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【BEYOOOOONDS 山﨑夢羽FINAL Wings of Dreams】まだ何も終わっていない。今、始まったのさ。

山﨑夢羽が卒業する。衝撃的なニュースが舞い込んできた日のことはよく覚えている。

私がBEYOOOOONDSを好きになったのは2024年3月、ハロプロ沼に片足を突っ込んでから約2ヶ月後のことだった。既にモーニング娘。とアンジュルムに魅了されていた私は「ひなフェス前に他のグループのことも知りたいな〜」という軽い気持ちで、『眠れる森のビヨ』を観た。

この舞台がとんでもない傑作かつ劇物で、BEYOOOOONDSというグループに一気に引き込まれた。その後、過去のライブ映像・ひなフェス中継・ビヨソニック等の様々な映像を短期間で観漁り、いつの間にか彼女達のことが大好きになっていた。この時既に一岡伶奈ちゃんは卒業しており、映像で見た12人のBEYOOOOONDSにはもう会えないのかと寂しくもなった。

そして彼女たちの初主演舞台『不思議の国のアリス達』を観ている最中、ゆはの卒業が発表された。正直めちゃくちゃショックだったし、寂しかった。でもゆはの決断を応援したい気持ちも本物で、頭がクラクラした。複雑な気持ちのまま参加したビヨフォニック・個別お話会・ツアーはどれも本当に楽しくて、現場にいる時はずっと幸せな気持ちで、BEYOOOOONDSは本当にすごいグループだなと思った。

そしてゆはを笑顔で送る覚悟を決められないまま迎えた卒コン当日、ライビュ会場から出る時の私はめちゃくちゃ晴れやかな気分だった。完全に予想外の展開だが、これは「山﨑夢羽の卒業コンサート」だからこそのもの。初めての卒コンを笑顔溢れるエンターテイメントとしてやり切ったBEYOOOOONDSのこと、その時の私自身の気持ちを文章で残しておこうと思う。

オープニングVTR

ビヨで飾られた街とオシャレなメンバー紹介。ゆはの名前が出る時に現地のオタクがめちゃくちゃ盛り上げてて泣きそうになった。

灰toダイヤモンド

赤チェック衣装かわいい!!そして泣かせる気しかない!!灰toはとにかくビヨの技術大結集!!みたいな曲で、初めて生で聴いた時は衝撃的だった。うーたんとももひのラップ、ゆはの「夜空逆らうように」、美葉ちゃんとりかちゃんの「未来未来にしたくてミラーボール」、ほのぴの超絶ピアノ、しおりんとくるみんのフェイク…好きなポイントが多すぎる。そしてダンスもめちゃくちゃかっこいい。

フックの法則

5thシングルの最推し曲。冒頭の美葉ちゃんのセリフ、「縮こまったままの本当の願い事、君に打ち明けて良い?」のももひ、「ときどきひとり」のりかちゃん、「心の法則」のここちゃん、落ちサビのほのぴとしおりん…好きなパートをあげればキリがないが、その中でも特に印象的なのがゆはとももひのキラキララップ。ゆはのラップパートは珍しいけど、滑舌の良さとよく通るキラキラの歌声がめちゃくちゃラップと合ってて大好き。

求めよ…運命の旅人算

毎分50mで羽ばたくしおりん…ひと足先に夢に向かって3km先を毎分200mで羽ばたく美葉ちゃん…こんなの泣くよ…。今回のツアーのセトリに旅人算が入っていることの意味をずっと考えていたから、卒コンで全てが回収されたような気分になった。1人歩く道、誰とすれ違いどこへ向かえば良い。分からない。答えなら無限大。一足先に夢に向かって走り出したゆはと、10人で進むことを決めたBEYOOOOONDS。きっといつか追いつけるよね。

12分後〜!のニッコニコみいみ、いつも見事なしおりんのホイッスルボイス、キレッキレの
間奏ダンス、「気分上場」美葉ちゃんの全力笑顔、追いつき算のさやりんを全力で応援するオタク達、ライブのパフォーマンス面でも好きなところがたくさんある曲。

ハムカツ黙示録

ゆはがハムカツ齧った〜〜!?ひなフェスで莉佳子がハムカツを齧った時と同じくらい湧いた。この曲はハムカツを食べるみんなの所作と表情が楽しくて、全員のことを見たくなる。中継ではしおみよがガッツリ映されてたけど、仲良く分け合って食べててかわいかった。しおりん今回はOPでハムカツ齧れなかったもんね。
ここちゃんのキリッとした美しい歌声のおかげで「ハムカツに謝りなさい」という謎フレーズにちょっと説得力が出てるのが好きすぎる。そしてアンガーマネージメントの山﨑さん。最後の「は?」の時の表情が好きすぎて、何度も録画を巻き戻して見てしまった。稀代のコメディエンヌ山﨑夢羽。

眼鏡の男の子

眼鏡の男の子シーズン1最終回みたいな冒頭寸劇からスタート。どう考えてもこころくんのカッコ良さがパワーアップしてる。かわいいとか言わないで…ゆはの代わりにオタクが爆発しちゃうから…。

一人二役で全力応援団をやり切ったしおりん、もはや貫禄すら感じさせられるお嬢様風のお嬢様二人組、この曲でだけ泥棒猫になるももひ、動きと佇まいだけで大人しくもかっこいい男子になりきるここちゃん、「今日も目の前にメガネの男の子!」の音ハメと渾身のズコーッと「大したことないじゃん!」を披露するゆは…振られ続けて5年、大したことないと言われ続けて5年、歌い続けて演じ続けて5年。BEYOOOOONDSの代名詞とも言えるこの曲もヒロインの卒業で1つの区切りを迎えるんだなとしんみりしてしまった。

六年バンジージャンプ

夢羽が「ビヨの中で一番好き」と公言していた曲。やってくれて良かった。
大好きなパート「月に住んだり過去に戻れるようになっても」を歌う夢羽がキラキラ輝いていて、本当に最高のアイドルだった。「ワンサイズ無理して買った服」の後のペコちゃんみたいなりかちゃん、いっちゃんから昭和元年を引き継いだ美葉ちゃんなど他メンバーの見どころもたくさんありつつ、ラスサビのゆはりかハート成立に大はしゃぎしてしまった。

夢羽メモリアルメドレー

ゆはの研修生時代を知らない新参オタクなので、感じ取れなかったこともたくさんあったと思うけど、全曲めちゃくちゃ良いパフォーマンスだった。ゆはのことをもっと知りたい。

女の園
ゆはしお〜〜〜〜!!!同期で永遠のライバルの2人にぴったりの曲だね。過去映像アツい。

背伸び
ど名曲。ベンチに座って歌うゆはさやがかわいい。ビヨの持ち曲じゃない上に初めて見る歌割りなのに即座にコール対応するオタクすごい。

笑っちゃおうよBOY FRIEND
この曲初めて知ったけどめっちゃかわいい。くるみんやうーたんのキュートな声とよく合う。

ベーグルにハム&チーズ
ゆはここ〜〜〜!!この曲も初めて知った。ベーグル食べるここちゃんかわいい。2人の仲の良さがめちゃくちゃ伝わってきた。ゆはの「いってくるね〜」よすぎる。つらいときは手を貸すからたまにはここに遊びにきてね。

Memory青春の光
ハモリがすごい。やっぱりBEYOOOOONDSって歌がうますぎる。

ズキュンLOVE
ゆはりか……!!!!!王道かわいい曲ありがとう。何回ハート作るんだこの2人。

GIRL ZONE

雨音から雨ノ森川海のパフォーマンスに進む粋な演出。ツアーではシャッフルメンバーだったから、本家が逆に新鮮だった。ツインテールを暴れさせるみいみが良すぎる。そしてゆはがマイクを落とすトラブルが発生。中継では映ってなかったけど、フォローしたのここちゃんかな?対応力すごい。

音源を聴いてる時からずっと思ってたけど「やっぱぜってぇやめてやんねー」がみいみなのあまりにも需要を分かりすぎてる。シャッフルでほのぴだったのも、本家みいみと同じくらいギャップがあって大好きだった。そして最後のゆはの「聞いてGIRL ZONE」がやっぱり大好きで、最後に聞けて嬉しかった。

こんなハズジャナカッター!

これも「ゆはといえば!」な曲だから聞けて嬉しかった。ツヤッツヤで力強くて、聞いてるだけで元気になれるようなゆはのフェイクが大好き。ハロプロには素晴らしいフェイクをかます子が沢山いるけど、誰とも違った魅力がある。ハロメンフェイク当てクイズをやったら一発で当てられる自信がある。
そして「ナメクジノロノロ ナニヌネノ」で目を瞑る美葉ちゃんも好きすぎる。噛まないかどうか毎回緊張しちゃいそう。「うちらの魅力が光りだす」でバキューンするゆはと「道が見えないのです…!!」のしおりんがあまりにもタイプ違いの二大ヒロイン。

MC

メモリアルメドレーの話。研修生時代の思い出はもちろん、一般加入や研修生時代に絡みがなかった子達にもゆはがやってもらいたい曲を当てはめたの素敵だね。それしてもうーたんのMCがめちゃくちゃ良い。ちゃんと進行しつつも、ほわっとした雰囲気もあってビヨの雰囲気に合ってる。今後増えてほしい。

WORKER讃歌

なんばHatchで初披露されたカップリング曲。平日仕事終わりに駆け込んだ公演だったから、本当に嬉しかったな。ももひに「結果で黙らせるスタイル」、美葉ちゃんに「実直も立派な才能」を当てる歌割りのセンスも良すぎる。あと2番の「ムシャムシャして〜」からサビに入るまでずっと食べてる子がいるのかわいい。中継ではみいみよが抜かれてたけど、美葉ちゃんステーキ食べてなかった?ディティールが凝りすぎてて落語かと思った。難解なコールを頑張るオタクもすごい。

Go City Go

東海道新幹線コラボ楽曲。でっかいタイアップも、メンバーの名前を沢山コールできるのも嬉しい。終盤のカンカンカンカンみたいなコール、現場では「なにこれ?」って思ってたけど踏切の音らしいね。リアクションからしてメンバー発信だと思うけど、ビヨのライブでは本当に色んなことが求められるな。

「せつなぞか〜し」のみいみが流石にかわいすぎて毎回ニヤけてしまう。そして最大の見どころ、さやりんの一句。壮絶な一句争いの話を聞いてからありがたさが増した。

最後の「歌があるからときめくのだろう」のゆはが良すぎて、この素晴らしい歌声がBEYOOOOONDSの曲から消えてしまうのが寂しくて、ツアーで聴くたびにちょっとセンチメンタルな気分になってたな。

Hey!ビヨンダ

初っ端のゆはのスコーンと飛んでくる声も、ビヨンダももひも、激やばフェイクさやりんも大好き!!復活して良かった〜〜!!
間奏ダンスもめっっっちゃかっこいい!!美葉ちゃんの蹴りの角度と勢いがすごい。そしてクラブばりのスクラッチを見せるみいみは何?DJとして進化しすぎている。ゆはっぴーコール嬉しい。映画館の大画面で浴びる「すごいでしょ」美葉ちゃんと「なんで放っておくの」りかちゃんと「なんで黙ってるの」しおりんの破壊力もすごい。

女の子のめんどくさかわいさを全面に出した歌詞はハロプロの定番だけどビヨではちょっと珍しいから、ビヨンダはいつも新鮮な気持ちで楽しんでる。めんどくさかわいい女の子の曲として聴くにはビヨンダの癖が強いけど。

VTR(有酸素ガールズ)

有酸素ガールズってなに?有酸素フレッシュってなに?無酸素解放ってなに?最後のおたまってなに?NEO BEYOの円盤で見たあれが卒コンで帰ってくるの、あまりにもBEYOOOOONDS。突然の小島よしおで笑っちゃったの悔しい。

恋愛奉行

赤チェック衣装のアレンジかわいすぎる!!夏のハロコンでも着てほしい!!
そして奉行はツアー同様、カスタネットverでお届け。私は今回が初めての現場だったからカスタネット奉行しか知らないけど、通常奉行はまた全然違う雰囲気になりそう。ツアーではコールとカスタネットとペンライトのバランスに苦戦してるっぽいオタクがそこそこいた。くるみんのお奉行様パートでめちゃくちゃちょっかいを出すメンバーかわいい。やんちゃな妹達。

涙のカスタネット

映画館でカスタネット叩けたよ〜〜〜!!!ライビュのオタクのカスタネット所有率、ビヨフォの2階席より高かった気がする。この曲はツアーの神戸公演でりかちゃんにめちゃくちゃ監視されながらカスタネットを叩いた印象が強い。最後列だったけど、めちゃくちゃ見られてた。圧がすごかった。

要所要所で羽ばたくメンバーがかわいいし、カスタネット爆叩きパートで背中合わせになるゆはしおが熱い。ゆはの力強い「辛い時はカスタネット叩こうぜ!!」も大好き。謎の説得力がある。最後のセリフで「幸福が訪れるように」を「ゆはっぴーが訪れるように」に変えるここちゃんが粋すぎる。

ビタミンME

ME!ME!もっともっとGive me!ビタミンME!
\\\\\みいみ〜〜〜!!!!/////
現地でこのコールやりたかった〜〜〜!!!今後の楽しみにしよ。
みよここの「かっこよくいるにも」の後のコールが黄色い悲鳴すぎてちょっと笑っちゃった。分かるよ。かっこいいよね。ポンポンを落とした後のりかちゃんの表情が好きすぎるし、I字バランスのうーたんもすごい。そしてしおりんの「私には可能性が詰まってるんだぞい!」かわいすぎて罪。

虎視タンタ・ターン

うーたん「この時代、ヒロインは夢羽だ!」
みいみ「負けてられっか!」
流石に泣いた。羽ばたくゆはに負けないように、10人のBEYOOOOONDSも目一杯輝いてくれ。当たり前のようにやるから麻痺しがちだけど、初っ端のアカペラやばすぎる。何でこんなに歌が上手いんだ。
「準備OK?」でバチっとウインクきめてくるしおりんが流石すぎる。かわいい。決めてほしい時に絶対に決めてくれるの大好き。
そして間奏のゆはしおフェイク、ビヨフォで初めて生で聞いた時、感動しすぎて前後の記憶が飛んだ。

夢さえ描けない夜空には

開幕のほのピアノが好きすぎる。涙が出そうになるほど優しい音を奏でてくれるよね。オーケストラ演奏も加わるビヨフォでは特にほのぴのピアノのすごさを感じた。BEYOOOOONDSに入ってくれてありがとう。

くるみんがいっちゃんから引き継いだ「もしもそう思えない世界ならきっと」に色んな想いがこもっているのを感じて、ツアーで毎回に泣きそうになってた。まず「君が君として生まれたことって素敵だよ」の後に「もしもそう思えない世界なら…」って続く歌詞が良い。
私が行った現場はビヨフォ含めビジョンが全くなかったから、ももひが身振り手振りで歌詞を教えてくれて助かった。ビヨのオタクってなんでこの規模での伴奏なし合唱が揃うんだろうね。なんか歌上手いし。

アツイ!

まさのタオル回しリミックス!!フェスみたい!!アツイ!!
ツアーではみようーのダンスに釘付けだった。2人ともライブハウスとは思えない規模と勢いで大暴れしてるのよ。あと全てをうちわで代用しようとしてるメンバーが多くて可愛かった。そしてゆはりかのエアギターもこれで最後かもしれないと思うと途端に切なくなった。数年後に復活とかしたら泣いちゃうかも。

MC

中継では決定的な場面が映ってなくて気づけなかったけどアツイ!で美葉ちゃんが転んで足を捻ってたみたいで、ここのMCでゆはがそれを気遣ってるのが映ってた。そしてこころちゃんの声も掠れてきていて、それでもめちゃくちゃ盛り上げてくれた。ライブハウスでのライブってめちゃくちゃ楽しいけどめちゃくちゃ消耗するよね。本当にお疲れ様です。やり切ってくれてありがとう。

ニッポンのDNA

足痛かっただろうに開幕からぶち上げてくれてありがとう美葉ちゃん。何も知らないライビュ勢は爆湧きしてたよ。ほのぴのショルキーも大好き。ビヨフォではいくろうさんとデュオでぶちかましてて会場のボルテージが最高潮だった。
そしてDNAエアギター問題、眼鏡の男の子の普通の女子高生3人組問題、オタクはずっと思ってたことだけどついにメンバーが言及。どうなるのかはまだ分からないけど、メンバーが納得できる形になるといいな。

愛はまるで静電気(夢羽ソロ)

真っ赤に染まる豊洲PITと特大の夢羽コール。ドレスのゆはを見たいけど、ずっと出てこなくても良い。卒コンのアンコール前のコールってめちゃくちゃ複雑な気持ちになるね。

そして真っ白なドレスに大きな羽をつけたゆはが登場。まさに天使だった。流れる°C-uteの円陣とかわいい前奏…愛はまるで静電気。あやや曲を予想してたから意外だったけど、サビの歌詞で想いが伝わってきた。「こんな不器用な私を見つけ出してくれてありがとう」って言うけど、むしろ見つけさせてくれてありがとう。ゆはが輝いていてくれていたから見つけられたんだよ。

曲の間に手紙なしでメッセージを暗唱するのも、曲の中でのセリフや寸劇が多いBEYOOOOONDSらしくて、目頭が熱くなった。「いつか思い出す"あの頃"にきっと私の存在が入っていますように。」という言葉には映画『あの頃』の今泉監督も触れてくれていて、ゆはの個人でのお仕事とそこから繋いだ縁もずっと確かに残っていたんだなと思ってとても嬉しかった。

BEYOOOOONDSでの日々を「正しい青春」と言い切ってくれて本当にありがとう。
夢の羽 広げて飛ぶよ ビヨンビヨン(字余り)

Oh!カンターレ

ツアー衣装…!!!!!!そしてOh!カンターレ初披露!!ほのピアノで伴奏してるのも相まって、卒業式みたいな雰囲気だった。りかちゃんがデカリボンからヘアピン×ハーフツインにフォームチェンジしてたけど、ピンの中にライトブルーがあってめちゃくちゃ素敵だった。ネイルも赤とライトブルーだった。直接言葉に出すことはできなくても、2人の卒業式だもんね。

そして美葉ちゃんの「ハッピーエンドと信じたい」が頭から離れない。いっちゃんのこと、ゆはのこと、10人のBEYOOOOONDSのこと。捉え方は人それぞれだし、これからどうなっていくのかもわからない。それでもハッピーエンドだと信じたい。少なくともこの卒コンは私にとってめちゃくちゃゆはっぴーなコンサートだったよ。

MC

ゆはへのメッセージがメインの最後の挨拶。

平井美葉ちゃん
衣装の袖からトランプが出てきた時、泣きながら笑っちゃった。その状態であの感動的なカンターレをやってたんですか!?泣いても大丈夫なように原稿を用意するの、真面目で律儀でかわいくてちょっと面白くてめちゃくちゃ平井美葉だった。「どんな選択も花丸にできる力」という言葉選び、運命の旅人算の「花丸なんだ」が大好きだから嬉しかった。もっとダル絡みして欲しかったのかわいい。2人の舞台裏ルーティーンもみせてくれてありがとう。そして「上見たらゆはがいるよ!」は卒コン史に残る迷台詞かもしれん。

里吉うたのちゃん
一般加入組のうーたんから出てくる「ゆはがキラキラアイドルなことは知ってたから、同じグループに居られることがいつも新鮮な気持ちで嬉しかった。」という言葉の重さ。
そして「うーたんって呼んでくれてありがとう」からのうー(低音)。ちょっとぁまのじゃくなゆはもかわいいね。オタクには聞かせてくれない耳うちめちゃくちゃ良い。最後の「綺麗だよ…!!」の感極まり方が結婚式で娘を送り出す時のやつなんよ。

清野桃々姫ちゃん
ゆはへのメッセージを伝える前に今回のライブハウスツアーへの想いをたくさん話してくれてありがとう。ツアーに参加しながらも卒コンでは現地に行けなかったオタクは私含めたくさん居たと思うし、本当に嬉しかった。ビヨを引っ張るももひのこと楽しみにしてる。令和に生きる新風世代」がこんなに似合う子ほかにいない。最後の「こころくんずっと取ってごめんね♡」で笑っちゃった。泥棒猫の芝居がうますぎる。

岡村美波ちゃん
心底寂しそうなみいみの姿でこっちまで涙腺が崩壊した。卒コンとは思えないほど笑顔で溢れたとても楽しい公演だったけど、やっぱり寂しい気持ちは消えてくれないからさ。一緒に寂しがってくれて、沢山泣いてくれてありがとう。
みいみはビヨソニックであれだけかました後の自己採点が低かったのが印象的で、まだ10代なのになんて向上心の高さなんだと驚いたのを覚えている。ゆはのようなキラキラしたアイドルになる!と宣言するみいみは「本物のアイドル」だったよ。

島倉りかちゃん
「素直に受け取れないこともあったけど、本当は嬉しかったよ。全部。」
「伝わってた。」
ゆはりか、完結。ハグされた後のドヤ顔ピースと「大好きだよっ」言い逃げに対する「マジ好きっっ!!」卒コンで鞘師へのキスが成功した道重さゆみばりの名場面でしょ。

「うるっとする瞬間があってもゆはを見ると引っ込む」「夢羽でいてくれてありがとう」はまさにこの卒コンを体現する言葉だと思った。ゆはが笑顔でコミカルで居てくれるから、メンバーもオタクも明るくなれる。翌日のりかちゃんのブログも泣いちゃったな。


小林萌花ちゃん
あの後に真面目な話できるのすごい。暗黙の了解でゆはがセンターになっていたこと、その重圧と難しさについて、ゆはの存在の大きさと10人のBEYOOOOONDSについて。アイドルはもちろん、ピアノの世界でも色んな経験をしてきたであろうほのぴの言葉は重くて刺さる。そしてゆはりかを踏まえた上で天丼ハグピース。ギャップがすごい。ほのぴのこういうノリの良さ大好き。指ピアノを所望するゆはもかわいい。

前田こころちゃん
ここちゃんのバーイベにゲスト出演したゆはが「大丈夫な人にしか大丈夫って言わない」と言っていたのが印象的で、こういうことをサラッと伝えられるゆはだからここちゃんの心も前向きな方に持っていけるんだなと思った。
そしてここちゃんの「これからの人生、これまで過ごしてきた人生よりきっと長く一緒にいる」も刺さった。同じグループじゃなくなってから、なんならアイドルじゃなくなってからの方が、2人の人生は長い。私たちが見守れるのは本当に短い一瞬の煌めきなんだなと改めて感じた。アイドルって刹那的で切なくて本当に美しい。ゆはここはおばあちゃんになっても仲良しでいてね。

感動的な挨拶をした後でネックレスに捕まるゆはと、助けられないここちゃんと、無言で助けるりかちゃんも可愛かった。そしてせっかくゆはに寄って行ったのにアピールが足りなくて無言で見守るだけになっちゃったしおりん…パフォーマンス中は完璧アイドルなのに、こういう時は不器用なの本当にかわいい…。

江口沙耶ちゃん
最初に小声で「歯ぶつかっちゃった…」って言ってるのかわいすぎ。ゆはさやは仕事仲間というより親友って雰囲気なのが本当に好き。親友だけど憧れだったって素敵な言葉だね。
そしてゆはがさやりんの魅力をもっと発信したいと思ってることにめちゃくちゃ共感した。
今回のツアーで初めて生でBEYOOOOONDSを見て、「現場だと映像の何倍も魅力が増し増しになるな」と思った回数が一番多かったメンバーがさやりんだった。本当に自信を持ってほしいし、自信をつけられるような言葉をかけ続けてくれたゆはに感謝してる。ハロメン唯一の兵庫県出身者がさやりんであること、同郷の私は本当に嬉しいです。凱旋公演に行けてよかった。

西田汐里ちゃん
赤のペンライトを振るオタクについても触れてくれてありがとう。
同期でライバルのしおりんがゆはについて「こんなにステージが似合う、ステージで輝ける女の子を知らない」と語るの、「頑張れカカロット…お前がナンバーワンだ」ばりにアツイ。ゆはしおは少年ジャンプだったのかもしれない。
最後に「応援してるよ」「おせわになりました」ってちょっと他人行儀になるのもかわいい。SeasoningSお姉さん達には結構甘えてるしおりんが、ゆはに対しては不器用になるの良すぎる。いつかまた一緒に歌ってほしいし、絶対にまたハモってほしい。2人には永遠のライバルでいてほしい。

高瀬くるみちゃん
「夢羽、BEYOOOOONDSは楽しかったですか?」
「当たり前やん」
あまりにも「リーダー」すぎて泣いてしまった。「普通に生きてるだけで人を元気にさせられる太陽のような存在」が本当に一握りの特別なアイドルであることを分かっていながら、「BEYOOOOONDSの太陽になる。妹たちばっかりに任せてらんない。負けてらんない。」と宣言するくるみんがめちゃくちゃかっこよかった。
「太陽になれるように」のあとに「なれるかわかんないけど…」と付け足したくるみんに、「眩しい〜」みたいなリアクションする他のメンバー達が優しくて可愛くて面白くて最高だった。そしてくるみんを抱き止めるために掲げたゆはの手の位置の低さよ。すしざんまいの角度。

山﨑夢羽ちゃん
「ゆはが頑張れる源はみんななの。80歳90歳になっても変わらない。」「みんなに褒められるのが一番嬉しい。みんなに褒められたくてずっと頑張ってきたの。」

ゆはの原動力はBEYOOOOONDSのメンバー達だったんだ…そして卒業後もそれは変わらないんだ…。いっちゃんが卒業して、そこからあまり時間が経たないうちにゆはも卒業を発表して、色んな憶測が飛び交った。中からも外からも色んな言葉がとんできて、もうTwitterを見たくないと思う日もあった。でもそういうのもう全部吹っ飛んだ。
BEYOOOOONDSで活動できてよかった、BEYOOOOONDSのみんなが大好きだと断言してくれてありがとう。

伸びしろ〜Beyond the World〜

「伸びしろ、うちらには伸びしろあるから。まだ何も終わっちゃいない、今始まったのさ。」
「何かやってくれそうな気持ちにさせる人」
「心の羽広げて羽ばたくあなたとbeyond the world」

今日のために作られたの?ってくらい、山﨑夢羽の卒業コンサートにハマる曲。BEYOOOOONDSはそれぞれの個性と技術が光る最高のグループで、全てにおいてクオリティが高い。それでも彼女達にはまだまだ伸び代があるし、12人から10人になっても道は続く。
そしてそこから羽ばたく山﨑夢羽もまた「何かやってくれそうな気持ちにさせる人」なのだ。

りかちゃんの力強い「大丈夫!この道は未来に伸びている!」を聞いて、10人になるBEYOOOOONDSと1人になるゆはへの不安や心配が消えた。きっと彼女達の夢は今始まったばかり。そう思わせてくれるBEYOOOOONDSと「伸びしろ」はすごいな。

エンディングとダブルアンコール

一切涙を見せず、最後まで笑顔を貫くゆはと、モニターに映る「みんなに会えてゆはっぴー♡また遊ぼうね!」
終演のアナウンスが流れる中でも響き渡る夢羽コール。マイクなしで「ゆはっぴー」「あいちてるよ」「本当にありがとうございました」と叫び、羽ばたきながら帰っていくゆは。儚さや寂しさだけでなく明るさや楽しさを感じさせられる山﨑夢羽らしい幕引きだった。

総括

ゆはの卒業が発表されてから卒コンが始まる瞬間まで、私の頭の中では『眠れる森のビヨ』の劇中歌「永遠になればいいな」がずっと流れていたような気がする。12人のBEYOOOOONDSが永遠になればいいな。夜が明けなきゃいいな。そんなの無理だと分かっていても幸せな夢の中にいたいな。新参の私でさえそう思ってしまったのだから、12人を長く応援してきた先輩オタクの皆さんや、12人でずっと頑張ってきたメンバー達の心境は計り知れない。

それでもBEYOOOOONDSは現実に存在するアイドルグループだから「永遠」も「不変」もありえない。それは寂しいけれど決して悪いことではなくて、「伸びしろ」があるからこそ変わっていけるし、夢に向かって羽ばたいていける。「あの頃は素晴らしかった、でも明日はきっともっとずっと楽しいよ」と笑顔で歌ってくれる彼女達の未来が明るくない訳がない。そして違う道を歩いていても、夢羽はずっとBEYOOOOONDSと共にある。まだ何も終わっちゃいない。今始まったのさ。そう思わせてくれたとても素敵な卒コンだった。

これからもBEYOOOOONDSと山﨑夢羽のことを全力で応援したいし、彼女達の変化と進化を見守っていたい。
そしてもし許されるのなら、一岡伶奈ちゃんの幸せも願わせてほしい。リアルタイムで出会うことができなかったファンも虜にしてしまうほど素敵ないっちゃん。彼女の人生がどうか穏やかで幸せなものでありますように。

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