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フロ庭通信! No.11

通し稽古でした!
結構いい立ち上がりなんじゃないか、と高橋さん。
これからもどんどんおもしろくなっていきますよ〜!!
さて、第11回はサナエ役、三木万侑加さん!

撮影:Asuka Sasaki

三木万侑加
関西生まれの関西育ち。
ピアノを弾いたり芝居をしたり。
舞台や映像を中心に表現・芸術に関わりながら、
人とは何か、世の中とは何か、
徒然なるままに考え中。


— 上演まで残りひと月をきりましたが、いかがでしょうか。
久々の、大人数での座組みで。わかってはいたが、自分のシーンをやる回数がやっぱり、そんなに取れなくて。多分みなさんそうなんですけど。私が結構、何回も何回もいろんなことを、稽古しながら試して、回して、セリフも入れるし、体も動かしてくし、ベストな心持ちと、身体の持ち方も見つける方なんで。そこで、間に合うかな、みたいな。まだまだ色々方向性自体は試しているので。

— 今回の公演の見所は?
やっぱり今、コロナがあって、医療従事者のことっていろいろあって……なんか、医療従事者っていう、おっきなくくりでしか、見てなかったりするじゃないですか。高橋さんも最初におっしゃってたけど、それが、生死を扱う人達でも、小さな人間たちが、小さなことで悩んで、生きてるんだってことがやりたいって。ほんとにそうだなあって思って。医療従事者のことだけじゃなくって、何事も、それこそ、何歳とか、性別とか、どこで育ったかとか、枠に入れちゃうとあんまり、中に人がいるって認識が抜け落ちることが、多い世の中だなあと思うので。なんか、一括りにした中にもいろんな人がいるんだっていうのが、わかるのがおもしろいんじゃないかなあと。実際、看護学生の話やって言ってるけど、私(サナエ)は医療の話をしてるのはほとんどない気がするし(笑い)ほんとに、その辺にいるっていう言い方は悪いかもだけど、なんか、20代の学生が、恋をして、人生の悲喜こもごもを、ちっさいことから、おっきいことまで。まっすぐに生きてる、みたいなのが他の登場人物を見ていてもそうだなあと思うので。だから見所は、いろんな人がいるんだよって話かなと思ってます。

— サナエの人物像
まだ、探ってるっていうのもあって……だけど、私は、あんまり「こうやろう」みたいなのは、普段から、考えてやらないでいて。とりあえず、その場の流れとか空気とかで、それこそ声のトーンだったり、身体の持ち方だったり、どこで移動するかとかを、探っていって、自分の中で、ストンと落ちるところを探したり、それがかつ演出の人にとっても、それがいい、ってなるんやったら、いいなあ、ってやっているので。高橋さんは、この前話してたら、とりあえず今はギャルな感じで作ってくれてるよねって、おっしゃってて。あ、そうなんや、そう見えるんやって(笑い)


まだ今、「こういうふうにしよう」とかは、もともとしないタイプなのもあって、どういう子になるかまだわからないなあとは。ていうかなんか、見たお客さんが、どういう人やって思うかは、公演が始まるまでわからないんじゃないかなあ、って。思ってます。
— サナエとの共通点
これは本がそうというより、私が、そう動いてるからかもしれないけど。基本的に、人懐こいというか、人への距離が近い?感じになっているなあ、と。ただまあ、私もそう、だから。そこかなあとは思う。
私自身があんまり、恋愛に興味がないので、あんまり、サナエの、本としてはある意味核となっているだろう部分?は、「あ、そうなんや、そういう子なんやなあ」くらいの、感じで。やってます。
— サナエちゃんは、恋に生きる!って感じですもんね。
なんかそもそも、恋愛に興味がないっていうか、恋愛どうこうっていうか……それこそさっき言ったカテゴライズじゃないけど、医療従事者ってカテゴライズしてとかいう話じゃないけれど、なんか。恋愛って言ってしまうから、恋愛ってこんなのって話を世の中みんなするけれど、そもそも人間関係では、人付き合いでは、って気持ちでいるので。だからサナエも、人付き合いの上で、傷ついたり、わああって悲しくなっちゃったり、かなあって。

— 意気込み
8年ぶりに、関西で芝居をするんですよ。ピアノ奏者としては何回か、それこそ高橋さんが書かれた『芽吹きの雨』という作品では劇伴で参加していて。この8年間も、それの公演があれば、関西でもやったり。他の高橋さんの演出される作品も、劇伴で参加したりとか、それは録音で、だったりですけど。していて、だけど、役者としては、映画撮ったりで関西に来てたりはしてたんですけど、舞台では、出演は8年ぶり。なので。
稽古場とかにいると、関西人が集まってる稽古場やなあみたいな、気持ちにはなってて。東京で、稽古をしていて、周りで見てる人達が、あんなにボケ倒したり、ツッコミ倒したりっていうのは(笑い)少なくとも東京で私が参加した現場では、あんまりなくって。私一人だけ、野次飛ばしてスンってなってたりしてるんですけど、東京では。関西では、こう、わあってなんか言っても、誰かが必ず拾ってくれたり、突っ込んでくれて。あ、関西やって気持ちになりながらやってます。

みっきぃさんありがとうございました!

文:足達菜野
撮影:山下真実

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com

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