低賃金カルテルと株価のための集団幻覚剤としての無人自動運転

一部に可能性はあるとおもいますが  特に都心部での無人自動運転の車両を回遊させるがごとき議論はかなり無謀であるという話

そもそもドライバーだれしも道路交通法を厳格にまもっているわけではなく  対向車とコミニケーションをとりながら  流れに乗るというのが運転ですが  さて有人運転の車と無人運転が混在するのが長期間に及ぶことが想定されますが  さて有人運転の車が無人運転に配慮することが  可能であるか 望ましいのか?

杖をついた人  乳母車を押した人 いろんな歩行者がいるが  AIがこのすべてをスムーズに認識できるか   現時点ではかなり疑問があり  この件で自動運転ですでに事故も発生している  まだ実験段階で人がついていても起きた事故は すでにそれなりにありますし  統計的にみてかならずしも自動運転は安全ではないようです

そもそも自動運転の車両が公道に出た場合に  標識を認識して進行するわけですが  さて常に標識等は認識できる状態になっているのか  気象条件等を考えて メーカーによっては  自動運転機能の制限ができるようになっているようですが  さてそういう点を考慮して 自動運転に拘る理由はなんなのか

公道に出る場合は  膨大なデータを参照して毎秒6ギガバイトのデータ処理が必要であるとのこと  現時点でこれはどこまで可能なのか  さらにそこに投資する意味はどこまであるのか?システム的に安定した運行が可能なのか  そのアップデートは適切に行うことは可能か?

AIの判断は事後の解明が困難で 自動運転車の事故の責任はだれが取るか  結局  現在 おこなわれている有人での実験のどこに意味があるのか

自動運転とともに 様々なアプリが利用され 個人情報が関連企業に集約される状況になりそうですが  個人情報保護等の問題も含め  簡単にかんがえていい問題なのか

自動運転機能付の車両はかなり高額になることが想定されるが  ここまでで示した問題点を考慮すれば はたしてどこまで市場があるのか  またその機能を十分に活かせるインフラの整備にかなり投資が必要ですが さてそこまで投資する意味はあるのか 



お年寄りを介助する運転手さんを排除して  商業化できるかどうかよくわからない自動運転に狂騒するのは  ほんとうに利益になることなのか?交通労働者への低賃金カルテルを迫り ソフトバンクの株価維持のための集団幻覚剤じゃないんでしょうか?

まだまだありますが  以上  自動運転の幻想   上岡直見  緑風出版を読んでの感想


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