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無料で始めるクソコライフ 切り貼り編

以下で述べる技術はPhotoshopなら全部入り&高性能です。
買える方は素直に最新PCとフォトショ買いましょう。
そして黙認している版権元、人知れずコラ元の素材を提供してくれるネットユーザーに感謝の気持ちを。
ウケても威張らない。スベっても逃げない。

例示している画像の一部は、コナミ様が権利保有しております。
いつもありがとうございます。みんなもパワストーン買おう。

【前置き】クソコラとは?
<どうでもいい方は読み飛ばしてね>

クソコラの「コラ」については、「コラージュ」の略です。
以下、Wikipediaより引用。

コラージュ(仏: collage)とは絵画の技法の1つで、フランス語の「糊付け」を意味する言葉である。
通常の描画法によってではなく、ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの素材(新聞の切り抜き、壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせることで、例えば壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法である。

接点の濃くないものを寄せ集めて、却って統一感を出した作品ということですね。
で、この作風をベースに「どうしようもないギャグ」として形成された画像が「クソコラ」と呼ばれています。

クソコラに関しては芸術性よりも統一感よりも、笑いを取ることが第一義なため、必ずしも高価な道具を使う必要はありません。
フォトショがあるに越したことはないですが、なるべくお金を掛けずに始める方法を記事化していきます。

ちなみにクソコラに至る技術・土壌は、インターネット黎明期から「著名人とAV等の画像を組み合わせ、裸になるはずのない著名人が脱いでいるように見える画像」、いわゆる「アイコラ」や「剥ぎコラ」によって培われたものといえます。
愛は地球を救う。性は歴史を孕む。

素材を探す

クソコラの基本は素材の切り貼りです。
素材探しは基本的に「Google画像検索」で十分です。
完成図のアイデアが固まったらor固めながら、必要な絵を検索で探しましょう。

このあとの透過作業の都合上、必要な絵の周囲に同系色の色が接触してない画像が望ましいです。そうでない場合、透過作業が煩雑になることも多いので、スパッと完成図のアイデアを変える勇気が必要です。

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○の素材は、足元を自分で描き直すか、足元が写り込まない構図で完成図に配置すれば、十分に使用可能。
×の素材は頭以外も透過しづらく、これを自分で描き直せる方は素直にイラストレーター目指した方が良いです。

また、同じ画像ならできるだけ大きく、画質の良いものを選択するべきです。Googleでは画像を使って類似画像を検索することもできるので、サイズ違いの画像を探してみましょう。

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なお、各素材には基本的に著作権・肖像権が絡みます。
素材を組み合わせて悪辣な作品を公開すると、訴訟等のリスクが増加することにも、意識を忘れずにお願いいたします。

背景画像等は素材サイトがあるので、無償での個人利用が可能な作品を探すのも良いでしょう。 (一部、会員登録や作品内へのクレジット表記を前提としているサイト・素材があります)

透過作業

切り貼りの「切り」に該当する作業。
素材の必要な部分を残して、不要な部分を透明にする必要があります。

【画像について明るくない方に対する補足】
例えば実物の写真をスクラップブックや履歴書に貼る場合、不要な範囲をハサミで切ると思います。
これに対し、コンピュータで扱う画像は必ず長方形と決まっており、ハサミで切り抜くようなことはできません。
代わりに、不要な範囲を透明化することで、長方形以外の見た目にすることが出来ます。

上記の作業を以下では「透過作業」とします。
一般には単に「抜く」とかとも言われます。
お気に入りの画像を凝視して抜いた時の興奮はなかなかのものです。

透過作業のできるソフトウェアを列挙します。
Photoshop以外は無料。

・Adobe Photoshop

・手軽に透明png

・GIMP

・FireAlpaca

・その他、Web上でできるサイトもあります。

etc...

新規で透過作業を始められる方には、自分が使いやすかったという理由で、「手軽に透明png」または「FireAlpaca」をおすすめいたします。

各ソフトの細かな操作方法は各自調べていただければと思いますが、共通的な概念を以下に記します。
各ソフトで画像を読み込むと、「クリックしたところと、そこに隣接する同じ色のエリアを透過する」ような操作をできます。
ただし、同じような色に見えても微妙に色の違うエリアがあり、一気に透過できなかったりします。

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そのため便利機能として、「どれくらいの色の違いなら、同色とみなして一気に透過する」という設定があります。
これを使うと、効率的に透過が出来ます。 (素材探しで「必要な絵の周囲に同系色の色が接触してない画像が望ましい」としたのはこのため。)

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同系色の色が「一部だけ」接触している画像は、予め消しゴムツール等の手作業で接触部分を透過しておくと、後々一気に透過できたりします。

ちなみに、一般的な画像内の絵の境目は、色がグラデーション変化しており、上記の一括透過後も、大なり小なりバリが残りがちです。
これらを消しゴムツール等の手作業で消すと、他の素材と合わせた時にバリの目立たない、いい感じの透過が出来ます。
(「手軽に透明png」だと自動で一括処理してくれるボタンがあります。)

綺麗に透過できるかどうかは素材の種類にも影響されるので、完璧を目指すより、他の素材と合わせたときに違和感が出ない程度にバリを取ればOKです。
個人的には、上記の「許容値:35」の状態ならとりあえずOKとみなし、あとは他の素材を合わせた時に微調整しています。
バリ部分にぼかしを入れる手もあります。 (続編の記事で言及したい)

素材を重ねる

切り貼りの「貼り」に該当する作業。
透過済みの画像を重ねていきます。

この作業には、透過作業と同じソフトウェア (一部除く) が利用できます。
・Adobe Photoshop
・GIMP
・FireAlpaca

etc...

実はWindows付属の「ペイント」や、Mac付属の「プレビュー」でもできないことはないのですが、1枚のキャンバスで全部の素材を扱わないといけない仕様となっており、各素材ごとに凝った編集をしだすと、他の素材が作業の邪魔になったりします。

Photoshopなどのソフトでは、キャンバスが何枚も重ねられるレイヤーのシステムを導入しており、各素材を一時的に表示・非表示できるので超超超便利です。

1個の素材に1レイヤーを割り当てて、各素材をお好きな位置に配置すれば、とりあえず完成です。
例によって、各ソフトの操作方法は各自調べていただければと思います。

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酒が足りず、礼里ママが来るのを待つ真威人

できましたでしょうか?

興味のない方にとってはなんのこっちゃという記事でしたが、いかがでしたでしょうか。
需要があれば、今後以下についても記事を書ければと思っています。
・FireAlpacaでクソコラを作る場合に多用する機能の紹介
・パワプロ界隈等でよく見るフォントの紹介
・Microsoft Powerpointのクソコラへの活用

作品集でも載せたいところですが、あまり出しゃばると世間から透過されてしまうので、私のツイッターから辿っていただければと思います。

それでは今回はこのへんで。

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