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俺は絶対忘れないからなって話

これは約半年ほど前、初めてゼミで飲み会をしたときの話だ。それまでゼミのメンバーとは授業内での交流が少なく、深く話をすることはその時が初めてだった。そして、その飲みの場で僕にとっての事件が起きたのである。

まず、その飲みの会場で改めて1人ずつ自己紹介をしたあと、彼氏や彼女がいるかいないかを1人ずつ言っていこうという状況になった。1人ずつ、います、いませんと順に発表していき、ようやく、僕の言う番が回ってきた。僕はその当時、付き合って二ヶ月ほどの彼女がいたため、その場でもちろんではあるが、いますと答えた。すると、そう答えたと同時くらいに2人の女の子から「えー!おんの?笑」とめちゃくちゃ爆笑されながら言われたのである。

その時の言われ方が単なる興味ではなくて、お前みたいなやつになんでおんの?みたいな僕を見下した言い方であったのだ。周りの男子もなんでこいつの時だけそんな驚きつつ爆笑しながら言うの?とツッコみを入れていたほどだ。それほど態度に顕著に現れていたのである。

僕はその場では何も言わず笑って乗り切ったが、心の中では一回も話したこともないのになんでこんなにも見下されなければならないんだと無性に腹が立った。僕に対してカッコよくなくて、彼女がいなさそうって思うのは勝手だが、関係性がないのにも関わらず、それを発言してしまう人間性は最悪である。

また、その子たちはゼミで可愛いと称されることが多い人たちであった。自分が可愛いからって何を言っても許されると思っているそういう人間は僕はあまり好きではない。

飲みの会が終わった瞬間、僕はこの出来事を忘れないようにiPhoneのメモ機能に記録した。この人たちにこれからどんな良いことをされても、この出来事を僕は絶対に忘れないからな。

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