会長への道 鈴乃舎馬風 小学館

千葉県野田生まれ  元落語協会会長の馬風師匠の回想録  同じタイトルのネタはこれもまた有名だが  当人が会長になったために いまはお蔵入り状態ですが ネットに動画がいくつかあり ぜひ これは見て欲しい

小さん  談志 志ん生  三平をはじめとして いくつかの大看板の思い出話を語りながら 自分の落語人生を振り返るスタイルに  随時 うんちくを語るスタイル  他の師匠のの場合はけっこうくどくなりがちですが  おそらく テーマを前もって決めて 馬風師匠に話してもらい 構成作家というか ゴーストライターがうまくまとめたていい感じです  調子いい感じで読むことができる  落語好きなら けっこうたのしめるんじゃないかと思いますね  オチもついているので漫談でもいいかも

あと逸話としては 独演会をやるときに  本文中では名前をかえてますが 住吉会というか 銀座警察の大看板であり この当時は間組の顧問をやっていた  並木量次郎に  現金がいいか  飾り物がいいかととわれて  後者をえらんだけど やっぱり現金がよかったなという話がけっこうわらえます

ボクシングのレフリーもやってましたが ボクシングと住吉会との関係はその当時から そして今でも有名で 😩実話雑誌のグラビアをみれば 馬風師匠の兄弟分一杯でてきてませんかw

これもとある方に聞いたら  よくご存知でと感心されましたが  住吉会では野田といえば 意味ある言葉で 馬風師匠はここの生まれ ちなみに文庫では この独演会のエピソードは削除され 別の話になっているそうで

古き良き時代の話になったんですかねw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?