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ナラティブ

私は人の話を聴くのが大好きです。
どんなことを大切にしているか、どんなものが好きか、何をするのが好きか、どんな人生だったのか、これから何をするか…

他の人からみたらめんどくさい人でも、私から見るとなぜめんどくさい人なのか、どうしてめんどくさい人になったのかと腑落ちするまで付き合ってしまいます。
これはナラティブなんだなと知ったのは2、3年前。

私が好きなのはこれだー!と。

ナラティブ

「語ること」を意味しますが、ストーリーテリングのように出来上がった物語を語るのではなく、より自由に一人一人が主体となって語るイメージ

元々、個別化、原点志向があるのでその人の人となりや歴史自体に興味があるのです。いや、おばあちゃんに鍛えられたのかもしれません。

小さい頃育てられたおばあちゃんはほとんど毎日のように自分の小さい頃からの歴史を語ってくれました。

元々は漆の塗り物の店で育ち、大勢の職人さんと暮らしていた事、その中に自分のことを好きだった人がいたが戦争で死んでしまったこと、砂糖付きのビスケットが美味しかったこと、二階にはたくさんの干し柿が干してあり、職人さん用と自分たち用で分かれていたこと、結婚して姑に大変な目に合わされたこと、人の子どもを高校に行かせてやるために弁当を作り続けたこと、商売を始めたこと、周りの商店と協力して栄えるためには少し高くても近くの店から買うこと…

どんな偉人の伝記よりも面白く、示唆に富んでいました。

どんな苦労した時代も人を恨むことなく自分ができる、自分が自分を保てる範囲での行動をしてきたおばあちゃん。

身分が低い人でも馬鹿にせず、誰かの大事な子供なんだと思って人の子どもの世話もしてきた姿は、今の私の「誰もが誰もの大切な人として扱う」という信条に繋がっています。

ナラティブを聴くことで私は元気をもらえる。
栄養剤です。

今している仕事に私のこの栄養剤はとても向いています。

薬剤師をしています。

薬を渡すときに、風邪薬ならこれからどこへ行くのか聴いた後は行った先で困らない飲み方を提案する、血圧の薬なら、飲むことでその人はどんな人生を叶えたいのか、どんな気持ちで飲んでいるのか、そのことを叶えたいために私ができることを探したいために沢山の知りたい事があります。

私の薬局に来る人は口々にみんな変わった薬局!と言います。
そこまで聴く薬剤師には皆さんあったことないんだそうで…

趣味に付き合わせてる?

いやいや、私は薬という命に関わるものをお渡しするにはまだまだ不十分だと思っています。

もっと患者さんのことを知りたい、もっと効果的な薬の伝え方を知らせたい、よりよく生きるためのお手伝いがしたい、そう思っています。

そして、私のした勉強が皆さんにお伝えるす情報として役に立つのだから、もっと勉強もしたい。

あ、これ、収集心かな(笑)
達成欲もトップ5です。

大きなことはできなくても、私の周りの人は幸せにしたいと思う毎日です。

読んでくださりありがとうございます。

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