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フロ庭通信!No.22


今日はアイホールでの通し稽古!
どきどきわくわく。
さて、第22回はナツキ役、得田晃子さん!

撮影:村上信六

得田晃子
大阪府高槻市出身。アイホール演劇ファクトリーを経て、水の会旗揚げ公演から参加。第2回公演からは劇団員となり、最終公演までの全ての作品に出演。外部出演も多く、特に虚空旅団は『平成19年度 AI・HALL+岩崎正裕共同制作作品 フローレンスの庭』で高橋恵と出会って以降、全ての作品に出演。
子供から殺し屋まで、幅広い役柄をこなす。
2017年に虚空旅団『誰故草』での演技が評価され、第19回関西現代演劇俳優賞を受賞。


—上演まで残り一週間を切りましたがいかがでしょうか。
10月くらいから稽古してて、もう残り一週間なんて信じられないけど。正直これからかなって思ってます。今からどんどんまだまだ変わっていくやろなって。しかもここに音響照明がついて、劇場にも入ってってなると、またさらにどんどん上がっていくやろなって。すごい楽しみです。

— 今回の公演の見所は?
全部っちゃ、全部みどころだけど(笑い)いろんなエピソードがあるし、ステージングもあるし、盛りだくさんで。どんな人が見ても、何かしらに引っかかってもらえるんじゃないかな。
個人的には、今回オーディションでたくさんの方が応募してきはって、私も初めて出会った役者さんたちが、すごく良くて。ユウコ役のちょんひゃんをはじめとして、こんないい女優さんだったんだって知らなかったし、お客さんが今まであんまりみたことなかったなって人が、こんなにいいんだよっていうのを、若手でこんなに素敵な人たちがいるんだよっていうのを、知ってほしいなっていうのが。私的にはすごくあります。


— とくちゃんさんは初演の時にユウコをされてたんですよね。
そう。初演ではユウコ。私とちょんひゃんって全然タイプが違うので。私にできなかったユウコを、ちょんひゃんはやってるからすごいなって。逆に、ちょんひゃんに私のユウコはできないとは思うけど……いい意味で全然違うんで。「あ、こういう風にするんだ」っていうのが、見ててめちゃくちゃおもしろい。
— 他にも初演と再演とどっちもやってみて思うこととかありますか?
それはやっぱり演出が、高橋さんが演出してるってことが一番おっきいかな。初演は、劇団太陽族の岩崎正裕さんが演出をされてて。その時の高橋さんは、演出助手みたいなこともされてたけど、基本的には作家としてついてたので。今回はやっぱり、高橋さんが演出してるっていうところが、最大の見所かなと思います。やっぱり全然違うから。

— ナツキの人物像について
もう、とにかく、やる気!元気!みたいな(笑い)なんかね、優等生でもあるんだけど、それよりも、なんかこう……常に無駄に動いてエネルギー発散してる。自然の中ですくすく育ってきたんだなって。そんな野生児的な(笑い)健康的な感じがするなって。
— たしかに(笑い)同じ優等生でもヤヨイとかとは全然違う感じですよね。
ヤヨイはね、やっぱりちょっと令嬢って感じで。ナツキもすごい真面目だし、頑張り屋さんで勉強もちゃんとしてるんだろうけど、それよりも野性っぽいところが、強いなって。野生を出していきたいです。

— ナツキとの共通点
なんかね、初演でキャストを決める時に、いろんな人をいろんな役に当てていって最終的に絞り込んで行った時に、最後までやらされてたのがユウコとナツキだったんです。だから、ああ、ナツキっぽいんだなって。その時から、ユウコかナツキしかやらせてもらえなくって(笑い)なんか、私がもともと持っているものと合ってるんやろうなって思います。
— アイがやりたかったって話をチラっと聞きました。
やっぱり自分にないものに憧れる気持ちかな。アイって、みんなの前ではちょっとはみ出しものっていうか劣等生って感じやけど、でも実はすごい柔らかい心を持っていて。ちゃんと考えてるし、憂いもあって。そういうところが印象的でいい役やなって思ってて。初演の時からずっとアイがやりたかった(笑い)いや、私じゃないやろうなとは思いながらね。峰不二子に憧れるのと同じような憧れですね。
— 意気込みを!
もう、ただただ全員誰一人欠けることなく最後まで。何があっても駆け抜ける!それに尽きます!

とくちゃんさん、ありがとうございました!

文:足達菜野
撮影:山下真実

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com


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