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国民民主党結党から半年、私の評価と期待すること。

皆様、だーたです。今回は3月15日結党から半年が経った国民民主党への評価と4月2日に予定されている党大会に向けて期待することを書いていきます。ある程度本音を書かせて貰いますので、国民民主党関係者の方がお気を悪くしたら、申し訳ございません。

1.結党から半年、国民民主党への評価

まず、結党から半年たった国民民主党への評価をズバリ100点満点中何点かと言わせて頂くなるなら、60点です。普段応援している方から見れば、「厳しくない?」と言われるかもしれませんが、ここは良い点も悪い点も色々弾き出した総合評価です。今から良い点と悪い点を順に上げていき、述べさせて頂きます。

・良い点 ~政策先導型の路線~

まず、良い点として私がまず挙げたいのは国民民主党が掲げる政策先導型、提案型の路線です。提案型路線というのは旧国民民主党時代からも掲げていたものですが、今国会から更にそれを進化させた「政策先導型」の路線を掲げ闘っております。玉木雄一郎代表は「国民民主党が提案した政策は数ヶ月経てば採用されている」と自信を持つように、10万円の現金給付や、水際対策の強化、総合支援金の貸付枠拡大など、政府より先んじて提案した政策が実現をしてきました。
今国会でも更に事業規模に応じた支援の為の法案、「日本版PPP」を単独で提出するなど政府より先んじたまさに「先導型」の路線をきっちり進んでいる事は評価いたします。

・良い点 ~予算案の組み換え動議の提出~

次に、今国会で出した予算案の組み換え動議です。国民民主党は今国会で政府の出した予算案に反対した上で、独自の組み換え動議を提出しました。内容としては追加の現金給付を含めた家計支援の拡充、事業規模に応じた支援の為の事業支援の拡充など、約30兆円を追加歳出するものです。
先程述べた「政策先導型」の路線に則った独自の予算案の組み換え動議の提出は筋が通っています。「提案型を名乗るなら出してみろ」という批判にも応える内容です。また独自の予算案の組み換えを出すのは後ほど触れる立憲民主党など他党との明確な違いを出すものとして私は評価しています。

・悪い点 ~盛り上がりに欠けた代表選挙~

今までは国民民主党の良い点を書きましたが、ここからは悪い点を恐縮ですが書かせていただきます。先ずは代表選挙についてです。
国民民主党支持者の方でしたらご存知かと思いますが、12月8日に代表選挙を告示、玉木雄一郎議員と伊藤たかえ議員が出馬し、12月18日に玉木議員が代表に選任される結果でした。
私としては、この代表選挙がどうにも盛り上がりに欠けたと感じております。コロナ禍でなかなか外での演説が出来なかった事もありますが、ほとんどインターネットを使った代表選挙に終始しました。インスタライブなどでの討論会もやりましたがどうも視聴者の性質、また両議員のキャラクターから内輪ウケ感が否めませんでした。若者の政治参加を促す団体PoliPoliとの討論会では、団体の方が玉木議員を「タマキン」と呼ぶなど、とてもではありませんが主婦層が見たらドン引きするような事が起こりました(この件は流石に私から玉木代表に苦言を呈しました)。こういった経緯があり、どうも代表選挙に必要な経済政策や外交・安全保障など骨太の議論が霞んでしまったように思えます。最後の伊藤たかえ議員の演説など素晴らしいものもありましたが、全体的に見ると少なくともプラスに働いたかと言われると私は首肯しかねます。やはり東京だけでもいいから演説会をすべきだったと思いますし、安全保障や経済政策の議論をもっと聴きたかった印象があります。

・悪い点 ~上がらない支持率~


もう一つ、評価出来ない点は上がらない支持率です。現在国民民主党の各種世論調査の支持率は大体が0.5%から1%台を推移しております。媒体によっては0%などを叩き出してしまう事もしばしばです。
支持率の低さなどは旧国民民主党時代からの流れではありますが、やはり支持している党員やサポーターからすれば残念な思いです。玉木代表自身も「忸怩たる思いだ」と語っていますが、何が原因かを分析し、少なくとも2から3%は安定して維持できるようにしていかないと埋没しかねません。「半年しか経っていないのに」と言われる方もいるかもしれませんが、今年は衆議院議員選挙が必ずあります。やはり選挙で党勢を維持・拡大出来ないと辛いところがあります。

・悪い点 ~見えない軸~

最後に指摘したいのが、見えない軸です。「政策先導型」を提唱し、他党と違いを見せる国民民主党ですが、しばしば立憲民主党など他の野党と共に与党の不誠実答弁に対し審議拒否を行うなど、一般国民から見ると「他の野党と何が違うのか」と思わせる場面もあります。決して審議拒否全てを否定はしませんが、充実した国会審議を成り立たせる為に乱発するものではありません。まして「先導型」を標榜するならやはり言論で闘うべきです。
また、政策に関しても言うならば、しばしば国民民主党は「コロナ禍での消費税の減税」に言及するのですが、その割には法案などでの提出を行わないなど、一部軸がブレているように見られます。このように国会審議の進め方や一部政策のブレなどは不満を持つ部分です。

2.党大会に向けて期待すること

以上が私が思う、結党から半年経った国民民主党の良い点、悪い点です。これらを総合して60点とさせて頂きました。次に4月2日に予定されている党大会に向けて期待することを書きたいと思います。

・期待すること

私が期待するのは、とにかく地上戦です。政策の部分に関しては良いと感じられているので、とにかく党の認知度を上げる為の活動に注力する事を表明して欲しいです。ネット戦略など空中戦も悪いとは言いませんがやはり無党派への広がりに欠ける印象があります。地方議員や国会議員がいる地域はとにかく国民民主党の看板を掲げていき、ビラ配りやポスター貼りを続けていくべきです。議員らがいない地域も、党員・サポーターがいると思いますので、各県連や支部からお願いして、協力して頂くべきです。
また、東京や福岡など、都市に議員が居ないのも辛いところではあります。支持率に直結しやすいので、まずは候補者を立てる所からスタートして欲しいと思います。(記事執筆最中に、衆議院愛媛2区で石井県議が出馬していただけるというニュースがありました。有難い事です)
榛葉幹事長が3月26日の会見でも仰っていたように、一朝一夕では支持率は上がりません。スローガンだけの政治もいりません。地道でコツコツとした活動を通じてしか、支持率は安定的に上がらないと思いますので、頑張って頂きたいと同時に、4月2日の党大会で発表される党方針を楽しみにしたいと思います。



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