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ワンコインこぼれ話

狛江スリムのある「狛江ショッピングセンター」では、年に一度「ワンコイン酒場祭り」というイベントが開催されます。

慣れた人にはたまらないけど、慣れない人にはチョモランマ並みに敷居が高いスナック街の飲み屋さんを、気楽に知ってもらおうというイベントです。ワンコイン=500円で飲み物一杯とおつまみ一品でチャージ無し。5000円で10軒はしごが普通に実行可能です。

新参者の変わったお店としては、是非ともご挨拶の機会をと喜んで参戦しています。500円メニューもプレミア泡盛の「泡波」やベルタのグラッパなど、知ってる人が見たらメッセージが伝わるものを準備しました。おつまみも、日によってはビリヤニを炊いて小サイズで提供したり等、出す方も出される側も面白みを感じられるようにしています(聞いたことない食べ物けどとても美味しい!と嬉しい高評価もいただきました)。

このイベント期間中、ニッチなお店としては珍しく行列ができることがありました。何かの勘違いか、それとも何か噂でも?とびっくりしましたが、話を聞いてみると失笑してしまいました。

ワンコインではスタンプラリーがあり、スタンプを揃えると結構な額の"参加店で使えるクーポン"が還元されます。しかし営業が金土の深夜のみという妙なお店(=狛江スリム)があるので、その時間に合わせてお店に行かないとスタンプラリーが完成しない、というのが理由でした。

ほとんどのお客様は一杯飲んで、一品食べて、スタンプもらって出ていくだけなのでお客さんの回転は早く行列もすぐに解消されました。ですがお店の雰囲気を知っていただいて、気に入っていただけたお客様はそのまま追加でオーダーをいただいたり、その後常連になっていただいたり、嬉しい出会いもありました。

まぁとにかく忙しく、収益面でこそあまり期待できないイベントではありますが、普段見られないお客様の顔が見られる貴重な機会として楽しんでいます。

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