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細川忠興の「黒糸縅二枚胴具足」

小倉城天守閣2階にある甲冑、見たことがありますか?

これは小倉城を築城した細川忠興(ほそかわただおき)が関ケ原合戦の時に着ていたと伝わる甲冑で、
『黒糸縅二枚胴具足』
(くろいとおどしにまいどうぐそく)と言います。

小倉城にあるものはレプリカですが、
まるで目の前に忠興公がいるかのような迫力です。

この甲冑は戦乱を潜り抜けてきた忠興公自身が
考案したと言われています。
着脱しやすく、また敵の攻撃を防ぐための工夫が随所に
盛り込まれており戦国武士らしい造りとなっています。
兜のてっぺんにある飾りは、
大変特徴的な山鳥の尾羽です。

忠興公らしい繊細なセンスと、武士らしい考え方が
詰まった『黒糸縅二枚胴具足』。
ぜひ小倉城へお越しの際は、
近くでじっくり見てみてくださいね。

<参考>
文化遺産オンライン 文化遺産データベース https://bunka.nii.ac.jp/db/
『永青文庫 No.114 美しき備え 大名細川家の武具・戦着』(2021)一般財団法人永青文庫
『細川ガラシャ』(2018)熊本県立美術館

小倉城公式Instagram
https://www.instagram.com/kokura_castle/

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