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こまえのデザイン.R4プロジェクト№1『狛江駅周辺の快適な歩行空間創出プロジェクト』①

みなさん、こんにちは。こまえのデザイン.です。

今回は、令和4年度にこまえのデザイン.が動かす4つのプロジェクトのうち、狛江駅の周辺に快適な歩行空間を創出するための調査・検討を行う、狛江駅周辺の快適な歩行空間創出プロジェクト(予算額19,965千円)をご紹介します。

プロジェクトの概要

図1

狛江市の主要駅である小田急線狛江駅は、1日約3万6千人の方が利用し、駅周辺の飲食店や物販のお店も含めて、昼夜を問わず多くの人に利用されています。
また、この狛江駅周辺は、狛江市の都市計画マスタープランでも、『市の中心拠点』と位置づけられ、市の中心拠点にふさわしい空間形成を図ることが求められています。

無題

今回、令和5年度に狛江駅に隣接するマルシェ狛江の改修工事が検討されていることを契機に、同施設を管理運営している小田急SCディベロップメントも含めた周辺の事業者や市民団体、住民の皆さんとも連携して、狛江駅周辺に快適な歩行空間を創出するための社会実験を実施します。
令和4年度は、狛江駅周辺エリアで社会実験を行い、『ほこみち制度』の実施に向けた調査や課題整理を行いながら、狛江駅周辺エリアにおける快適な歩行空間の創出に向けた基本ビジョン(案)を検討します。

ほこみち制度とは…

ほこみち制度とは、従来の車を中心とした道路空間から、歩行者を中心とした道路空間への転換を図るための制度です。

道路管理者(※狛江市道の場合は狛江市)が、交通管理者(警察)と協議のうえ、一定の構造基準を満たした道路区域を『ほこみち』として指定することで、従来は認められにくかったベンチやテーブルなどの食事施設、看板、標識などを道路上に置きやすくなります。
この制度を適用すると、沿道の飲食店等の路上利用が促進され、まちの賑わい創出に繋がります。
令和4年3月15日時点で、地方都市を中心に全国で68路線が『ほこみち』として指定されています。

狛江駅前エリアでの社会実験

今回の社会実験は、ほこみち制度の本格稼働を想定して実施します。この駅周辺エリアの道路区域内に、友人とちょっと談笑したり、少しの時間くつろいだりできるベンチやテーブル等のストリートファニチャー、キッチンカーなどを設置して、この区域でどのように歩行者が快適に滞留できる空間を確保していくか。その方向性を検討・検証します。

図2
参考事例:原町田大通り滞留空間創出社会実験(町田市)

また、この社会実験の前後での歩行者や自転車の通行量調査や、社会実験の来場者に対するアンケート調査などを通じて、ほこみち制度の本格稼働により起こり得る課題をあらかじめ整理します。

官民連携協議会

今回のプロジェクトを進めるにあたり、関係の事業者や市民の皆さんと行政が同じテーブルで協議するための場として、(仮称)狛江駅周辺における快適な歩行空間に係る官民連携協議会を設置する予定です。
この協議会では、社会実験の内容の協議・調整と、社会実験後の狛江駅前エリアにおける快適な歩行空間の創出に向けた基本ビジョン(案)の検討を行います。

なお、このプロジェクトの続報は今後もこのnoteで発信していきますので、引き続き皆さまご注目ください!(G)

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