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国民民主党と立憲民主党の合流に見る、民主手続きの重要性

お久しぶりです、だーたです。中々文章を書くのが苦手で、書くのはかなりゆったリではありますが、また書いていきたいと思います。今回は最近騒がしい国民民主党と立憲民主党の合流協議についてです。国民民主党の党員として見逃すことが出来ないテーマですが、今回は特に「民主的手続き」について話をしたいと思います。まずは合流協議のスタートについてお話しましょう。

1.立憲民主から持ち掛けた合流協議

今回の合流協議は、立憲民主党から提案を受けてスタート致しました。7月15日に両党の幹事長が会談を開き、その場で立憲民主の福山幹事長が国民民主の平野幹事長に「両党を解党した上で、新たな党を作り合流をする」と言った案外を提案しました。
この提案には、代表選を合流時に行うことや、綱領について協議するなどが盛り込まれており、国民民主側もこの案には賛同を致しました。ただ、ある部分で難航をするようになります。それは党名です。

2 党名は立憲民主党で?

立憲民主党の提案によると、党名は「立憲民主党」とする、との事でした。これに関しては立憲民主の枝野代表も「譲れない」部分とし、国民民主に飲むように求めています。
しかし、これに対して国民民主党は党名に関しては「民主的な手続き」を経て決定するように逆提案をする事になります。「民主的な手続き」とはつまり、投票です。

3 民主的な手続きを拒む立憲民主党

国民民主党としては新しい党にするならば、党名も新しくあるべきだという考えは一致しており、玉木代表以下役職者もしばしば言及しております。その新しい党名を投票という民主的な手続きで決めるということは、決して不可思議な話ではないと思われますが、これに立憲民主党は難色を示しています。
福山幹事長は党名に関しては、「多数決ではしこりが残る」「実施すれば結果は自明だ」として立憲民主党の党名を飲むように迫っています。

4 何故民主的な手続きを踏まないのか

このやり取りに私は疑問を二つ覚えます。まず、「多数決ではしこりが残る」という部分です。物事が決まらない場合、最終的には投票などの多数決方式という手続きを踏むのが一般的です。しっかりと投票で決めて、「多数決ならば仕方ない」となるのでは無いか(多数決で決まった事を後から無理やりひっくり返すのは、政治家以前に社会人としてどうかと思います)。私はむしろ党名を無理やり相手に押し付けてしまう事の方がしこりが残るのではないかと考えます。
もう一つは、「多数決をすれば結果は自明だ」という部分です。ならば、堂々とやれば良いのでは無いでしょうか。しっかりと民主的手続きを踏んで「立憲民主党」という党名にお墨付きを貰うことは、それなりに価値のあることでは無いでしょうか。
多数決に踏み切らない理由として、立憲民主党内にも以前の「民主党」が良いと考える勢力があり、必ずしも結果が自明ではないこと。最大勢力の赤松グループに配慮しているなど憶測がありますが、あえて今回そこにはスポットライトを当てません。

5 拒む理由が見当たりにくい民主的手続き

そもそも民主的な手続きはかなり否定しづらい提案と私は考えます。何も立憲民主党という党名を全否定するものではありませんから。更に踏み込んで言えば、政治家を選ぶ作業も投票という形の民主的手続きを踏んでいるはずです。
これに関して「結果は自明だから」「国民の間にしこるが残る」と言って否定することは無いと思います。立憲民主党はこのままでは名前に「民主」が付いてるのに、民主的手続きを否定する政党という矛盾をはらんでいるというレッテルを貼られます。それを避けるため、是非民主的な手続きという提案を受けて頂きたいと思います。

6 最後に
今まで党名に関する民主的手続きに焦点を当て、両党の合流協議に言及しましたが、最後に私の思いを少しだけ書きます。
それは政策です。自民に代わる政党になるにはやはり政策は重要です。憲法改正や、外交・安全保障、経済政策など国民に対して示すべき課題は山積みです。それを提案し、周知していく意識を議員全員が共有しない限り、それは選挙の為の野合と言われても仕方ないです。
党名を議論するのも大いに結構ですが、是非政権を担うに相応しい、政策を提示して頂きたいです。

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