240522水 ネタ打ち合わせ


吉田たちのこうへいと「上方演芸会」用の漫才の打ち合わせをした。前にも使った喫茶店。見覚えのある若者が入ってきたので目をやると、ヘッドホンを外してコンビ名と名前を言って挨拶してくれた。変な名前すぎて何も入って来なかった。見ず知らず新人に、吉田たちのこうへいです、と律儀に挨拶していた。

こうへいのことは、かなり好きな芸人。興味深い。不器用であり、器用なところもある。可愛げがないようで、あったりもする。読めないので、打ち合わせはやりにくい。なのに、居心地は良い。前回も今回も、オムライスをもりもりと食べていた。大型の動物みたい。心優しい。たぶん、そこが好き。

お笑いの感性は、合っていない気がする。うまく誘導できない。優しいので、こちらに合わせてくれている感じはする。それでも足並みは揃わない。そんな中、急に思わぬ角度から、こうへいのおもしろを投げかけてくる。おもしろい。

なんでそんなことを思いついたのか聞いた。不器用なのかクールなのか、何か答えたけど、よく分からなかった。そんなやりとりが多いネタ打ち合わせ。ぎくしゃくしながら、頑張ってくれているのか、色々とアイデアを出してくれる。こちらも誘い水をかける。朧げながら、形になっていく。

どう思っているのか知らない。お互い、気を遣わない。抜けているようで、繊細な男。

こうへいが考えていることや感じていることは、最近とても良い。面白くなっている。

ずっと何を言うてんねん、のツッコミが似合う芸人になってきた。

一人で沖縄の離島に行ったりしている。

そういえば、しずちゃんとも少し似ている気がする。

大型の動物ぽくて、心優しい。

何を考えているか掴みづらくて、考えていないようにも見えるけど、そういう人は深いところまで考えていたりする。

傷つきやすかったりするのかな、知らんけど。

なんとか、こうへいのやりたいネタにはなりつつある。たぶん。

私なりに整えて、託せば、膨らませてくれる。

関わっている芸人の中で、いまだにどうなるか全く見えない。信頼と実績、安心感はあるので、吉田たちとネタを作るのは楽しい。

自分のお笑い能力を発揮した手応えはない。柔らかく、包み込むだけ。たまには、こういうのもいい。

特別な気分、の日記。


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小倉マサ志の筆笑note
善は急げ🏃‍♀️