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小田急マルシェ狛江第1期リニューアルオープンをレポート

こまえのデザイン.(狛江市未来戦略室)の田代です。
現在、狛江駅周辺では官民連携でリニューアルプロジェクトが進められています。
今回のnoteでは6月27日(木)の小田急マルシェ狛江のリニューアルオープン直後の様子についてレポートします。


小田急マルシェ狛江のリニューアルオープン

現在、小田急SCディべロップメントが運営する狛江駅高架下商業『小田急マルシェ狛江』において、大規模なリニューアルが進められています。
令和5年7月には対象店舗のすべてが閉店し、約1年に渡る改装工事を経て、令和6年6月27日(木)に第1期リニューアルオープンとなり、狛江市の玄関口である狛江駅前に新しいお店と魅力的な空間が誕生しました。リニューアル当日の様子は以下のダイジェスト動画で紹介されています。

第1期リニューアルオープンの見どころ

本リニューアルプロジェクトは、狛江市と小田急SCDが包括連携協定に基づき、官民連携で進められてきました。

狛江市では小田急マルシェ狛江に隣接する市道の車道を撤廃し歩行者専用道路に変更しました。
一方、小田急マルシェ狛江は道路沿いの建物の壁を取り払い、道路と一体化した場所を共用通路として開放しました。
これにより道路・通路・店舗が境目なくシームレスにつながり、駅前に開放的な空間ができあがりました。

また、小田急側の敷地と狛江市の敷地をまたぐように、気軽に座れるベンチも設置され、ゆっくりと休憩をしたり食事したりすることができるようになっています。このベンチは狛江市もアイデアや意見も出しつつ、設置費や維持管理などの費用の一部を負担して実現しました。

狛江市が令和6年4月に開始した「ほこみち制度」をうまく活用し、隣接する道路空間と民間敷地をそれぞれ管理する官民がともに連携することで、駅前空間の活性化に寄与することができると考えています。
道路空間と商業施設空間がシームレスにつながった開放的な空間が、狛江駅前の新たなシンボルのような存在になるのではと非常に大きな期待を寄せています。
なお、これまでの市のほこみちの検討の推移は以下を参照してください。

計画図と実際の写真の比較①

計画パース図(小田急SCディベロップメント提供)
6月27日(木)夜の実際の写真

計画図と実際の写真の比較②

計画パース図(小田急SCディベロップメント提供)
6月29日(土)の実際の写真

本プロジェクト担当者の所感

ほこみち制度の運用開始と小田急マルシェ狛江の第1期リニューアルオープンという一つの区切りを迎えた狛江駅周辺リニューアルプロジェクト。
これまで2年に渡り、本プロジェクトに携わってきた市の担当者の所感を最後に紹介したいと思います。


【未来戦略室・田代】
狛江駅前は潜在的な価値がありながらもうまく活用しきれていないことを担当として課題と感じていました。
そのような課題を解決するため、駅前に人々が滞留できる空間を作り、賑わいと憩いを創出することを目的に掲げ、市役所や事業者だけでなく地域の方々とともに話し合いや検討を重ねてきました。

令和4年度社会実験分科会での検討の様子

狛江駅は毎日4万人以上の乗降客が利用する駅で、駅前には商業施設・飲食店・金融機関・クリニック・学習塾・行政機関・公共施設などさまざまな機能が集積する狛江市の中心的な場所です。
しかしながら、駅前でゆっくりと滞在する場所が少なく、改札から降りても目的地に急いで向かうような光景が多くみられました。駅が単なる通過点に過ぎず、人の滞留が少ないためか駅の魅力や面白みに欠ける印象を与える要因となっていました。
そこで駅前にゆっくり滞在できるような寄りどころを作ること、そして多くの人々で賑わう仕掛けを講じることで、狛江駅周辺の魅力や価値はさらに高められると考えました。
狛江駅前で買い物を楽しんだり、ベンチでひと休みしたり、それぞれが思い思いの時間を過ごせるような魅力的な駅前空間することで、狛江駅が通過点でなく目的地になるような場所になってほしいという願いも込めました。

そして、いよいよ小田急マルシェ狛江のリニューアルオープンとともにお披露目された駅前空間の大きなベンチ。賑わいと憩いを生む空間がこれからの新たな日常の光景となると思うとなんだかワクワクしませんか。

また、小田急マルシェ狛江の第2期オープンは8月29日(木)に予定されており、ますます賑わいあふれる駅前に変化していきます。出店店舗は以下のサイトで紹介されています。ぜひご覧ください。

狛江駅周辺の最新情報やイベントの詳細は以下のサイトやInstagram等のSNSでも随時紹介していきます。今後も進化を続ける狛江駅周辺をお楽しみに!


退任の挨拶

今回のnoteは田代が執筆しました。そして、令和6年7月1日付けの人事異動で未来戦略室から別の部署に異動することになり、残念ながら今回が最後の投稿になります。
令和3年4月に未来戦略室に配属されてから3年3か月に渡って、狛江の未来のあるべき姿について模索し続けてきました。この間、私の中での考え方の軸となっていたのは、『狛江を子どもたちの誇れる故郷にしたい』という思いでした。子どもたちが幼少期・思春期を過ごす地は大切な思い出の詰まった場所となります。狛江で育った子どもたちが大人になっても狛江に住み続けたい、新しい家族ができたら狛江で子育てをしたい、そう思っていただけるまちにしたいと強く願っています。そしていま私ができることは何かを自問し続け、いま私ができることを着実にやっていこう、それがすべての原動力となっていました。

狛江駅周辺がリニューアルされ、「オシャレになった」「お店が戻ってきて嬉しい」「まるで狛江じゃないみたい」というお声が寄せらせています。別の部署に異動しますが、皆さんのお声やお気持ちを胸に刻みつつ、これからも狛江のために頑張っていきたいと思います。

狛江駅周辺のリニューアル事業はこれからもまだまだ続きます。住んでいる街が、使っている駅が、そして故郷が現在進行形で日々刻々と変化する様子もぜひ一緒に楽しんでいただければ幸いです。

(怪我が完治したらですが、)平日の昼休憩時には狛江駅周辺で身体を動かしていると思いますので、見かけたら声をかけてください。

これまでお世話になった方々に感謝申し上げます。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!

※このnoteは、狛江市未来戦略室の職員4人が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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