ライター業

かなり久々の投稿です。
特に書きたいこともなく、放置していたのですが、僕のやっている『バイト』についてよく聞かれるので記事にしたいと思い久々にnoteを書くことにしました。

主に読んでいただきたい方々を先に箇条書きします。
・ライブ、オーディション等で十分にバイトをする時間が取れず、お金に困っている芸人
・副業OKの会社に勤めており、在宅で副収入を得たいと思っている方
・ライターという仕事に興味がある方
・単純に『コイツ、面白そうなバイトをしている』と興味を持っている方
です。

まず、芸人活動を見ていただいている方はわかると思いますが、僕は現在、お笑い芸人としての収入では全然生活できません。それを補填するためにアルバイトをしているという点では周りの芸人と同じです。

現在僕がやっているアルバイトについて書くのですが、主に2つやっており、1つは単発の力仕事系のアルバイトで、月に5回ほど入っています。これに関してはただのアルバイトなので特にこれ以上は書きません。

2つ目のバイトのことを皆様に伝えたいです。それが、「ライター業」です。
「バイト」と記載していますが、わかりやすくそう言っているだけであり、仕事の分類としては「副業」と言う方が正しいです。業務所得としてお金をもらっています。

僕がやっている「ライター業」について詳しく書きたいと思います。
ライター業とはその名の通り、文章を書く仕事ですが、僕がこれを始めたのは昨年12月で、現在も続けています。僕がライターとして請け負っている主な仕事は下記のものになります。

・YouTubeなどに上がっている「アニメコント」と呼ばれるジャンルの台本
・YouTubeなどに上がっている「ゆっくり実況」と呼ばれるジャンルの台本
・YouTubeなどに上がっているポケモン関連の解説動画の台本
・TikTok、YouTubeショートなどに上がっている「ショートアニメ」の台本
などです。
なお、チャンネル名などは契約の際に守秘義務が課せられているため、記載できません。

アニメコント(またはコントアニメ)とは、「〇〇なヤツ」、「〇〇したヤツ」、「店員が〇〇だった」などといったタイトルでよくアップされているものです。
こちらの台本の依頼が最も多く、短いものも含めて月に20〜30本ほど書かせていただいております。

金額の相場は、チャンネルによりますが、僕が依頼を受けるものは「1文字1円以上」と決めています。
文字数ではピンと来ない方もいると思うので、動画の尺で言うと、3分ほどの動画で約1500文字。1本1500円〜2000円で依頼を受けています。
アニメコントの台本は、3分程度の尺で1本1500円〜2000円という依頼が最も多く、ショート用の1分程度の動画で1本500円ほどのものもあります。
ゆっくり実況の台本は、動画尺が長く、文字数も4000〜6000文字ほどで、金額も4000円〜5000円です。
僕が1ヶ月に受ける依頼の合計は
3分尺(1500円〜2000円)のアニメコントが10〜20本
1分尺(400円〜600円)のショート動画が約50本
10分尺(4000円〜5000円)のゆっくり実況の動画が2本
合計収入は約5万円〜7万円です。
5万円〜7万円というと少なく聞こえるかも知れませんが、これは全て家でできる作業で、所要時間についてもこの後に詳しく記載しますが、結論を言うと、こんなに楽な仕事はないと言えるレベルです。

アニメコントを見たことがある人はわかると思いますが、特にお笑いをやっている人、お笑いが好きでよく見ている人ならほとんどの人が「全然面白くない」と思うはずです。感じ方は人それぞれなのでなんとも言えませんが。

僕も例に漏れず、YouTubeのアニメコントを面白いと思ったことは一度もありません。「なにこれ?」と思います。
「こんな面白くない動画だらけなんだから、僕が台本を書いたら余裕でテッペン取れるぜ!楽勝だ!」
そんなことは1ミリも思ってません。自分で書いている台本もハッキリ言って全く面白くないです。自信をもって言えます。
これがミソで、「面白くなくていい」から時間がかからない。僕は1500文字のアニメコントの台本なら、40分で終わります。40分で1500円〜2000円の収入が得られるので、かなり効率がいいです。
僕は3分の漫才のネタを1本書くのには8時間くらいかかります。自分が面白いと思えるものでないと、人前で発表したくないので。
これに対して、3分のアニメコントは40分。脳の疲労もほぼ皆無です。強いて言えばパソコンでちょっと目が疲れるかな、くらいです。

普段ネタを書いている芸人が、アニメコントの台本を書く仕事をしたら全員が「こんなんでいいのか」という同じ感想を抱くと思っています。

これはアニメコントを批判しているわけではなく、そもそも、「YouTubeのアニメコント」というコンテンツ自体が、「練りに練った面白い作品」ではなく、「なんとなく暇つぶしで観る動画」を目的として作られているからです。

「このテレビアニメがすごい面白いんだよ!」という話はよく耳にしますが、「このYouTubeのアニメコントがすごい面白いよ!」という話は聞いたことがありません。アニメコントの視聴者の半分以上は、チャンネル名すら覚えていないと思います。

アニメにしても、映画にしても、なんなら僕が本業としているお笑いにしても、「精密に作られた面白いもの」を見る際は、無意識的に見る側もある程度頭を使います。「YouTubeのアニメコント」を見るのに頭を使う人はいません。
コンテンツ内容の希薄さが、逆にメリットになっているのです。

そしてこの「暇つぶしコンテンツ」に重要なのは、質ではなく圧倒的な量です。

僕は漫才やコントのネタの台本を作っていますが、まだ売れていないということは、僕の書いている台本はお笑いというジャンルでも未熟ということですし、アニメというジャンルに関してはもちろん制作に携わったことなんて一度もありません。
「YouTubeアニメコント」は、そんな僕でも作家として必要としているくらい、「量」を求めているコンテンツということです。

僕がライター業の仕事を探している媒体はこのクラウドワークスというアプリです。

YouTubeチャンネルなどを運営している方がライターを募集していたら、応募して、条件がお互いに合えば契約という形で、何件も契約をしています。

ちなみに、アニメコントについて深掘りしましたが、「ゆっくり実況」に関してはあまり触れていないので、そちらについても軽く記載します。

僕は、ポケモンのゲームが大好きで、知識もそれなりにあります。ゆっくり実況や解説系の動画は、ポケモンのゲームに関してのものしか依頼を受けておりません。これに関しては専門的な知識が必要であるため、誰でもできるライター業というイメージではありません。

アニメコントの台本はほぼ脳を使わずに、作業的に書いていますが、ポケモンのゆっくり実況に関しては、自分の趣味が仕事になっているため、やっていてある程度の楽しさはあります。

隙間時間でできる副業を探している方は、ぜひクラウドワークスで自分のできそうな仕事を探してみてください。


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