。

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