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【褒め包め】 5月「Jimbochoグランプリ」 ウケると売れるは別物の話


先の土日、丸二日、オフィシャル審査員を務めてきた。東京のお客は、本当によく笑う。お笑いに優しい。有難い。芸人は笑い声を注ぐとすくすく育つので、あんなにどかどかウケる空間にいるだけで心地良かった。と思いながらも、勘違いしそうで怖くもなる。

二日間で、14組×4公演のグランプリ。改めて、神保町漫劇メンバーは成長しているように感じた。定期的に通い始め、二年と五か月。テレビ向きの、即戦力と言える芸人やネタが増えた。嬉しい限り。


今回の結果はコチラ↓


ただ、ずっと言っていることだが、ウケると売れるは別物。これを含めた採点やネタ作りが重要なので、塩梅が難しい。私は運良く、中川家や千鳥や南キャンを近くで見守ってきたので、ウケるだけでなく、ウケた上で売れる人、その違いを目の当たりにしてきた。私の周りには、面白くてウケる芸人さんが沢山いて、なかなか売れない人も沢山いる。何とかしたいと常々思う。


今回の私の採点がコチラ↓


売れる要素を見つけた時は、いつもそこを褒めまくる。加点もする。今回も、ダメ出し用のダメを探しながら、同時に、褒めも拾う。そのメモから、売れるに繋がる点を、褒め包めしたい。ほぼ全組がウケた時に、この要素で差が付く。これに気付いている人が売れていく。4公演、56組分、一つずつ拾って書き記す。新人若手は見習って全てを吸収すれば、一つ1点として、56点アップするはず。それはない。

56褒め、行くぞ〜!


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善は急げ🏃‍♀️