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フロ庭通信! No.10

今日はいよいよ!初の通し稽古!

第10回はヒデオ役、坪坂和則さん!

撮影:村上信六(三等フランソワーズ)

坪坂和則 
大阪市出身
人より背は少し高め 少しといっても個人差なので他人からみれば大分かもしれない。
学生時代は全く演劇には触れて来なかったが、HEP HALLで偶然観た舞台に好奇心を擽られ今に至る。もっとちやほやされたい。
大配信時代の恩恵に預かり、FANYに課金をしまくっている。
好きなお笑い芸人はロングコートダディ マユリカ カベポスター ハイツ友の会


— 初の通しも近づいて来ましたがいかがでしょうか。
みんな言ってる通り、あっという間にやって来て、あっという間に去っていくんやろうなと。だからこそ、わあああもう終わっちゃう!ってならんように。よし次はこれ、次はこれって一個一個頑張りたい。気がついたら終わってた!ってならないように、頑張っていきたいですね。

— この公演の見所は?
やっぱ、たくさんの人間が出てくるとこじゃないですかね。看護師さんとか、お医者さんって、自分が弱ってる時にしか、関わらない人やから、ちょっと、完璧を求めてしまうというか。その人となりというよりも、今自分が辛いから、それを癒してくれ!っていう、一方通行で見てしまうことが多いから。その人がどういう人なのかっていうのをちゃんと見る機会って、少ないと思うんですね。めっちゃ入院してるとかじゃなかったら。だからこそやっぱ、みんなと同じように、悩みもすれば恋もするし、挫折もするしっていう、一人の人間たちを、見ていったら、実際に病院とか行った時もちょっと優しくなれるんかなって。せやんな、しんどいもんなって、なるんじゃないかなって思って。余裕がない時って、早くしろとかこれしてあれしてって、そういう一方通行になりがちだと思うんですけど、これを見て、人間として見る機会になれば。そっか夜勤もあるもんな、ちょっとしんどいかもしれへんな、みたいなね。そんで、私もちょっと頑張ろうじゃないけど、あれしてこれして!って一方通行じゃなくて、こっちも余裕を持とうと。思えるんじゃないかなって。

— ヒデオ君の人物像
やっぱり、男が圧倒的に少ないから、どうしても……異質やと思うんです。このお話って2004年頃の話で、多分その頃って今よりもっともっと、(男は)少なかったやろうから。やっぱり、みんなも、戸惑ったり、こっちも飛び込むのに戸惑ったり。ヒデオはその戸惑いの中で、でも、明るく、楽しく。あまりそこは、気にしてんのかなあ?してないんかなあ?って感じやけど、あんまり、そういうことに小さいことにうわああってならずに、楽しく。陽気に。ムードメーカー的な感じかなって。楽しく、機嫌よぅ生きてんなって。


例えば、女性10人に、男の人1人混じったら、やっぱり、男の人1人も、その10人の中で、接し方とか気持ちもちゃうやろし。向こう(女性側)も、喋ってても、男の人やったら、なんか着替えるとか、何するにしても、そうか、男がおんねや、みたいなギクシャクはあるけど。こいつはそんなに気にしてないでしょうね。いや、わからんけど。もしかしたらそういう(着替えとかの)場面になった、すっと、トイレ行ったりとか、できるやつかもしれないけど。まあ、多分そうではないやろな。ただただ、機嫌よう生きてる。周りも、あいつやしな、って。異性というよりは、ペット的な?感じなんじゃないかなって、ヒデオは。

— ヒデオとの共通点とかはありますか?
自分では、ヒデオとは全然違うタイプの人間やと思ってる。けど他の人から見たら、そんなに遠くはないんじゃない?って言われる。愛想いいとことか、愛嬌振りまくところとか。自分では、「ああ、俺は、愛嬌のない人間や」って、思ってる。すぐ一人の時間欲しなってどっか行くし。やと思ってるけど、周りには、そんなに遠くないよ?って言われますね。

— 意気込み
意外と僕は、年上チームなんですよ。
— らしいですね(笑い)お噂によると。ちなみにおいくつで?
今年(本人のご意向により、内緒!)です。
— あ、ほんとに結構ちゃんと年上チーム。
やから、自分のことだけやってたらいいってターンは、終わったかなって思うので。背中を見せたいし、ああ、この人まだまだ頑張ってはる、とか、先輩でいてくれてよかったって。思われる人間でありたいし。楽しく、生きたいって思いもあるし。でもやっぱ、先輩になったら、後輩には、楽しいなって思ってもらいたいし。お客さんにも、あの人あんな年やけど、全然わからへんなあって。思われるくらい、舞台上では、誰にも負けず、キラッキラしてたいし(笑い)キラキラしてたい。目も、瞳孔開いてんちゃうかってくらい、キラキラしてたい。キラキラさせんのんは、若さだけの特権じゃないって(笑い)
今回はいわゆる劇団の公演じゃなくて、いろんなところから、この作品を良くするためだけに、人間が集まってるんで。ただただいい作品になればいいなと。思います。

かずさんありがとうございました!

文:足達菜野
撮影:山下真実

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com

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