見出し画像

フロ庭通信! No.5

壱劇屋の大熊さんによるステージングが入りましたよ!
本公演の大事な見どころの一つになるんじゃないかと…!お楽しみに!

さて、第5回は島田藍斗さんに突撃取材!


撮影:村上信六(三等フランソワーズ)

島田藍斗(シマダ アイト)
1999年10月1日生まれ。
2022年3月 近畿大学舞台芸術専攻卒業。
在学中よりMODE主宰 松本修氏に師事。同氏演出作品に出演。2020年12月『魚の祭』、2022年7月『見よ、飛行機の高く飛べるを』
在学中、『遊戯三昧』(ゆげざんまい)を結成。現在までにジャン・ジュネ、寺山修司、ギィ・フォワシィの戯曲や詩を題材にした作品を創作。


— 上演ひと月前ですが、いかがでしょう。
もう一ヶ月か!って。僕は先週末まで(別の)本番だったんで、それ終わって、こっちに来て、あれ?もう一ヶ月かって感じ。改めて、一ヶ月かあって。

— 稽古場について
今まで学生と、というかずっと大学の中でしかやってきてなかったんで、こうやって、いろんな世代の人とというか、ほんとに幅広い世代の人とやることが少なかったんで。いつも、結構年上か同い年か、ちょっと下ぐらいの人とやることが多かったんで。そういう面では、新鮮だなあと。
あとは、関西で活動されてる方と、関わらせていただくのは結構初めてなんで、不安半分……不安3分の2、楽しさ3分の1……自分大丈夫なんかなあって不安が結構、あります。

今までの稽古場って結構殺伐としたというか、大学内(の公演)って怖い教授がいたり(笑い)って環境でやってたから……遊べないって言ったらあれですけど。チャレンジをする機会が、あまりなかったなあって。やっぱこう、真面目に戯曲と向き合って演技する、みたいな部分が多かったんで。
今回は、ちょっと戯曲と解釈違ってくるけどそれも面白いな、みたいなチャレンジをバンバンできるのが、いい環境だなあと。ただ、こっからどう、まとめて行くのか。(笑い)まあその、序盤の環境としては、すごく楽しく、チャレンジできるなあと。

— 今回の公演の見どころは。
看護師っていう職業に対して持ってるイメージが、僕ん中では結構……職業的に捉えてたから……あまり人間味を感じてこなかった存在だったんで、この本で、意外と、その、ああ結構俗的だなって。結構普通の人っていうか。一般の働いてる人と、おんなじ感覚を持ってるんだなって。ただそういう一面と、看護師ならではの悩みというか。死と隣り合わせだったり、看護師ならではの、悩みもあって。でも、それが普遍的というか。一般の人でも理解できる、悩みだなと思って。死に関して思ってることとか、一見僕ら、普通に生活してたらそういうのと関わる機会って少ないと思うんですけど。想像してみたら、あ、この気持ち。看護師さんのこういう気持ち、よくわかるなあ、と。そういうのが、出ると、面白いなあと。看護師さんならではだけど、わかるというか。
それで、看護師さんに対する目も。普通の人が思ってる見た目とかイメージとか、この劇を見た後で変わってくれたら嬉しいなあと、今は。やってます。

— ナオヤくんの人物像。
男のキャラの中では一番つかみづらくて。僕の中では、一番キャラクターが浮き彫りにならないというか。戯曲の中から読み取れるイメージが、カズヒコだったり、トモツグだったりは、あ、この人陽気なんだな、クールなんだなってあるけど。ナオヤはその……いわゆる真面目な人というか……普通の人だなと。それをどうやって、演じようかなあって難しさがすごいあって。人物像は…看護学生のなかで、動機が結構、はっきりしてる。看護師になる動機が。みんながその、看護師になる動機、大小にしろ、抱えてると思うんで、それを表立って、台詞として描かれてる役だなあと、思います。

— ナオヤとの距離
ナオヤって、この看護学校で過ごす時間は、女の子に囲まれてる生活がずっと、続いてるんだろうなと思う。そういうところでは、ナオヤ自身の家庭はわからないですけど、僕はずっと、母子家庭で育ってきて、お姉ちゃんもおって、おばあちゃんも結構近くにおって。結構、女家庭で育ってきた。お姉ちゃんもお母さんも、強いというか(笑い)結構バンバン、言ってくる、家庭で育ったんで。そういうところは、なんやろ、女性に揉まれるというか。女性の中で、しゅんと、自分の立ち位置を頑張って守ろうとしているところは、もしかしたら似てるかなあと。
女性ばっかりだと、僕がどうしても少数派になってしまうんで。んーってなりながら、ドギマギして、生活してます。

— 今回の公演への意気込みを。
何も、恐れず、挑戦し続けたい!と思います……いろんな発見がこれからできたらと思ってます。

あいとくんありがとうございました!

文:足達菜野
写真:山下真実

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?