やっと映画 怪物を映画館で観てきたのですが

当初こっちが勝手に思い描いていた・・・蝿の王みたいな話では全然なく
小さな恋のメロディみたいな話に不穏なものが張り付いてやがるな というのが鑑賞後2時間経過した時点での率直な感想です。

なんで怪物なんてタイトルにしたのだろう?わざとミスリードさせようとしてる?

最初に母親パートを持ってきたのも、それが一番うまく誘導できるからか?
例えば、最初に教師パートで次に母親パートだとどうなる?母親の方がモンスターペアレンツ扱いされそうだよね。まず、意図があって、構造が作られる。母親・教師パートは罠だらけだが、子供パートは罠がないので疑心暗鬼にならずにすむ。正直、この映画は子供たちだけでいいのに!大人は演技モンスターばっかりで怖い!
是枝監督の作品は子供目線だと共振できるけど、大人が絡むといまいち乗れない。だが、今回は坂元さんの脚本なので、うっすら感じていた是枝作品への苦手感をまるで感じなかった。

我が子がいじめられていたらどうしよう!?という恐怖はすべての親に共通する。もしいじめがあったら絶対にパパに言ってね。絶対に守るから。と我が子をギュッと抱きしめつつ、本当に言われたらどうしようとドキドキしてる。だから、映画の中で不穏な兆候が現れ始め、聞きたい、でも聞けないという母親のあの感じ、本当に胃が痛い。さらに、子供がいじめる側とか言われたら吐きそう。

廃線跡・暴風雨・崩落 いわゆる映画的エンディングを否定しないけど
普通にハッピーエンドにして欲しかった。





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