英国ロイヤルオペラ『トゥーランドット』

今日は、上野の東京文化会館で英国ロイヤルオペラ2024年日本公演『トゥーランドット』を観てきました。2019年かな、英国ロイヤルオペラの『ウェルテル』以来5年ぶりの英国ロイヤルオペラ、しかも演目が『トゥーランドット』なので期待しまくりでこの日を待っていました。

直前に、トゥーランドット役のラドヴァノフスキーが病気で降板してちょっとどうかなと心配していましたが、代役のマイダ・フンデリングが本当に素晴らしかった!
この方、2025/2026シーズンの英国ロイヤルオペラでトゥーランドットを演じる予定とのこと、もしかして今回観られたのはものすごくラッキーだったのかも。

カラフ役のブライアン・ジェイドはカラフのイメージそのもので本当に良かった。あの冷酷で愛を知らないトゥーランドット姫が最後恋に落ちる説得力があるカラフ、本当に理想的で素晴らしい。

あと、なんと言ってもリュー役のラングワナシャ!
本当に良かった。リューが当たり役と言われているのも納得です。トゥーランドットはトゥーランドット姫が主役だけど、物語を展開する要素を担うのはリューで、彼女の無償の愛に触れてトゥーランドット姫が変わっていき、最後カラフと結ばれる。その物語を説得力がある演技で進めていくリューが素晴らしかったです。
最後、トゥーランドット姫とカラフが結ばれて歌うシーンでリューの葬列が通りかかる演出も見事でした。

ロイヤル・オペラハウス管弦楽団の演奏も素晴らしく、舞台も豪華でこれぞオペラと感じられ本当に満足度が高い舞台でした。

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