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【紫電一閃期】覇王

どうも、komainuです。

コロナウィルスの蔓延によって再びリモートでしかバトスピをできなくなってしまったこの頃ですが、みなさんバトスピをしていますか?

この現状にいくら文句を垂れてもコロナはどこかへ行ってくれたりしませんのでバトスピをしたい皆さんはどんどんリモート大会に出場しましょう。

これからしばらくはリモートバトスピの時代です。

というわけで今回は【覇王】の記事になります。

前作の環境トップ解説記事、【導魔】や【遊精】は非常に評判が良かったのですが、今回もそれに負けず劣らず濃い内容になっています。

せっかく読むからにはここに書いてある内容を是非とも全部吸収していって欲しいです!!

それでは

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そもそも、この【覇王】というデッキタイプは人によってリストがバラバラな傾向にある。

つまるところ、誰もが納得できる「正解」の構築が未だに確立されていないということである。

以下は、私が「正解」だと考えている構築、カードそれぞれに関する認識についての解説となる。
これから組む人や、構築に悩んでいる人の指標としてもらえるとありがたい。

○デッキレシピ

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オードラン×3
ドス・モンキ×3
キジ・トリア×2
はなさかドラゴン×3
英雄龍ロード・ドラゴンX /爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX×3
皇牙獣キンタローグ・ベアー×3
雷の四天王サカターノ・ベア×3
魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー×3
英雄皇ロード・ドラゴン・セイバーX×1
覇王 陽昇ハジメ×3
英雄皇の神剣×3
煌炎の神剣×2
やっぱ拾ったカードは弱い×1
絶甲氷盾×3
白晶防壁×2
覇王爆炎撃×2 計40枚

●確定枠

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●不確定枠、よく採用されているカード

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○構築論・デッキコンセプト

・大まかな動き

序盤

《覇王 陽昇ハジメ》、《英雄皇の神剣》、《煌炎の神剣》、各種召喚時バーストを駆使して手札を維持しながら相手のボードを常にコントロール。

中盤

《はなさかドラゴン》で手札をさらに伸ばしたり、《キジ・トリア》を召喚して自分のボードを相手に干渉されなくすることで《英雄龍ロードドラゴンX》を走らせる準備を整える。

終盤

《英雄龍ロード・ドラゴンX》を召喚、アタック時効果でバーストを暴発させて相手のボードを更地にしながらリーサルを狙う。


ほとんどの試合はこの流れでの決着となる。

このデッキは
・豊富なサーチカードやドロソでデッキを1番下まで掘れる。
・《はなさかドラゴン》でトラッシュを自在に触れる。
と言った点から他のデッキになかなかない類稀なる再現性を持つ。※

※動きの再現性が高いデッキは、試行回数をたくさん重ねる大型大会などにおいて、優れた安定感と勝率を叩き出してくれるので競技プレイヤーに好まれる傾向にある。

そのため、このデッキは「なるべく動きの再現性を高める」という方向性で長所を伸ばしていくのがいいと考えた。

・各カード採用理由

まずは確定枠から。

・オードラン、ドス・モンキ

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言うまでもなく確定枠であるが、《ドス・モンキ》のLv2効果を優先しすぎるあまり、白シンボルがうまく立てられずに動きが1〜2ターン遅れてしまっている場面をよく見るのでよく吟味してから召喚すること。
《ドス・モンキ》よりも先に《オードラン》を召喚したほうがそのターンの動きの幅が広がるなら、《ドスモンキ》Lv2効果を《オードラン》にかけることは諦める。

・はなさかドラゴン

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メインアタッカー。
《英雄龍ロード・ドラゴンX》よりも殴る回数多いケースもあり。
そもそも【覇王】と言うデッキタイプは、フィニッシャーである《英雄龍ロード・ドラゴンX》が一撃必殺の確殺フィニッシャーではないために事前に防御札を吐かせ切ってからでないとリーサルが妨害される。
そこまでの打点役と《英雄龍ロード・ドラゴンX》のためにハンド補充を補うのがこいつで、退かされるタイミングでの雑切りや、無駄な自壊は絶対にしてはならない。

《キジ・トリア》と《はなさかドラゴン》を並べると、相手はスピリット/ネクサス耐性のついたスピリットを2面処理しなければいけないと言う要求を押し付けられ、かなり苦しい展開を強いられるのも覚えておくべき。

・英雄龍ロード・ドラゴンX

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フィニッシャー。
耐性のついた盤面の切り崩し、雑なリーサルカードとしての運用になる。
普通に手札から召喚すると、

召喚(3コスト)+Lv2維持費(2コア)+横のバーストスピリット維持費(1コア)

で6コアが必要となり意外と重い。
早期着地を狙いたい時は《覇王 陽昇ハジメ》からのバースト召喚を積極的に狙っていくと序盤からこのカードが通りやすい。

その他、覚えておくべきなのは、

盤面を全壊させられた時、

召喚(6コスト)+Lv2維持費(2コア)+横のバーストスピリット維持費(1コア)

の合計9コア。

軽減が普通にある時、

召喚(3コスト)+Lv2維持費(2コア)+横のバーストスピリット維持費(1コア)+神剣Lv2(2コア)

の合計8コアから《英雄龍ロード・ドラゴンX)を走らせられるということ。

これらのコア数に合わせて自分の防御札(《白晶防壁》や《絶甲氷盾》)を打って耐え、返しでカウンターを決める。

・皇牙獣キンタローグ・ベアー、雷の四天王サカターノ・ベア

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第一優先バースト。
初動は必ずこれから伏せる。
相手がうまく流れにハマった時のワンサイドゲームは凄まじく、なにも目立ったアクションをされないまま勝ってしまうことも多々ある。

これら2つの伏せる順位は対面によっても変動するが、私は、何も公開情報がなければ《雷の四天王サカターノ・ベア》から伏せるようにしている。
理由は単純にバースト条件が《雷の四天王サカターノ・ベア》の方が少しだけ緩いというのと、着地したあとドロソ兼ビート要員として運用する可能性がわずかに存在するからである。

ここに関しては諸説あると思うので、優先順位は皆さんが自分で考えていただきたい。

・覇王 陽昇ハジメ

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このデッキの潤滑油。

無くても負けに直結することはあまりないが、あると戦いやすさがかなり違うので序盤からサーチを潰しながらサーチを出して無理やり引きにいくことも少なくない。

《英雄龍ロード・ドラゴンX》の早出し、《新しき世界》他バースト封じを潜り抜けたバーストによる防御、その他沢山の役割を担ってくれる。

ただし、起幻が付いていないため割と簡単に吹き飛ばされることも多く、過信は禁物。

・英雄皇の神剣

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RV。
RV前と後でそれぞれ1、2枚取って「2ドロー♪」とか言ってルンルンな人もたまに見るが、正直なところRV前を入れることはこのデッキのコンセプトとマッチしていないため自殺行為に等しいと考えている。
RVされた《英雄皇の神剣》最大の特徴はなんといってもBP破壊効果。

これは、いつの時代も一定数いる【遊精】の強力なゴッドシーカーたちを早めに潰せるだけで無く、シンプルに除去効果として出来すぎている。
7000という範囲は中型スピリットのLv1BPには大体届き、「バーストをセットする」というデメリット(?)と引き換えにするにはあまりに強力である。

また、RV後は系統に覇王が追加されており、動きの安定感にも一役買っている。

最初に述べた通り、このデッキ最大の強みはデッキとしての「動きの再現性の高さ」である。

なので、個人的にRV前の神剣の採用はあり得ない。

・煌炎の神剣

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《英雄皇の神剣》RV前の4コス版。
これだけ聞くと何も強く感じないかもしれないが、前述の理由から《英雄皇の神剣》RV前を入れるわけにはいかないため妥協での採用。

単純にドロソであるという点が優秀で、覇王デザイナーズのカードプールの初動の弱さを補強できる。

3枚入れると嵩張った時に最悪ではあるものの、初動がないと試合が始まらないため3枚入れるという考え方もあり。

・絶甲氷盾

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《白晶防壁》を引けている時はこちらよりも《白晶防壁》の方が防御性能が高いため、《爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX》のバーストの弾として使ってしまってOK。
こちらはマジックであるため、維持費をかけずにバーストを打ちたい時にかなり重宝する。

基本はただの防御札。

・白晶防壁

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《絶甲氷盾》だけでは防ぎ切れない攻め方をしてくる対面を抑えるためのカード。(《ドルイドの怪力神官ベルネリタ》、《英雄皇の神剣》他)
ミラーの時、《爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX》のバーンダメージでライフを1まで削られたとしても《白晶防壁》+《絶甲氷盾》で確実に止められるのは頻出。
また、これは【導魔】対面でも同じことができるのでこちらもまた頻出。

次に不確定枠。

・キジ・トリア

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採用することは確定だが人によって枚数が分かれる枠。
これは完全に個人の使用感の問題だが、

・2枚引いてリソースが枯渇して負ける試合が嫌。
・1枚引けるだけで試合が圧倒的に楽になるため1枚は引き込みたい。

という点から2枚採用に落ち着いた。

フィニッシュの時にこれを建てることに固執しすぎてターンを送ってしまうのは非常に勿体無いので本当に必要かどうかはその都度考えなければならない。

・魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー

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こちらも枚数のみ不確定枠。

バーストを破棄する効果はミラーや【紫起幻】対面でしか活躍しないものの、神技発揮後バーストで相手のスピリットをデッキ下にバウンスできるという点が【導魔】対面で非常に有効であることもあり、腐ることが少ない。

また、序盤に着地できた場合、ライブバーン効果を使う試合も稀にあり、相手のテンポをかなり崩すことができる。

2枚引いた時にあまり嬉しくないため2投派の気持ちもわかるが、強い場面の方が目立ったため3枚の採用とした。

・超覇王ロード・ドラゴン・セイバーX

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正直無くてもいい。

試合が長引いた時にライフを回復してダメージレースをひっくり返すというプランを作るために1枚のみ採用。

・やっぱ拾ったカードは弱い

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元々《双翼乱舞》を入れていた枠だったが、《はなさかドラゴン》を使い回すことでデッキのほぼ全てのカードにアクセスでき、動きの再現性を限りなく高めてくれるカードと思ったため採用した。

序盤、あまりコアの余裕がない時、打つことができずに手札で腐るというデメリットがあるため今回は不確定枠としている。

中〜終盤にかけて引くととてつもなく強い。

・覇王爆炎撃

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《ドス・モンキ》の回収対象を増やしつつ一定のカードパワーがあり、《爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX》の連パン中に横の維持費を必要としないという強みがある。

しかし、フラッシュ効果が刺さる対面がミラーくらいしかない上、バーストとして序盤にセットするには優先順位が低めであるため一応自由枠だと考えている。

・双翼乱舞

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元々、

「弱くはないが、強くもない」
「動きを邪魔しない」

などと言った消極的な理由でしか採用していなかったカードであったため、最終的には抜けてしまった。

序盤に2コスト支払って2ドローをするより《はなさかドラゴン》他でビートダウンした方がはるかに強いと感じたため今のところ評価は低め。

・赤の世界/赤き神龍皇

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入れている人をよく見るが正直あり得ないと思っている。

・このカードを貼ることにハンド1枚を割くことでリソースが細くなってしまう試合が多い。
・そもそも《爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX》の連パンで勝負をつけるデッキであるため、打点不足になることがない。
・《英雄龍ロード・ドラゴンX》と転醒タイミングが被っていて微妙に使いづらい。

など、デメリットを挙げるとキリがない。

《はなさかドラゴン》のビートからリーサルを狙うプランを太くしたい人は入れてもいいと思うが、それはおそらく【赤起幻】でやった方が《赤の世界》にアクセスできる分圧倒的に安定感が高い。

○プレイ、対面知識等

まずは、このデッキには2つのプランがあることを理解していただこう。

・《はなさかドラゴン》のビートプラン

・《爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX》の殲滅プラン

端的にいうとこんな感じだ。

このデッキは、上2つのプランを適宜切り替え、組み合わせながら戦っていくことになる。

<<○構築論・デッキコンセプト
<<・大まかな動き

の所では一例として序盤、中盤、終盤という説明の仕方をさせて貰った。

しかし、《はなさかドラゴン》しか出さない試合、《英雄龍ロード・ドラゴンX》を序盤から無理してでも出さなければならない試合などが存在するため、一概にそうとも言いきれないことは覚えておいて貰いたい。

・はなさかプランが特に有効な対面

・【覇王】

・バゼルプランが特に有効な対面

・【遊精】
・【導魔】


覇王ミラーは、お互いが大量の防御札をデッキに搭載しているため、序盤から積極的に吐かせに行きつつリソースを蓄える。

隙を見て《英雄龍ロード・ドラゴンX》を出せたら出すが、基本的に《覇王爆炎撃》1枚に取られてしまうため、あまり期待はできない。
そのため、はなさかプランが非常に有効である。


バゼルプランが有効になる対面は、比較的勝負を急がなければいけない対面が多い。

【導魔】は特に、相手の盤面が完璧に整ってしまうと絶対に突破できなくなってしまうので、なるべく早めのバゼルでこちらのペースに持ち込む必要がある。

その他の対面は、

・自分が防御札を尽かさないこと。

・相手の盤面を破壊できる時に端から全部壊すこと。

を意識して手札にあるカードによってプランを変更するだけなのでさほど難しくはない。

こちらに関しては説明を書くよりもとにかく回して慣れてもらうのが1番早いので説明は省かせていただく。


最後に、このデッキで「これを意識すると勝率が上がる」という小ワザ的なものを紹介して終わろうと思う。

《爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX》が1枚目のバーストを打った後、2枚目のバーストを新しい《英雄龍ロード・ドラゴンX》をセットすることを意識して走ると、そのターンのリーサル率が格段に上がる。(退かされた場合ハジメから新しいロードドラゴンを出せるので)

非常にシンプルなことだが、これはかなり勝率に響いてくる大事なポイントである。

「バーストの伏せ順がわからない」
「覇王初心者だから何もわからない」

などと悩んでいる人たちは是非最初にこれを意識しながら練習して欲しい。(【導魔】対面の勝率が特に跳ね上がる)

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というわけで!

ここまで、もう終わる今期の結論デッキその1、【覇王】の解説でした!

その2はハンデス青起幻です。

近いうちに青起幻の方の記事も上げようと思っているので是非そちらの方も合わせて読んでいただきたいと思っています!

僕個人として、今期の序盤は全く勝てずに悩んでいたんですが後半(特にメガデッキ出てから)急に勝ちやすくなってかなり楽しんでました。

来期のカードも発表されましたが、プロキシを刷って回した感じかなり楽しいデッキが多くあったのでとても楽しみです!

ここまで読んでいただいた方ありがとうございました!

また次の記事(今期中に間に合えば青起幻)でお会いしましょう!



以下、いつもの投げ銭コーナーです。

新弾の軍資金を下さい。
ちなみに僕は1/16、さっぽろは1/19が誕生日でした。

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