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第2回べあー杯に参加してきました ~第2部~

記事に足を運んでいただきありがとうございます。
こるてです。
今回は,第2回べあー杯の当日の様子をまとめたいと思います!

本題に入る前に…。
前回の記事を読んでいただいた方,本当にありがとうございました。
大会当日の記載が一切ない記事だったので,「需要があるのか?」と心配でしたが,いろんな方からリアクションを頂きました。それがとても嬉しかったので,今回の記事についても良ければ感想をお聞かせください!それが私のモチベーションになりますゆえ。

25歳にもなって単純な男です。ごめんね

1.0次予選

(苦労自慢はしたくないのですが,あまりにも重大な不安要素だったので少しだけ書かせてください)

いよいよ大会前日。
しっかりと練習はできたので,あとは会場に向かうだけでしたが,これがなかなかの関門でした。

東北新幹線 仙台ー郡山間 不通———。

3月16日に起きた福島県沖を震源とした地震の影響で,東北新幹線が運休している状況でした。大会当日までに東京ー郡山間は復旧する予定であったため,大会に参加はできると思い,安心。ただし,大会に参加するために必要な条件が以下の通り。

・仙台駅6:57発の臨時快速に乗らなければならない
・上記列車に乗るためには6:30までに家を出る必要がある
・ただし,前日の夜には職場の送別会があるものとする

そこそこの難易度です。たぶん赤チャートに載ってる。
japan no.1 cute cat こときなこちゃんが毎朝5時頃に起こしてくれるので「朝起きること」に関してはあまり心配していませんでしたが,「良いコンディションを保てるかどうか」,そこがとても心配でした。

ビートマニアと睡眠は大きな関係があるため,大会前日は睡眠時間を7~8時間程度取ることが理想であると考えています。
ただし,今回の状況ではその時間寝ることは不可能であると判断したため,「睡眠時間は短いけど謎に調子がいい」身体になる確率に賭けました。体感15%くらい。

5時半くらいに起きれればいいなと思いつつ目覚ましを大量に設定。
大会に対する不安と遠足前日のウキウキ気分が入り混じる中,酔い覚ましのために水をがぶ飲みし,ホットアイマスクの力を借りて1時半頃に入眠しました。

きなこちゃんありがとう。
4時に起こしてくれて。


2.当日,会場に向かうまで

無事に東京行きの電車に乗り込み,ここで0次予選は終了。
NCG.SF,WIN!

仙台ー東京間,通常であれば新幹線で1時間半の区間なのですが,
地震の影響で,乗り換え含めて3時間かかる臨時ダイヤになってました。
あまりにも長時間なので,移動中にやることは事前に決めてました。

それは自選曲の最終確認と,gahouさんのラジオを聴くことでした。

↓ gahouさんのラジオはこちらから! ↓
https://youtu.be/sHHU6vaDQTo

べあー杯直前SPだったので,絶対に聴こうと思っていました。
放送の中で「癖譜面が強いって言えるのすごい」と触れて頂き嬉しかったですが,自分でハードルを上げてしまったなと少し後悔しました。
ただここまで来たらもう逃げ場は無いので,本番で練習の成果を出せるようただただ祈っていました。

この時から,テスト前によくある「根拠のない自信」に満ち溢れていました。適度に寝不足なおかげで深夜テンションだったのだと思います。

ちなみにこの深夜テンション,帰りの新幹線まで持続します。
その疲労で,翌日泥のように眠ります。

そんなこんなで11時,秋葉原に到着。
「東京に着いたら絶対に美味しい家系ラーメンを食べてやる!」と思っていましたが,

食欲,ゼロ。

完全に緊張してました。
しかし何も食べないのは絶対によくないので,マックに寄りエグチを食べました。流し込みました。
家系ラーメンを食べれなかったことは非常に心残りですが,次は絶対に食べます。良ければ美味しい家系ラーメンを教えてください。

その後,少し時間があったので行きたいと思っていたゲーパニに行ってみました。

ゲーセンデカい。
LM筐体多すぎ。
田舎者にはその感想しか出ませんでした。都会ってすごい・・・。

この時,1クレ目にもかかわらずGENEで自己ベストが出たので,
調子は良いと確信しました。15%引きました。
この調子が続くことを祈りつつ,会場に向かいました。

(待ち椅子のルールが分からない田舎者に優しく教えてくれたNCHO72くん,本当にありがとうございました。)


3.開会まで

会場の東京レジャーランド秋葉原1号店に着きました。

オタクと田舎者はすぐ写真を撮る

入口にはあの「うラムネチャレンジ」で有名な機械があり,
勝手に聖地巡礼した気分になりました。

店内に入りMAKO-Gくんと合流。
全然緊張してない様子だったので,本当に恐ろしいと思う反面,おかげで自分も緊張しすぎず過ごせたかなと思います。感謝。

参加エントリーがてら,べあーさんにも挨拶できました。
生で見たべあーさん,背が高くてビビりました

参加者の方々にもこのタイミングで挨拶することができました。
お名前だけ存じ上げている方が多く,お話できてとても嬉しかったです。

(この時,友人が栃木と埼玉からわざわざ会いに来てくれました。嬉しすぎて緊張が解れました,本当にありがとう。)

1-PINくんが時間ギリギリになっても現れない,
1-PINくんがチーム紹介の直前までドラムマニアやってる,
などいろいろありましたが,無事にべあー杯開幕です!


ここからが本題
です。前振り長すぎやろ


4.2回戦 対 チーム「Sd1」NAGACHさん

※自選曲候補とその理由は第1部で触れています!
 良ければご覧ください。

初戦から強敵です。
そのため相手に刺さる可能性がある曲ではなく,
自分が自信のある曲を投げようと考えていました。


自選曲は 「The Best of Both Worlds」 にしました。
難所である2重トリルの判別を覚えていたのでそこで差をつけられると思ったこと,直前の練習でいいスコアが出たことが選曲の理由でした。

直前練習で出たスコア 1P:全一,2P:当時全一くらい
本当に上手かったです

対するNAGACHさんの選曲は,「獅子霞麗ノ舞」(読めない)。
対策が十分でなかった曲だったので,見事にボコボコにされました。
というかNAGACHさん,上手すぎ。

「相手はレベル10を投げてくるだろう」となぜか考えていたので,猛省。
これは「レベル9までなら概ね勝てるだろう」という驕りの現れでもあったので,過去に戻って自分に説教してやりたいです。
案の定,曲特有のリズムに対応できず点差を離される展開となりました。
先鋒CHARGEの曲数ならもう少し対策できたかな…。と今は思います。

とはいえNAGACHさんのスコアの高さを目の当たりにしつつも,その後に自選を取ることができたのは良かったです。
一発勝負という点を加味するとスコアも34落ちと高い水準だったので安心。
過去と比べて,本番の緊張感に負けない実力がついたことを実感し,とても嬉しかったことを覚えています。

チームはMAKO-Gくん,1-PINくんがそれぞれ2タテし,11-1勝利
2人とも,強すぎます。


5.3回戦 対 チーム「キイロイヤキトリ」3TNO.Dさん

先鋒CHORDはあまりにも曲数が多かったため,「自分が投げたい曲」を事前に決めて,練習していました。
また,対戦相手は鍵盤力が非常に高いプレイヤーであるため,心臓勝負に持ち込みたいと考えていました。

以上より,自選曲は「ここからよろしく大作戦143」にしました。
正直,戦術的な理由よりもこの曲を投げたいという気持ちが強すぎました。
無事殴られなかったので投げました

本番前日に出たスコア。本番でもこのくらい出したかった。

本番では無事12トリルを引き点差を離され,トリルを押せなかった焦りから黄グレを大量に出してしまい,また点差を離されるという展開。
ブレイクの時に「負けてるだろうな~」と漠然と思っていたため,その後は全ピカする勢いでとにかく集中しました。
その結果,ブレイクからラストまで失点を黄グレ1個に抑えることができ,逆転勝利となりました。後半持ち直したのは偉かった。

正直,3TNO.Dさんのスコアが高かった・・・。甘く見てました。土下座。
グラフをチラ見していたら余計焦って結果は変わっていたと思います。ギリギリでした。

相手の選曲は「LUV CAN SAVE U」
rottel-the-Mercuryを予想していたので,とても意外でした。
どうやらチームメンバーのHU-TAOくんの入れ知恵だったようですが,
実は大好きな譜面です。甘い,甘いぞ。
相手のオプション(S乱)を見た時は少し焦りましたが,1曲を通して安定していたと思います。MAX-20は自分にとって上出来なスコアでした。


チーム全員が2タテし,12-0で勝利。
見事Aブロック1位通過,準決勝進出となりました。よかった。

この後はBブロックの試合をずっと見てましたが,
あまりにもレベルが高すぎる…
どのチームと当たっても嫌だなと思っていましたが,実はこの時,レベルの高い相手と戦えることにウキウキしてました。どうした自分。

また,このタイミングでもお会いしたかった方々に挨拶できたので,とても嬉しかったです。もう少しゆっくりお話ししたかった…。


6.準決勝 対 チーム「中間管理職ーズ」U76NERさん

大会のオーダーが決まってから,「準決勝が勝負」と考えていました。
というのも,強豪チームがBブロックに固まったことにより,どのチームが上がって来ても苦戦が強いられるだろうと思っていたからです。
チームのみんなでは,自分が中堅で出て皿曲をぶん投げて自選を取ろう,という話をしていました。

さて,準決勝の対戦相手は「中間管理職ーズ」
全てが狂いました

NORIさんが大将戦でFascination MAXXを投げてくる想定でオーダーを組みましたが,U76NERさんPICOさんも自分と傾向が似ているプレイヤーだったので,どちらと当たっても嫌だなと思いました。
そんな中,チームの2人が「予選2戦とも先鋒だったから」と私を中堅戦に出してくれることに。その結果,対戦相手はU76NERさんになりました。
2人のためにも全力で臨もうと奮起しましたが,一方で自選曲を何にするか,練習時間中ずっと頭を悩ませてました。

余談ですが,練習中のU76NERさんのプレーを見ていた時,
「ここから先を見たければ課金してください」と言われたのがめっちゃツボでした。今度ラムネとヨックモック持っていきます。ファンです。

さて,閑話休題。
対戦相手のU76NERさんは自分の完全上位互換というイメージがあり,機会があれば戦ってみたい方だと思っていたのでめちゃめちゃ燃えてました
1-PINくんと相談して「鍵盤が重い曲の方が分がある」という意見を貰ったので,自選曲は「Wolf 1061」にしました。選曲理由は以下の通り。

・曲が大好き
・CN,16分乱打が続く譜面で自分の得意分野である
・マイナーなイメージがあり,譜面の理解度が相手より高い可能性に賭けた

結果,自己べ-5点という高水準のスコアを出すことができ,勝利
とても緊張していましたが,しっかりと自分の実力を出せたことに安心していました。
(自選取れた瞬間叫んでしまい申し訳ありませんでした)

対するU76NERさんの選曲は,「100% minimoo-G」
見事に刺されました。上手すぎました。
公開処刑になるかと危惧していましたが,それはギリギリのところで回避できました。まだよかった。

ちなみに,U76NERさんは固定オプションを使用するという読みだったので,S乱を使うことも考えていました。
しかし,自分が1回でこの曲をやったことがなく,どんな譜面が降ってくるかイメージができなかったためMIRRORを選択しました。少し後悔。

ひとまず自分の出番が終わり大将戦を見守っていましたが,
ここで決着がつかず引き分けに。また大将戦か,頑張れ!と思っていたら,べあーさんの粋な計らいによりルールが変更。大将戦から先鋒戦に逆戻りするサドンデスが急遽始まりました。
もうこの時点で心臓バックバクでしたが,大将戦で決着がつかず中堅戦に戻ってきてしまいました。心臓なくなった

負けてもいいからこの勝負を楽しもう,と完全に開き直りました。
自選曲は「examination leave」。選曲理由は以下の通りです。

・Wolf 1061と同様,鍵盤が重めな曲である
・平均スコアが高く,一発勝負でもいいスコアを出せる自信があった

大崩れすることなく,勝利。ここまでは順調。

U76NERさんの選曲は「朝焼けから始まるボクらの小さな旅」
この選曲は本当に意外でした。花冠とか投げられると思ってました
ARENAモードが始まったころよく武器にしていた曲だったので(当時はA4くらいでしたが),勝手にエモくなりつつも「もしかしたら勝てるんじゃね?」という気持ちで臨みました。


勝った…!!!!!

この日のためにビートマニアやってきたのではないか,と思うほどの喜びと達成感。衝撃的すぎて当時の記憶があまりありませんが,アーカイブを見るとしっかり叫んでました。申し訳ありません。
ただ,今までのビートマニア人生の中で確実に一番熱くなった瞬間だったと思います。対戦相手のU76NERさん,本当にありがとうございました。

この2タテにより決勝進出!心から安堵しました。
なお,熱くなりすぎて酸素が足りなくなり,チームのみんなで外に出ていました。満身創痍。



7.決勝 対 チーム「くるみちゃんファンクラブ」

ここまで来てしまいました。すごい。

実は対戦相手に関わらず自選曲は既に決めていました。
それを考慮してもらい,決勝戦では2戦出場することになりました。

自選曲は,「Midnight Drive」「Beat Juggling Mix」です。
選曲理由は2曲とも同じです。

・自己ベストが全国トップ付近
・安定スコアが高く,ARENAモードでもそうそう負けない
・ギアチェンが必要であり,相手に刺さる可能性がある
・勝てる自信がある

ちなみにこの時は全く緊張しておらず,「自分の武器曲をぶちかましてやる」くらいの気持ちでした。
ただそれはおそらく相手も同じで,いわゆる「名刺交換」になるだろうなと思っていました。そのため,自分の任務は「自選を確実に取ること」。それに集中しました。

◎1戦目 対 8S.さん

自選は勝利。偉い!
前半の叩き皿で黄グレを量産してしまったのは反省。昂っていました。

8S.さんの選曲は「avant-guerre」。
NO PLAYだったので,曲名を聞いた瞬間から諦めていました。
ただ,8S.さんのスコアが高すぎて度肝を抜かれました。粘着してもあんなスコア出ません。完敗です。

◎3戦目 対 343434さん

自選は勝利。偉い!
配置が2467で特に外れていないため,2200は出したかったなと思いました。

343434さんの選曲は「Ohayo!」
皿絡みとジャリという自分が苦手な要素のオンパレードなので,これは厳しいだろうと思っていました。
しかし,いざ終わってみると3点差。もったいないミスが多かったのでここは勝てたかもしれない…ととても悔しかったのを覚えています。精進します。

「自選を確実に取る」というミッションは完遂しました。偉い!
そしてチームも15-5で勝利,なんと優勝することができました!!

この決勝戦では,1-PINくんの叙情MAKO-Gくんのmosaicなど幾多のアチアチポイントがあったので,よければ一度アーカイブをご覧ください。思わず声出ます。

また,大会を通しての個人の感想としては,
「自選は取れて当然,他選を取ることが大事」
なんだな,と1-PINくんを見て改めて思いました。

もちろん他選を取ることは簡単なことではありませんが,それから避けていても上達はしないと思っています。なので,しばらくはその言葉と向き合いつつ,もう少しビートマニアを頑張りたいなと思っています。


8.おわりに

私がべあー杯に出場した理由ですが,

「楽しそうだったから」,です。

「それだけ?」って思われてしまうかもしれませんが,
個人的にはそれが一番大事な気持ちだと思っています。

なので,大会に参加するかどうかで迷っているのであれば,
ぜひ参加してみてほしいと心から思います。
軽い気持ちでもOKです。軽率に参加してしまいましょう。


もちろん,手放しで大会の参加を勧めているわけではありません。
大会に参加することで,ビートマニアの上達に繋がる要素を得ることができると考えているからです。

その要素とは?と聞かれたら,私は以下の3つを挙げます。

・明確な短期目標を設定することができ,プレーの質が向上する
・ビートマニアのことが好きな方と交流することができる機会となる
・大会特有の雰囲気を感じることができる

どれもビートマニアの上達のため,ビートマニアというゲームを好きでいるために必要な,重要な要素だと思っています。

少しでもビートマニアがうまくなりたいビートマニアが好きだ,という気持ちがあるのであればぜひ大会の参加も視野に入れてみてください。
「大会」という言葉を聞くと敷居が高く感じてしまうかもしれませんが,大会の主催者は皆さんの参加を楽しみにしていることは間違いありません

また,私はべあー杯の参加を通じて,べあーさんのビートマニアに対する強い気持ちに胸を撃たれました。閉会挨拶の涙を見て,私も泣きそうになりました。
私の職業柄BPLに携わることは難しいのですが(できれば携わりたいですが),このゲームを盛り上げるために何かできることはないか,というのをべあー杯以降ずっと考えています。
もしかしたら今後,何かしらの形で皆さんとお会いすることがあるかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いいたします。

これを簡単な決意表明として,大会の振り返りを終わりたいと思います。



文章書くのが楽しすぎてとんでもない長文になってしまいました。
ここまで読んでくださった方,ありがとうございました!
半ば勢いではありますが,私の気持ちをすべて書きました。
よければ感想などお聞かせください。それだけで飛んで喜びます。

次に記事を書くとしたら「一発勝負に向けた練習方法」とかかな?
気が向いたら書きますので,そのときはよろしくお願いします!

japan no.1 cute catの飼い主
こるて(NCG.SF)


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