240820火　社長

火朝のおもろ塾には、芸歴一年目の元社長がいる。阪大大学院卒で、まだ若い。華やかで、くだらないお笑いの感覚も持っている。相方も個性的で、コンビの相性も良く、他の塾生からの評価も高い。

この子と話していると面白い。講評を伝えると、考え方を聞いてくる。今日は、創造力と企画力の違いについて質問してきた。

自分に足りないもの、これから必要なものを埋め合わせようとしている。勉強が出来る人の学び方なのだろうか。理屈ぽいわけでなく、感覚を手掛かりに、言語化したりコツを掴もうとしたり、自分なりによく考えている。

考えている人に、自分の考えを話すのは楽しい。押し付けにならない。向こうが考えて、処理してくれる。その距離感が心地良い。

おもろ塾は、月6回あり、1コマ120分。今日は2時間半にもなった。来月から思い切って、内容を絞り込むつもり。塾生に何を残すべきかアンケートを取ったら、質疑応答の自由時間を求めていた。意外だった。

大事なことが見えてきたので、その確信を教えるつもりで塾を始めたが、答えのないお笑いの何かしらの回答がほしい様子。塾でもNSCでも、いつも即答を心掛けている。塾を始めて一年以上経つが、質問したい相手と見てくれているのなら、一安心。

今年は、ひとつき座付、というお試し企画を始めて、色んな芸人にネタを書いて提供している。募集中。同時に、関わってみたかった漫才師の漫才台本も、局を通じて発注を頂いている。

ちゃんと書いて、ちゃんと教えたい。

おもろ塾は、まだ続けていく予定。今の塾生は、26名。入塾の条件は、プロ、プロ志望に限定している。

入ればいいのに、と素直に思う。

一年制。見学随時。

迷ったら、やる。

のるかそるか。

おもろ塾か、自習スベりか。