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病理検査の結果

退院から1週間後

初めての通院日を迎えた。

仕事には、退院後3日で復帰したけど
この1週間は、まぁまぁしんどかった😢
体力が落ちたからかな…


ちなみに、傷に貼ってあるテープ
通院時にどうしてますか?

外して行くべきか?
そのままで良いのか?

今回は、よりによって
前日貼り替えてしまったため
そのままで行きました💦


退院時より、さらに首の腫れも引いてきた
傷のケロイド化もなく
順調によくなっている模様

しかしながら、
嗄声が一向に回復しない…

そして、病理検査の結果が出る日だけど
本当に軽く考えていた

受付を済ませたが
めちゃくちゃ混んでいる
なんと、1時間30分は待つ事になるそう…

そのため、病院に併設されたカフェで
呑気に朝ごはんを食べてから
改めて外来に向かった

そのくらい、私の中では
病理検査しても陽性だと思っていた

悪性の可能性を考えなくも無かったけど
とは言っても…的な他人事だった


ようやく診察がまわってきた
入院中毎日会っていた先生に
久しぶりに会うのは、なんだか不思議な感じ

傷口は、腫れも無いし、順調とのこと
そして、先生から

「検査の結果がでました。
 やはり、悪性でした。
 種類としては、乳頭癌です」


改めて、はっきりと確定を告知されると
一瞬、思考が停止した

そして、次は
何故だか笑えてきてしまった

が、ここで笑うのはおかしいだろう
という、理性?が働いたのか?

笑うのは我慢したけど
顔はニヤけていたかもしれない

人は怒りや悲しみの感情が
リミット超えると、笑えてくるのかな?
今度調べてみよ

私が何も言葉を発しないため
先生が説明を続ける

「悪性が確定したため
 この間は、左側を切除しましたが
 右側の甲状腺も切除が必要になります。
 癌が転移していると困るので
 甲状腺ホルモンに反応する
 放射性物質の薬を体内に取り込み
 身体中に散らばっているホルモンに対し
 治療を行います。
 その時に、右側の甲状腺が残ったままだと
 治療ができないので、再度手術し切除します。
 ただし、嗄声がまだ酷いから
 もう少し回復してからにしましょう。
 右側の反回神経がダメージ受けたら
 もっと声が酷くなると
 生活に支障をきたすからね…
 この癌は進行がゆっくりだから
 数週間でどうにかなる事はありません。
 ただし経過観察は必要だから、
 とりあえず2週間後にまた来てください。
 今日は、血液検査だけやりましょう」


悪性というのは、想定外だったため
咄嗟のことに、自分から
まったく質問が出来なかった?


採血の窓口に向かいながら

とりあえず、また休まないとだから
会社の社長に報告しなきゃ。

こんな事をぼんやり考えていた。

そして、社長への報告メッセージをうちながら

あぁ、私は癌なのか…

という事が、ようやく理解できてきたが
頭の中は、靄がかかったように
薄ぼんやりした感じだった

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