240618火 書くことがない日
書くことがない、というか、何も書きたくない。そんな日が続いている。
ネタを書き終えた後は、暫くこうなる。頭の冷却期間なのだろう。
何も浮かばない、という状態から起動して、これを書いている。何を書きたくなるのか知りたくて。
だから、どうでもいいようなことを書いている。何もない状態の上辺だから、きっと自分の出汁か灰汁のようなものだろう。何やこの例え。
#ひとつき座付 というものを今年お試しで始めて、今月は2件、稼働している。注文のあった芸人と何度か向き合いながら、ひとつきかけて一本のネタを提供する。
楽しい。毎月2本くらい書き続けられたら、幸せだなと思う。今月は男性コンビと女性コンビの漫才、3分ネタを書く。顔合わせ、大枠提案が終わり、次は初稿提出。今は、頭の中で、温めている状態。
こんな時は、何も吐き出したくない。けれど、頭の中を刺激したり整理したりしてみたくなっている。
先日カレーを作った。一回冷蔵庫で冷やしてから、次の日が美味しくなる。旨味のようなものが沈殿して、そこに再び火を入れて混ぜ合わせると、味が変わる。美味しくなる。
面白くしたい。ちょっとだけ、温め直ししてみよう。
男性コンビのネタは、ボケ役の表情がとても良いので、全く喋らないネタに出来ないか、というところから考え始めた。3分間、その状態にするのは流石に難しいので、話さず済むような話題を考えた。何とか流れが整い、大枠提案して、乗ってくれた。
女性コンビのネタは、遠回しに張り合う喋くり。自分の魅力や相方の不満など、間接的に言い合う。
2組のネタは、どちらも実験的なものになった。ひとつき座付を始めて5件、毎度そんなネタになる。
ダメ出し、講評で、芸人のネタが成立するよう、知識を交えて助言する。ひとつき座付は、発注を頂いているわけだが、自分に任された自分のネタ。好きなようにやってやろう、という気がある。
自分の好きは、成立するかしないか、ハラハラドキドキするものなんだなと認識した。
何も書くことがなくて、これを書き始めるのも、未知を体感してみたいのだと思う。
この春から、時間が沢山ある。好きなこと、やりたいことだけ、やっている。
やってみてわかったのは、当たり前のことであり、大切なことで、きっと周りの人たちもやっていて、自分の人生を満喫しているのかなと思った。
満喫とまでいかないが、今は居心地が良い。チェリー大作戦の漫才も良い感じで書けた。数日後に斑鳩町で公開収録がある。のんびり、同行して、見届ける。
いかるがって書ける?
書くことがない日に、最後に出てきたのが、コレってどうなん。
書き方を覚えたとて、恐らく一生、書くことがない。