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フロ庭通信! No.1

はじめまして。フローレンスの庭稽古場通信、略して『フロ庭通信』です。
稽古が始まっておよそひと月。先日配役も決定いたしました。
ということで、稽古場の皆さんに突撃取材!
作品の見どころなどお伝えしてまいります。

担当は演出部、足達なのがお務めします。
どうぞよろしくお願いします。

第1回はワタナベ先生役、是常祐美さんです!

是常祐美
1980年11月11日生まれ。兵庫県出身。黒髪長髪公家顔と人当たりのマイルドさを武器に、どこでも行ってなんでもやる役者。30代に入ってから客演が急増。コメディと地に足のついた会話劇に特に定評があり、近年では玉造小劇店、空晴、ばぶれるりぐる、MousePieceーree、かのうとおっさんなど幅広く出演。2023年にはT‐works「三文姉妹」への出演が決まっている。虚空旅団の出演は前回の「落選の神様」に引き続き二回目。


— 稽古が始まってひと月ほどですが、いかがでしょう?
若い人たちも多いのに、みんなのびのびやってるし、すごくいい現場だなと思います。

— ワタナベ先生ってどんな人?
群像劇の特徴でもあるのかもしれないけど、これだけの人数が出ていると、一人ずつどう描くかっていうのが、すごく細かく描かれてる人っていうのは、あんまり多くはなくて。ワタナベ先生もそんなに、何をつけても何を引いてもいい、人物の一人。私がこれからワタナベ先生をどうしたいかっていうところかなって思っていて。多分いちばん大きくあるのは、勝気な人?私の中で負けん気が強い人と勝気な人って、大きな差があって。たぶん、ワタナベ先生は負けん気が強い人じゃなくて、勝気な人なのかなって。

— 勝気な人と、負けん気が強い人の違いって?
負けん気って、一回押されて「それでも!」って行く人かなって。勝気な人って、反発が早い。高反発。タターンって(笑い)グッと押された瞬間に、一旦凹んだりしない。あるいは、凹む時間が短い。早い。来た圧に対して、倍の圧で返す。そんな勝気な人なのかなって。そうやって、この大変な現場を生き抜いてきたのかなって感触がいちばんにあって。でもそこから、きっと柔らかいところもあるから、そこをどこまで出して、どこまで引くかかなって。思ってます。

— ワタナベ先生と是常さんの共通点はありますか?
なんとなく、私とはたぶん全然違うけど、かっこいいなとは思う。私の中にあるというよりは、ひとつの憧れというか。こういう人であってみたかったな、かな。そういう意味で、共通点を探して、というよりは……違いを尊重しながらできたらいいかなって。

— 最後に本公演への意気込みをお願いします!
とにかく、たくさん人数が出るっていうのはすごく楽しいので。たぶん、同じ志を持って、いろんな場所から集まってきて今ここにいるっていうのは、看護学校の人たちも私たちも一緒なんで。そこの関係性?これから出来ていくだろう関係性だったり、今まで培ってきた関係性だったり。人数が多いから、いろんな関係性だったりいろんな立場の人がいて。いろんな共感できるとこ反発するところがあると思うから、そこの、人と人の間にあるもの、みたいなものを、みんなで作り上げられたらいいな、と思っております。

是常さん、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com

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