見出し画像

フロ庭通信! No.15

ご好評につき追加公演が決定しました👏
〈公演日時〉
12月18日(日)17時~
チケットご予約は12月2日22時開始
となります。こちらの回もどうぞよろしくお願いします。
さて、第15回はシオリ役、大宅聖菜さん!


撮影:村上信六(三等フランソワーズ)

大宅 聖菜
2000.12.25生まれ🎄.*
大阪芸術大学 舞台芸術学科 演技演出コース4年生。
4歳からクラシックバレエを習い、去年まで野間バレエ団にてソリストとして活動しておりました。
現在は大学でお芝居を学びながら、学外の映像作品(映画・MVなど)を中心にフリーで役者活動をしております。
また、細密画・抽象画家としても活動しております。
演劇の舞台は今年6月の劇舎カナリア×劇団だるま座「夏の夜の夢」以来二度目。
二月には上京予定。拠点を移す前に、生まれ育った大阪で舞台に立てることに、喜びを感じております!


— 通し稽古も終わりましたが、いかがでしょう?
通し稽古のことでいうと、実際終わってみて体感よりも長かったんだなあって。2時間超えたんだなって。やってる方としては、割とあっという間な気がしたので。時計見てびっくりました。盛りだくさんの内容だけど、通してみると……なんだろ、めくるめくというか。いろんな人たちのまさに、群像劇(笑い)通してみて改めて全体像が見えて、おもしろかったです。

普段の稽古も、高橋さんの演出は的確で。自分が出ないシーンの稽古を見ているだけで勉強になります。自分の癖や苦手分野を克服して、高橋さんの演出に応えていきたいと思います。

—今回の公演の見所は?
コロナっていう、いまだに終結していない……どんどん日常になっているけど、やっぱりそれでも、本来の日常の姿じゃなかった今コロナというところと、この話は繋がってて。この物語は、コロナから始まって過去に戻る。なんかコロナってもの自体が、新しくついたものっていうよりも、過去から繋がってたかのように、感じるんです。それが不思議だなあって思っていて。なんかそういうのが、たぶん今このコロナ渦で、いろんな舞台でコロナって扱われてきたと思うんですけど、また新たな見方というか、新鮮なんじゃないかなあと。個人的には思ってます。
あと、大熊さん(が構成を担当した)のパフォーマンスシーンも。セリフに加えて状況をよりリアルに表現されていて、とても見応えがあると思います。私もバレエの経験を活かすことができて嬉しいです。
— せいなちゃんはわりとがっつり、踊りますもんね。これがかっこいいんです。

— シオリの人物像について
今現在もまだ悩み中で、模索中なんですけど。なんかでも……私自身のお芝居に対しての悩みだったりとか、もどかしさだったりとか、が、びっくりするくらいリンクするところがあって。だから改めて、シオリちゃんが准看として積み重ねてきたものに対する気持ちって、やっぱりシオリちゃんにしか、わかんないなって。周りの人たちからは「准看なのに」とか言われても、シオリちゃんにしかわからないやってきたことと、でも今現実できない自分とっていうのが。そういう意味では、私も、ちょっと理解できる部分があるので。なんか多分負けず嫌いなんです。プライドも高い。けれども、そういう自分の気持ちよりも、大事にしなきゃいけないものがあるっていうのもわかってる。なんか、シオリちゃんは真面目が故の不器用さがある子なのかなって。思ってます。まだ、模索中ですけど。

演劇自体も、大学で学んではいるけれど、それまではずっと、バレエの世界にいたので、大学でもどうしても、踊りのパートを担当することが多くって。だから、ちゃんとしたお芝居っていうと、今年の6月に初めて学校の外のお芝居に出してもらって、今回ある意味2回目、みたいな、感じで。で、その時もシェイクスピアだったので、こういう現代の物語っていうのが、実質初めてに近くて。これまでやってきたクラシックバレエだったり、あとは映像の方が多いので、なんか、そういうやってきたものと、(演劇は)イコールで同じなわけじゃない。そういうのは感じながら、稽古してます。

— 意気込みを!
まずは、私は大阪生まれで、大阪育ちで、来年2月に上京する予定で。関西弁でのお芝居っていうのも、なかなか(出演した)数としても少なくて。特に映像だとほとんど標準語になっちゃうので、標準語のアクセントを修行する毎日なんですけど。そんな中で、おそらく大阪を拠点として活動するなかでは、最後になるであろう舞台で、関西弁を思う存分使って、お芝居できるっていうのは。やっぱり、関西弁っていうのは、自分の素の感情が出やすいので……同じような言葉を使って生きてきたシオリちゃんっていうのを、演じられるのは、楽しいなって思ってる。


ていうのと、さっきも言ったように、シオリちゃんと自分は性質として、似てるなあって思うことも多くって。でもシオリちゃんの方がすごいなって思う部分は多くて。群像劇である以上、事細かく描かれきってない、プライベートな部分っていうのは、いっぱいあるんですけど、そのあたりは、これからもっともっと、深めていきながら……すごい尊敬してるので、シオリちゃんを。なんか、もうちょっとそういうシオリちゃんが普段どんなふうに過ごしてるのかなっていうのは、知っていけたらなって。
皆さんすごい、素敵な役者さんで。特にシオリちゃんは、先生方と関わるシーンが多いので、なんか、シオリちゃんとしては、大変そうだなって(笑い)気苦労が、絶えなさそうだなって思うけど、役者としては嬉しいなって(笑い)こんなすごい方々といっぱい絡ましてもらって。私はほんと必死にしがみついてる感じですけど。シオリちゃんには申し訳ないけど嬉しいなと、思ってます(笑い)主役のちょんひゃんさん(ユウコ役 趙清香さん)始め、皆さんほんとすごい役者さんばっかりなので。そんな人たちと、最後までちゃんと、あの世界を舞台として作り上げられたらなと思ってます。

せいなさんありがとうございました!

文:足達菜野
撮影:山下真実

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- /17:00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?