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ランキングの走り方

先日のヒーローズを走られた方はお疲れ様でした。ボーナス等の話は過去記事を参照してください。今回は順位に焦点をあてた話です。

さて、ランキングを走る人をあえて3つに大別するなら次のようになるでしょう

初級者…自分の順位を見て走る
中級者…ボーダー予想を見て走る
上級者…自分の順位を見て走る

初級者
基本的に30000位付近を維持して走ろうとします。残り時間が少なくなればなるほど、30000位以内に入らなければと思う人が増えていって、結果ボーダーは後半にかけて加速度的に上昇していきます。漏れる確率が高く、漏れなかったところで最終日は地獄です。
中級者
ボーダー予想を見て走ります。漏れる可能性は先ほどより格段に低くなっています。予想値の精度が大事になってきます。また予想値に応じて自身の目標値が変化していくため、予想に振り回されている感覚にもなるでしょう。
上級者
過去の経験から、どの時間にどのくらいの順位にいれば良いかを知っています。予想も一応見てはいますが、1番信じているのは自分の順位です。ボーダーがどんな動きをしようと関係なく、毎回安定した順位に着地します。

ということで今回はこの一番下の自分の順位を見て走る方法を考えていきます。

選択Sを目指すなら

先に結論を言うと、2000位を走れ。ということになります。
逆に言えばどこかのタイミングで2000位付近まで到達し、あとは維持する。これさえ守っていれば、道中どんな走り方も自由です。

まず順位ですが、狙うなら10000位が良い。というのがあります。
現在ほとんどのランキングで、10000位と30000位の差は最終的にかなり小さくなります。今回のヒーローズでは、10000位と30000位の差は2000万程度。エナジー消費が大して変わらないなら、より報酬の良い10000位を狙う方が合理的でしょう。そして10000位を狙うことは、30000位に絶対漏れないという保険もかけることにもなります。というかもはや10000位以内に入ることより10000位から30000位の間を狙い撃つ方が遥かに難しいです笑。

次に、ランキングを走る上で守らなければいけない鉄則があります。

最終日にボーダー上にいてはならない。
これです

どんなに緩いランキング、どんなに緩い順位でも、最終日のボーダー上は地獄です。残り数時間は自分の最高速度を出しても順位が上がらないのがほとんどで、差し馬のように即座に逆転するのは難しいです。そして漏れる可能性がそれなりにあって、漏れても漏れなくても終わった後には疲労やエナジー消費等の代償が待ち受けています。
つまり最終日には確実にボーダー順位より上で待ち構える。どんな走り方でもこれだけは遵守です。

そして、その鉄則を守る上で考えるべきなのはむしろ、

どこまでなら走り過ぎにならないか
ということになります。

上で待ち構えるということは、その位置が上であればあるほど漏れにくいです。ただし、走りすぎてしまうこともある程度避けたいです。そこで、オーバーランとして許容でき、かつ漏れるリスクの少ない位置を探っていくことになります。そしてその順位が2000位付近なのです。これからその理由について考えていきます。

着地点としての2000位

ランキングptと、そこにいる人数の関係を表した。

まず終了後のランキングについてポイント別に人数の分布を見ていくと、理論的には上のような感じになります。報酬の変わり目となるボーダーの付近には人が密集していて、それ以外のところは空白地帯になります。10000位はほとんど30000位に飲み込まれているため、同じ山(人の密集地帯)と考えて良いでしょう。同じ山にいる人達は、ほとんどptが同じです。

ここで大事なのは、この10000位の山の右端が何位なのかということ。言い換えれば、何位までが10000位(30000位)狙いで、何位からが上の1000位狙いなのかということです。10000位狙いの山にいるということは、同じようなptなので走りすぎにはなりません。そしてその右端というのは、その山の中で最も漏れるリスクが少ない位置ということになります。

そしてこの山の右端がだいたい2000位付近になります。これは大体なのですが、最後まで1000位を争ってるのなんてせいぜい1100位くらいまでの人です。その順位のちょっと下(例えば順位×1.1倍)までしか争ってません。それでも100人が漏れてる計算になりますが。
そして1100位以下の人たちは、上のグラフの空白地帯のところに散らばっています。そして2000位くらいから密集地帯を形成していきます。まあここはグラデーションみたいな感じなのですが。結局着地点としては、この密集地帯の中であればどこでも大差ないということです。

OB2弾ヒーローズの着地順位とpt

実際に今回のヒーローズでの最終ptがこちら。まず10000位のボーダーが3億で、2800位あるいは5000位以下も10000位ボーダーとほぼ同じ数値です。いかにこのボーダー付近に人が密集しているかがわかります。

上の1000位のボーダーは3.88億でしたが、1000位のちょっと下の1600位ですら3.3億。10000位の3億の方が明らかに近いです。1600位ですら10000位の方の山にいると考えてよく、それより上の順位に空白地帯があると言えるでしょう。この辺はランキングの熾烈さ等によっても若干変わるので、あくまで今回のデータがこうだった、と考えてください。

前日の2000位

次に前日のこの順位帯について考えてみます。例えばあなたは前日の時点で2000位付近にいます。ここから1000位に着地するには、もう1億くらい必要です。10000位は今いるptくらいになりそうです。この時どんな行動をとりますか?

ほとんどの人が10000位を待機するでしょう。この順位帯はほとんどそんな人ばかりです。全員停滞、圧倒的無風地帯。まるでラウンジでコーヒーでも飲みながら優雅にその時を待っているかのような。。。

()内は500位について考えたもの。理由は後述。
深夜1時30分→最終15時のpt変化

実際に前回の最終日深夜1時30分時点の数値と、最終15時の数値について比較したものが上になります。13時間の間に1000位や10000位といったボーダーがかなり上がっているのに対し、1600位や2800位の数値は少ししか上昇していません。上昇していないということは、それだけここの順位の人の入れ替わり(追い抜かし)が少なかったことになります。つまり、この順位帯は大して抜かれないということです。前日に待ち構える順位として適していると言えるでしょう。

本当は私が2000位に実際にいて、どのように順位が落ちていくか…みたいなものを示すべきなんですけど、そんなものありません(泣)。
その代わりと言ってはなんですが、最近は別で個人的にデータを取り始めているものもあります。

先走りや500位について

左が2弾ヒーローズ、右が1弾応援団

上の画像は、直近2回分のランキングに関して、最終ボーダーの数値が途中どの順位にいたかを示したものです。例えば2弾ヒーローズの10000位の最終ボーダーの数値は、前日15時(残り24時間時点)の1300位くらいにいたということになります。今回は後半の選択S付近が熾烈だったためこの順位ですが、いつもは右の応援団のような2000位付近であることが多い(感覚)です。これが正しいとすると、前日に2000位付近にいれば、普通の回なら放置でよし、きつい回なら調整すればよしの構えでいられることになります。

そしてここの順位は、逆に見ればここまでなら走りすぎにならないということを示しています。例えば2弾ヒーローズの10000位であれば、4日経過時点で400位くらいまでは走ってもいいことになります。序盤からなるべく走りたい人は、この順位を超えない程度に走りましょう。

またこのデータはまだたった2回ですが、共通点も少し見出せます。500位に関しては、両方とも前々日が110位前後、前日が150位前後になっています。10000位における2000位のような位置が、500位における150位付近であることを示していると思います。ただし150位の最終ptは6.2億、500位は5.5億です。100位が8.5億と考えると明らかに500位の方の集団なのですが、それでもptのスケール的にこれだけ差が生まれるのが実情です。

そろそろボーナス無しの弾が来そうですが、結局は同じ原理を適用するだけです。注意が必要なのは、凸コの1000位が5000位とは微妙に近くも遠くもあることですかね。1000位も人気なので1000位の少し下では1000位争いに巻き込まれてしまうと思います。ちなみに1000位狙いの人は近い500位まで入るのがオススメ。

最後は調整

10000位の話に戻りますが、個人的には2000位くらいまでやって寝る→最終日は調整をしつつ3000位あたりに着地。これが簡単で確実なムーブだと思います。ただし毎回ボーダーが違うように、このいるべき順位も確定できるものではなくある程度イベント回によって変わります。ただボーダー予想と違うところは、その差はあまりなくかつその変動は順位の変動に現れるということです。

ボーダー数値なんてものはイベント回によって全然違う数値になるものですが、集団の構図は毎回さほど変わりません。どんな数値になろうとも、自分がいるべき順位にいれば大体同じ結果になります。そして漏れそうな熾烈な時も、ゆるゆるな時も、それは集団の動きに現れます。無風であればそこは安全、いつもより抜かれまくるのであればそこは危険です。ボーダーは予想が作るものではなく、集団がつくるものです。

でも結局最後どう調整するかは感覚の部分になってしまうのかなと。いつも滞在する順位を決めておいて、この時間でこのくらい順位下がったからやっておこうとか、この時間でこの順位ならもうやる必要ないとか、そういう感覚を養っていく方が重要です。本当はこれを何か定式化でもできればいいのでしょうけど。。。そんなものもありません(2度目)

昼休憩で調整したい人は昼時点での順位変動を、といったように自分のスタイルに合った順位感覚を作り上げていく方が、全てのランキングに応用が効くでしょう。少なくとも毎回差し馬、あるいは完全な予想頼みをしているようでは、その感覚がわかるようにならないのは事実です。

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