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フロ庭通信! No.2

今日から本格的に稽古が始動!
ナース服も届き、一層気が引き締まります。


さて、第2回はノグチ先生役、向田倫子さんに突撃取材!

向田倫子(むこうだ みちこ)
劇団ババロワーズ所属。
1996年ババロワーズ旗揚げより全ての公演に看板女優として出演。
コメディからシリアス、少女から老婆まで幅広く演じる確かな演技力と
舞台での立ち姿の美しさから外部の演出家からも人気が高い。
近年は立腰体操トレーナー、背骨コンディショニングトレーナー、美姿勢コンディショニングトレーナーとしても活躍中
【出演劇団】
劇団レトルト内閣 evkk ゲキゲキ(劇団「劇団」)
極東退屈道場 他


— 今日から本格的に稽古が始まってきましたね。
ほんとですね。緊張するっていうか……(笑い)意外に緊張せず、楽しく?みんなと一つのものを作り上げる現場を。ひさしぶりに感じて、楽しいなと思ってます。
— みっちーさんといえば稽古前のウォーミングアップの体操なんかもしれくれはって。
なんか、あたしお芝居、好きなんですよ。で、あの、本当にお芝居好きだったら、一人芝居とかもやりたいとかって野心も、あったりすると思うんですけど。私、演劇をやっていて、何が楽しいかというと、集団で何かひとつを作り上げるっていうのに、すごく魅力を感じてて。なんやろ。みんなでやる喜びってやっぱりあって。けど、コロナ渦でなかなか大人数で、芝居をできる場って、制限されてるところがあって。ちょっと、寂しいと思ってた。で、今回。今まで生きてきた中で一番多いくらいじゃないかな、20人超?って。もちろんアンサンブルさんがいっぱいいてはる現場はあるけど。ほんとにみんなに見せ場があって、人生が感じられるような。なんか高橋さんのお芝居ならではの人間味溢れる作品なんで、めっちゃ、楽しみです。

私が高橋さんの作品に出させていただいたは、アイホールプロデュースの、リーディング公演と、虚空旅団のリーディング公演と、ふた作品あるんですね。で、春はやてって、作品に出る予定だったんです。けど、ちょっといろんな事情…コロナもあったりして、公演が中止になって。本を手放してやる高橋作品っていうのが、今回ちゃんと本番を迎えることができれば、走りきれれば、これが初めてなので。やっと、高橋さんの作品に出たって、言いたい?大好きなので。高橋さんの作品が。まだ、ちょっと(作品に出たって)認められてない。高橋さんにっていうより、天に?(笑い)「あなたはまだ高橋作品に出る器じゃないのよ」って言われてる気がして。今回出れたら、それが叶うかなって、気がしてます。
— 高橋作品のどんなところが好き?
派手ではないけど、心に染み入る、ようなお話で。
私、たぶん高橋さんとほぼ同い年なんですけど、同い年なのに、世の中をこんな風に人間らしく、みてらっしゃるんやなって。なんか、自分が生きてきて、ちょっと恥じる部分もあるし、尊敬する部分もあるし(笑い)
なんだろ。ほんとに、人間味があるなって感じがして。人間味っていうと、いわゆる「いい話」ばっかりじゃなくて、登場人物に人生が感じられるというか。他の作品見てても思うし、いいなって、思ってます。

—ノグチ先生の人物像って?
私、最初にオーディションを受ける時に、年齢的に多分ノグチ先生なんかなとか思ってて。でも稽古の時にはワタナベ先生したりもして。まあどっちかかなとは思ってたんやけど。
ノグチ先生って震災を経験してる。で、私も阪神淡路大震災のときに、神戸市に住んでいて、震災を目の当たりにしてて。私には子供はいないけど、神戸の震災の時のあの、空気感とか、悲惨な状況っていうのは、ほんとに目の当たりにしているので。やるなら、私は多分、この人ではないかなって。稽古の途中で思って。なんか、どこまで伝わるかはわからないけど、震災を経験しているっていうことが、ノグチ先生のリアリティ?とかいうと、ちょっと偉そうですけど(笑い)わりとしっくりと実感できているので。私がやりたかったっていうよりも、ノグチ先生に、選んでもらったかなって気がしてます。なんか、役を託したって、ノグチが思ってくれてたら、嬉しいなって。

— 最後に、意気込みを!
目指せ、高橋さんの舞台完走、です!

みっちーさんありがとうございました!

文:足達菜野
撮影:山下真実

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com

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