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【アンジュルム佐々木莉佳子FINAL 愛情の世界へ、君もおいでよ 感想】初めて見届けた推しの卒コン

2024年6月19日、佐々木莉佳子さんがアンジュルムを卒業した。工藤遥さんと『LILIUM 少女純潔歌劇』がきっかけでハロー!プロジェクトを好きになってから早5ヶ月。ハロプロどころかアイドルをしっかり追いかけるのも初めての中、あまりにも早いタイミングで直面してしまった一大事が「推しの卒業」である。

そもそも私が佐々木莉佳子さんを好きになった時、彼女は既に卒業を発表していた。当時の感覚としては「推しの卒業」というより「卒業予定のアイドルが推しになってしまった」に近い。「推しは授かり物」とはよく言ったもので、タイミングも対象も自分の意志だけで選ぶことは難しい。
しんどくなると分かっていても、好きになってしまったからにはできることはしたい。
現場に行ったり、グッズや円盤を購入したり、リミスタに申し込んだり、コールを覚えたり。FC先行でNHKホールのチケットを取って現場の色んなことを教えてくれた相互さんや、おすすめコンテンツを教えてくれた匿名マシュマロ送信者さん達には頭が上がらない。新規に優しいオタク達、ありがとう。

そして迎えた卒コン当日。現地に行くことはできなかったが、ライブビューイングのチケットを取った。号泣しながらもしっかり見届けた推しの卒コン、せっかくなので自分の言葉で感想を残しておこうと思う。

オープニングアクト
ハロプロ研修生ユニット改めロージークロニクル、おめでとう!私にとってはデビューから見守ることができる初めてのハロプロのグループ。各メンバーの詳細はまだ何も分からないけど応援していきたい。最後の挨拶での上村麗菜ちゃんの「以上〜!」がかわいすぎる。

ダンスパフォーマンス
圧倒的感謝。とにかくかっこよく美しく情熱的。こういうダンスと表情に魅入られて莉佳子のこと好きになったんだよな〜と改めて噛み締めた。赤い衣装がとんでもなくハマってる。あと眉毛とおでこが見える髪型にしてくれたの嬉しすぎる。

大器晩成
初っ端からずるい。スマイレージがアンジュルムに改名してから初めて発売された曲で、莉佳子を含む3期メンバーのデビュー曲。色んなメンバー編成でのパフォーマンスを見たけど、この曲からもオリメンがいなくなってしまうんだな…。そしてわかなちゃんの髪型はなに?おでこ出しスタイル初めて見た。かわいすぎる。今、夏が来て君は綺麗になった。

出すぎた杭は打たれない
歌詞も曲調もめちゃくちゃ「アンジュルム」で大好きな曲。Aメロでメンバーの名前をたくさんコールできるのも、莉佳子がセンターになる間奏のダンスも好き。そして全員でピタッと止まるのラストがめちゃくちゃかっこいい。そこで抜かれた莉佳子の表情も最高の極み。

マナーモード
「意味なく騒ぐ都市♪流れに、乗って♪進む」
\\\\\\莉佳子〜〜〜!!!!//////

ライブ映像を見ながらやってみたいな〜と思っていたコールだったから、NHKホールで初めてできた時は本当に嬉しかった。その後の「私の真夜中を埋め尽くしてる〜」から後ろに下がっていくまでの動きと表情も全部好き。
この初っ端の莉佳子無双の後にかみこ(元々はあやちょ)のパートがくるのも、「抱きしめてほしい」で抜かれた時のれらの笑顔も、ラスサビのかみこ→莉佳子→わかなちゃんの流れも好き好き大好き。一番アガるタイミングでウインクかましてくれるの助かる。

美々たる一撃
後輩メンバーの見せ場が多い曲。この曲の花ちゃんの歌声と普段の喋りのギャップがすごい。ぺいのバキューンにぶち抜かれたり、「圧倒的なラブ」のケロにメロついたり、「夜泣きしても1人きり」から始まるれら無双でぶっ倒れたりと色んなことが起こったが、その中でも特に印象的だったのが完全に歌唱の要になっている松本わかな。激ムズパートも魅せるソロもラップもなんでもこなしてしまう歌唱力と表現力。加入当初の映像を見た時から歌が上手いという印象はあったものの、今回で完全に覚醒した気がする。そしてすごいのは後輩達だけではない。「愛してあげる」のかむちゃん、ラスサビのスーパーかみこタイム、莉佳子の鮮やかな脚上げ…もはや見所しかない。

七転び八起き
現場で見た時に一番感動した曲。難解でかっこいい振り付けに溢れ出す表現力。ずっっっっとダンストリオに釘付けだった。莉佳子・鈴ちゃん・しおんぬは3人ともダンスのタイプが全然違うから見ていてめちゃくちゃ楽しい。あと「次がチャンスだよ」のれらがめちゃくちゃかわいい。

MC
あれだけかっこいいパフォーマンスをやった後にかわいすぎるMCを炸裂させる佐々木莉佳子、本当に沼。「たのしい〜」が無邪気すぎて顔面崩壊した。本当に可愛くて明るくて素直で最高なGIRL。

うわさのナルシー
アンジュルムの中では少し珍しいK-POPっぽい曲調だけど、自己愛がテーマの歌詞はめちゃくちゃアンジュルム。「ごちゃごちゃうるさい」「好きでもない自分でさ、愛しては傲慢では」などなど強めの歌詞を歌いこなすれらがめちゃくちゃ良い。あと個人的にケロの声質がこの曲とめちゃくちゃ合ってると思ってて、最初の「どこからどう見ても良い女」からグッッっと掴まれた。「ごめんね」のぺいもかわいい。

Uraha=Lover
大好き曲。「未来に涙止まらないのに」を体現するかのように大号泣してしまった。莉佳子やれらの低めの歌声がめちゃくちゃ曲とマッチしててやっぱり大好きだなと思った。そしてタケちゃんから「ほっとしてるくせに」を引き継いだれらとわかなちゃんがかわいすぎてそこでも泣いた。オタクはかわいすぎるものを見ると泣く。莉佳子の「ほっとしてるくせに」は国とか獲れる。

23時のペルソナ
アルバム曲とは思えない盛り上がり。大人の表情をしたわかなちゃんの美しさに気を取られて(?)、莉佳子とぺいの「子どもじみてるこんな風に」を撮り逃す中継カメラがちょっと面白かった。わかなちゃんが可愛いからオールオッケーだけど、円盤には入れてくれると助かる。

全然起き上がれないSUNDAY
意外すぎる選曲にオタクのざわめきからスタート。まさかこの曲が卒コンで披露されるとは。むろのラストシングルだったと後から知って仲間想いな莉佳子に泣いた。
元々目力が強いケロとしおんぬが曲にどハマり。「そう微かに」のわかなちゃんの怖くて美しい表情と、間奏で炸裂するれらのバレエ仕込みダンスも好き。そしてCメロからラスサビにかけての「全然起き上がれないSUNDAY」かむちゃん→「まじこのまま許さない」かみこ→「ねえ返してよ」莉佳子のコンボがすごい。

忘れてあげる
全起きラストの全員が寝っ転がった状態から起き上がってのスタート。そしてまた失恋曲。こちらも意外な選曲だったけど、後からあいあいのラストシングルだと聞いて納得した。「忘れてあげる」って言うけど、オタクは莉佳子のこと忘れられないし忘れたくないんだよな…みたいな邪念が入ってしまった。でも最後に抜かれた莉佳子の表情がかわいすぎてそういう邪念も全部吹っ飛んだ。

気仙沼凱旋公演のVTR
これはずるい。完全に泣かせにきてる。パフォーマンス中は泣かないプロ意識とMCの時は泣くことをOKしたかわいさで頭爆発しそうだった。少し前にケンミンショーで気仙沼公演のことを楽しそうに話してくれていたから、MCを見せてくれて本当に嬉しい。「人生は選択の連続。踏み出すのは怖いけど、踏み出してよかった。」という言葉がとても深く刺さっている。
大好きな地元を離れて東京でアイドルになる道を選んでくれたこと、最後に地元に帰ってきて本当の意味での「凱旋公演」を実現させたこと、佐々木莉佳子さんの選択の全てに感謝。

魔法使いサリー
サリーちゃんを泣きながら聴くことになるとは。涙をふっ飛ばす勢いのめちゃでか音花火でちょっと笑ってしまった。この曲はハッピーフラワーの2人のパートが多くて、美々たるとのギャップがありすぎる花ちゃんのめちゃかわボイスに驚かされた。あとゆっぴょんのダンスも好き。2人ともまだ伸び代がありそうだし今後が本当に楽しみ。原曲ではあやかのんが担当してる台詞パートをかみかむがやってたのも大好き。

ショートカット
なんとなくショートカットのイメージが強い鈴ちゃんと、ショートになってから新規オタクを増やしまくっているぺいにピッタリの選曲。かわいい。莉佳子も加入時はボブだったしね。「世界中を旅したい」の鈴ちゃんの伸びやかな歌声が大好き。

天真爛漫
ハッピーフラワーと3人で。アンジュ曲とのギャップがすごい。ノリノリで踊りながら待機するメンバーがかわいい。

パン屋さんのアルバイト
とにかくオタクのざわめきがでかかった三色団子とのパン屋バイト。ショートカットのB面ってことで、私は音源すら持ってなかった。これを機に買った。アンジュ曲では大人っぽく見えたわかなちゃんがこの曲ではきゅるっきゅるでかわいかった。

自転車チリリン
かみこがデュオで自転車チリリンをやってるのを見ると自動的にセンチメンタルな気分になる。船木結卒コンでふなちゃんと2人でやってたイメージが強い。かむれらも含めて4人で自転車こいでるの見て泣いた。

有頂天ラブ
はい!!国歌!!アンジュルムのライブで聴く有頂天LOVEは紅白で聴くマツケンサンバと同じくらいアガる!!前日のBEYOOOOONDSのライブで何故か予習ができていたので、自分でもびっくりするほど自然と身体が動いた。ありがとうDJみいみ。タケちゃんが卒業して、もうアンジュルムのライブでスマイレージの曲を聴くことはないかもしれないと思ってたけど、杞憂だった。スマイレージのことも大切にしてくれてありがとう莉佳子。

交差点
有頂天ラブとの温度差でグッピー死ぬし、オタクは号泣。「新しい未来が見え始めた。だけど君は別の道を選んだ。勿体無いけど確かに君らしいね。」という寂しさも誇らしさも応援したい気持ちもグループへの愛も卒業メンバーへの愛も詰め込んだサビの歌詞が大好き。「佐々木さんは落ち込んでいることに気づいてくれるし、私も佐々木さんが落ち込んでいたら気づく。」と話していたれらが「だけど君の目を見ていたら決意は伝わったよ」を歌っていて、ササレイが好きな私は息絶え絶えだった。

Forever Friends
涙を流しながら地声で「だーいすき」と叫び、瞬時に顔を切り替えて笑顔で歩いていく莉佳子の姿があまりにも「アイドル」で「アンジュルム」で「スマイレージ」でとても眩しかった。そしてまさかのサインボール投球。歌いながら何かを食べる仕草をするケロがかわいくて思わず笑ってしまった。そしてラストに謎のポーズでキメる莉佳子と、それを見たかみこの「それはなんですか?」が大好きすぎる。結局はりかみこでしょ。

MC
橋迫→為永→川名の茶番劇…をぶった斬るわかなちゃんの流れが大好き。あと愛の三三七拍子を受け止める莉佳子の仕草がかわいすぎる。

赤いイヤホン
歌詞と振り付けが大好きな曲で、私にとってはアンジュルム曲を積極的に聴くようになったきっかけの一つでもある。強い歌詞だからこそ、かむちゃんのスイートボイスとかみこのクリスタルボイスが映えまくり。「だけどどっかで夢見てる」めちゃくちゃ難しそうなのに、毎回バチっと決めてくるかみこって本当にすごい。

アイノケダモノ
開幕の莉佳子センターダンスが好きすぎる。終盤のレイラ様タイムとそれに負けない勢いで攻めるかむちゃんがアツい。そして最後の「覚悟してて」からの莉佳子の表情がずっっっと最高。

愛されルートAorB?
開幕のりかかむダンスが凄すぎて何回見ても慣れない。「答えの見えないAorB」のれらの声の裏返り方、桃奈→タケちゃん→わかなちゃんと引き継がれていった「もうやめたいめんどくさい」、「でもそんな勇気はないし」で抜かれた花ちゃんの表情、「器用に不器用なふりなんてそんなうまくできない」でずっとイケ散らかすぺいなどなど好きポイントが多すぎる。
卒コンだからか、各曲のラストカットは殆ど莉佳子になっているけど、いつも絶対に映える表情をしているのが本当にすごい。

次々続々
ハロプロの中で一番好きなイントロを持つ曲。
息をするようにウインクをするれらに撃ち抜かれた隙をついてくるぺいの「大人じゃん」。オリジナルのあやちょとは全然違う「大人じゃん」で「これもアリだね!?」と思わせてきたぺいが本当にすごい。このかっこよさでまだ17歳なのなに?
そして「ターケー」コールで大盛り上がりしていたタケちゃんの間奏ダンスが「たーめー」にシームレスに移行したのも大好き。しおんぬが生き生きしていてかわいい。
更に莉佳子の「大切なものはいつだってひとつしかない」爆イケ全振りバージョンも大好きだけど、今回の感情が強めに出ている感じがめちゃくちゃ深く刺さってしまった。同期のむろから引き継いだパートの最終形態…。

46億年LOVE
大号泣。あまりにも愛に溢れている。「結局はラブでしょ」がこんなにも似合うコンサートが未だかつてあっただろうか。
「一生守るとすぐに誓うけど」でめちゃくちゃ嬉しそうにかみこと指切りするわかなちゃん(元かみこ推しアンジュオタク)にほっこりした。そしてこれはいつものことだけど、ふなちゃんからかむちゃんに引き継がれた「夢に見てた自分じゃなくても真っ当に暮らしていく今どき」で更に涙が溢れた。何者にもなれていない社会人に沁みすぎる歌詞。
そして莉佳子と卒コンといえばリーダー(和田彩花・竹内朱莉)を抱き上げる伝統芸。今回は鈴ちゃんがそれを引き継ぎ、莉佳子を抱き上げようとしていた。莉佳子のでっかい愛は後輩に受け継がれていく。愛は超える46億年に準えて、アンジュルムも46億年続いてほしい。

夏将軍
持ってきていたタオルは涙を拭くのに使ってしまっていたので、泣きながらペンライトをぶん回した。「気づけばむちゃくちゃこの世は矛盾だらけと」からみんなが集まってくる場面が何回見ても大好き。莉佳子とわかなちゃんの体格差に感謝。

君だけじゃないさ…friends
真っ白のふわふわドレスで真珠の涙を浮かべる佐々木莉佳子の姿に「アンジュルム(天使の涙)ってこういうことか………」と思い知って、涙で画面がぼやけた。東日本大震災に直面して「笑顔や幸せは当たり前じゃない」と悟り「だからこそ誰かの光になりたい」という想いでアイドルになった莉佳子。そんな彼女が選んだ曲の歌詞が「きっとみんな苦しいんだ 君だけじゃないさ」であることを噛み締めながら聴いていた。そして「この体 一つなのに まるで心 2つあるみたい」はドレス姿の莉佳子の可愛さと卒業の寂しさ、2つの意味で涙を流していた私の心境ともマッチしていた。
更にモニターに映っていた現役アンジュルムメンバーの写真が3期の3人に変わる最後の演出。卒コンがなかった相川茉穂、コロナ禍の無観客ひなフェスで卒業していった室田瑞希。新規ファンの私はここで初めて2人の想いものせて歌っていたのだと気付いた。そして莉佳子の「愛情の世界」には現役メンバーとファンだけでなく、卒業済のメンバーとそのファンも含まれているんだと改めて感じさせられた。2人が最近SNSを開設して表舞台に出てきてくれていたのも、この演出のためだったのかもしれない。

手紙
言葉を大切にしてきた佐々木莉佳子さんが便箋9枚に書き綴ったお手紙。わざわざ語るのも野暮かな〜と思ったけれど、話したいことがあまりにもたくさんあるので書かせてもらう。

初代リーダー和田彩花の卒業コンサート「あるとき生まれた愛の提唱」二代目リーダー竹内朱莉の「アンジュルムより愛をこめて」世紀の名盤「BIG LOVE」そして代表曲の「有頂天LOVE」に「46億年LOVE」。アンジュルムのことを話そうとすると必ず「愛」という言葉にぶつかる。莉佳子が考えた自身の卒業コンサートのタイトルもまた「愛情の世界へ、君もおいでよ」だった。

そんな莉佳子が「愛」について「自由で難しくて歪で時には涙が出るほど苦しいもの」だと語ったのがとても印象的だった。莉佳子は愛が綺麗でキラキラしただけのものではないと知っている。それは先に飛び立った先輩や同期、後輩も含めた全てのメンバーの様々な感情を受け止めてきたからこそなのだろう。

そして私を含め多くのファンの愛も、きっとただ綺麗なだけのものではない。卒業は彼女がより大きく羽ばたくために必要な前向きな第一歩だし、アンジュルムという素晴らしいグループから旅立つ彼女の選択をかっこいいと思う。そして卒業すると分かった上で彼女を好きになったのは私の意志だ。それでも私は、愛情に溢れたこの卒コンをただ純粋に楽しむことも、卒業を心の底からお祝いすることもできず、「寂しい。行かないで。」と思ってしまうことを止められなかった。だから愛を綺麗なだけのものではないと理解した上で、それでも「愛は重くてなんぼでしょ」と言ってくれたことに勝手に救われた。

もう一つ心に深く刺さったのが「出会うタイミングは人それぞれ。あなたと私が出会えた今の時代を生きることができて幸せ。」という言葉。卒業発表後の佐々木莉佳子しか知らない私は、この数ヶ月で何度も「もっと早く出会いたかった」と思ってきた。ファン歴の短さに引け目を感じたこともあった。だからこそ莉佳子が多くのファンの「もっと早く出会いたかった」という感情に向き合ってくれたこと、時期を問わず全ての出会いに感謝してくれたことが本当に嬉しくて涙が止まらなかった。

そしてメンバーへの想い。「メンバーである前に一人間。人間らしく生きることは時に難しいけれど、みんなの人間らしいところが大好き。」という言葉が頭から離れない。小学生の頃からアイドルとして生きてきた莉佳子が「人間らしく生きることは難しい」と語る姿に胸がざわついた。ただのファンである私は応援することしかできない。それでも特殊な環境下で笑ったり泣いたり削られたり打ちひしがれたりしながら必死で輝こうとしている後輩アイドル達に、莉佳子の言葉が届いてくれたら良いなと祈っている。

旅立ちの春が来た
交差点(見送る側の気持ち)を泣きながら歌い、他曲やお手紙を挟んで、旅立ちの春が来た(旅立つ側の気持ち)を笑顔で歌う。この流れが大好き。中継の画面に映るファンも「女の花道を笑顔で送り出して」を体現するように笑っている人が多いのがすごい。愛情の世界だね。

各メンバーのコメント
全メンバーとても素敵な挨拶をしていたけれど、その中でも特に印象的だったのがぺい、れら、かむちゃん、かみこだった。

平山遊季
17歳の女の子が23歳の女の子に向けて、涙を流しながらヒーローのような言葉を贈ってる様がブッ刺さってしまった。オタクと後輩達の幸せを願ってくれる莉佳子にこそ誰よりも幸せになってほしいよね。本当に。代弁してくれてありがとう。本人もコメントの重さを自覚していたけど、それを「重くていいよ」と受け止める莉佳子がとてもかっこよかった。

伊勢鈴蘭
卒業を聞いた時の話や莉佳子との日常の話を交えて誰よりも寂しさを全面に出した挨拶をしてくれた。2人が過ごしてきた時間の重さと濃さと、2人の間にしかなかった空気が伝わってきて涙が止まらなかった。そして応援したい気持ちより寂しさが勝ってしまっていた私の心にはれらの挨拶がピッタリとハマった。
NHKホールで初めてアンジュルムを見た時、ライブ映像ではあまり意識していなかったれらに何度も目を奪われて「莉佳子が卒業してもアンジュルムのコンサートに行きたいな」と思った。これからはオレンジのペンライトを振るね。ありがとう伊勢鈴蘭。 

川村文乃
かむ「アイドルになってくれてありがとうございました」
莉佳子「かむもでしょ」
もうこれが全て。佐々木莉佳子と川村文乃がハロー!プロジェクトでアイドルになることを選んでくれたことに圧倒的感謝。

上國料萌衣
卒業の話を聞いた時に「私と一緒に卒業しましょうよ」と伝えたかみこ…「かみのお願いだからいいよ」と答えた莉佳子…結局はりかみこでしょ…。そして寂しさを抱えながらも「簡単じゃない選択をした佐々木さんはかっこいい」「(佐々木さんの卒業は)全員が成長できる大きな機会」と話すかみこは寂しがり屋で甘えん坊でかわいいだけじゃない、最高に頼もしいリーダーだなと思った。サプライズ卒業アルバムのことをサラッとバラしちゃうのも好き。

そして先に卒業したメンバーやスマイレージのことも含めて語りながら、「アイドル人生に一片の悔いなし」と断言する莉佳子はやっぱりとってもかわいくてかっこいい最高のアイドルだなと思う。これからのアンジュルムも楽しみだね。

THANK YOU,HELLO GOOD BYE
1番のAメロBメロが莉佳子のソロパートのみで構成されたアニバーサリーソング。後輩達をハグしたり手を握ったりして目一杯の愛を伝える莉佳子がとても眩しい。

友よ
卒コンのど定番曲。円陣を上から撮る演出でいつも泣いてしまう。カメラ前から移動しようとした莉佳子を引き戻して一緒にポーズを決めるかみこがめちゃくちゃかわいい。こんな後輩かわいくて仕方ないよね莉佳子。…とか思ってたら花ちゃんを引き寄せて頭をぽんぽんするぺいで新しい扉が開きかけた。

Wアンコール
マイクなしでの最後の挨拶。莉佳子の「これからもいっぱい笑っててね」に心の底から嬉しそうな声で「はーい」と答える横アリのオタク達で大号泣した。仕草も表情も言葉も全てが最高にかわいくて、キラキラしてて、こんなにも素敵な人が実在してるのって奇跡だなと改めて思った。佐々木莉佳子と同じ時代に生まれて本当に良かった。テレビ中継では切られていたけれど、ライビュではハロー現場終了直後の定番の例の掛け声も流してくれていて、現場の雰囲気を感じ取ることができた。ありがとう。

宇宙一のアイドルであり、みんなの太陽でありひまわり。キラキラした肩書きが全て似合ってしまう最高アイドル佐々木莉佳子さんと出会えて、短い間でも応援することができて、本当に幸せで楽しかった。これからもずっと大好きです。

そして6月27日にはBEYOOOOONDS山﨑夢羽ちゃんの卒業コンサートもある。卒業を知ってから好きになった莉佳子とは異なり、夢羽は好きになった直後に卒業が発表されたメンバー。動揺と寂しさと応援したい気持ちが混ざり合ったなんとも言えない感情のまま、春ツアーやビヨフォニック、個別に参加してきた。当日どんな気持ちになるのかはまだ分からないけれど、夢羽の卒業もしっかりと愛を持って見届けたいと思っている。

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