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創刊50周年「花とゆめ展」

皆さん、おはこんばんちは。
今年で創刊50周年を迎えた、少女漫画雑誌「花とゆめ」の展覧会に行ってまいりました。


開催概要

2024年5月に創刊50周年を迎える少女まんが雑誌『花とゆめ』は、親世代(かつての読者)から子世代(いまの読者)、そしてさらに次世代まで多くの読者に親しまれてきました。数多くの名作を生みだす本誌は、彼・彼女らのバイブルとなり、今もなお世の中に大きな影響を与え続けています。本展は50周年を記念する「パーティー」をキーワードに、幅広い世代の方々に『花とゆめ』の作品が切り開いてきた少女まんがの世界、読者に届けてきたときめきと感動の数々をお楽しみいただく展覧会です。雑誌を彩ってきた数々の作品の貴重な原画やふろく等の展示、体験コーナーやフォトスポットなどを通して、『花とゆめ』のオンリーワンの世界観をご体感ください。

ー「花とゆめ」とは?ー
1974年5月創刊。毎月5日・20日に発行。コミック界をリードする話題作ぞろいの個性派コミック誌として、「ガラスの仮面」「パタリロ!」「動物のお医者さん」「ぼくの地球を守って」「赤ちゃんと僕」「フルーツバスケット」「花ざかりの君たちへ」「暁のヨナ」など、数々の名作を生みだしている。

「花とゆめ展」公式サイトより


「花とゆめ」の記憶

「花とゆめ」は私が14歳、中学2年生の時に創刊しました。
それまでにも少女漫画雑誌は、「マーガレット」「りぼん」「なかよし」(発刊形態など詳細は後述)などがありましたが、「花とゆめ」というネーミングがとても斬新で、「へぇ~!」と思ったことを今でもハッキリと覚えています。

漫画雑誌の歴史

私がローティーンからティーンエイジャーだった1960〜70年代は、漫画雑誌の全盛期でした。
娯楽といえばテレビやラジオくらいしかなく、漫画雑誌は少年少女の毎日の生活に楽しみを与えてくれる貴重なエンタメでした。

当時の漫画雑誌の種類を挙げておきましょう。

少年向け漫画雑誌(週刊のみ)

◎週刊少年マガジン(講談社 1959- 毎週水曜日発売)
◎週刊少年サンデー(小学館 1959- 毎週水曜日発売)
◎週刊少年ジャンプ(集英社 1968- 毎週月曜日発売)
◎週刊少年チャンピオン(秋田書店 1969- 毎週木曜日発売)

私の中学の同級生は「ジャンプ」の大ファンで、当時彼の家に遊びに行った時、押し入れの中に創刊号からの「ジャンプ」がズラーッと並んでいたのに驚愕したのを覚えています。

少女向け漫画雑誌(月刊誌含む)

◎なかよし(講談社 1954- 毎月3日発売)
◎りぼん(集英社 1955- 毎月3日発売)
◎マーガレット(集英社 1963- 毎月5日20日発売)月2回刊
◎別冊マーガレット(集英社 1964- 毎月13日発売)
◎別冊フレンド(講談社 1965- 毎月13日発売)
◎Sho-Comi(小学館 1968- 毎月5日20日発売)月2回刊
◎ちゃお(小学館 1972- 毎月3日発売)
◎月刊プリンセス(秋田書店 1974- 毎月6日発売)
◎花とゆめ(白泉社 1974- 毎月5日20日発売)月2回刊
◎LaLa(白泉社 1976- 毎月24日発売)

少女雑誌の方が数が多いように見えますが、少年向けの記載は週刊誌のみですので、月刊誌を含めると圧倒的に少年向けの方が多いです。
(ご興味のある方は→Wikipediaへ😉)

今回は「花とゆめ」と、それに関連する少女漫画雑誌について書いていますので、その参考のために挙げてみました。

好きな作家

「花とゆめ」創刊50周年にあたって、私の記憶に強烈な印象を残している作家さんが二人います。
それは、美内すずえ先生と和田慎二先生です。

美内すずえ

美内すずえ先生は、1951年(昭和26年)2月20日、大阪府生まれ、血液型O型。
数多くの作品を世に出していますが、代表作はなんと言っても「ガラスの仮面」でしょう。
「花とゆめ」の1976年1号から1997年20号まで連載され、その後は別の雑誌に移ったり、その雑誌が休刊したりしてしまい、いまだに“未完”となっています。

が、その間にもアニメ化、映像化、舞台化されるなど絶大な人気を誇っていて、美内先生は「何があっても、絶対に描くことをあきらめません。これからも、『ガラスの仮面』完結に向けて頑張ります」と語っています。
(情報、引用は全てWikipediaより)

美内先生との出会い

私の美内先生との出会いは、その「ガラスの仮面」より少し前、「13月の悲劇(美内すずえ怪奇傑作集)」 という作品でした。
これは、私が大好きでほぼ毎号購入して読んでいた雑誌「別冊マーガレット」(集英社、略称は「別マ」)の1971年(昭和46年)9月号〜10月号に短期連載された作品です。
もう50年以上前に読んだ漫画ですのでストーリーは全く覚えておりませんが(草)、このタイトルと「面白かった!」(っていうか怖かった!😆)という印象だけは強烈に残っています。

和田慎二

もう一人の和田慎二先生は、筆舌に尽くしがたいほど大好きな作家さんです。
和田先生は、1950年4月19日生まれ、広島県呉市出身。2011年7月5日に鬼籍に入られています。

和田先生の作品も数々ありますが、代表作はなんと言っても「スケバン刑事デカ」でしょう!
「花とゆめ」1976年1号から1982年24号まで連載され、2022年1月時点で累計発行部数は2000万部を記録しています。
(情報は同じくWikipediaより)

「スケバン刑事」は連載中から大好きで、ただ私は好きな作品は雑誌で続きを待つより、コミックスで単行本化されたものを一気読みするのが好きでしたので、単行本は全巻買い揃えました。

漫画連載終了後の1985年には、斉藤由貴主演でテレビドラマ化され、その後も南野陽子、浅香唯・大西結花・中村由真主演の続編が3部作として制作されるほどの人気作品でした。

斉藤由貴さんについては、私がシリーズで書き留めています「永遠のアイドル」シリーズで、いつか必ず取り上げたいと思っています😉

和田先生との出会い

和田先生との出会いは、これも美内先生と同じように「別マ」でして、「銀色の髪の亜里沙」(1973年4月号 - 5月号に前後編で掲載)という作品は、それはもう強烈なインパクトで、あらかたのストーリーは今でも覚えているくらいです。

その他の和田先生の作品では、
「愛と死の砂時計」(別マ1973年8月号掲載)
「超少女明日香」シリーズ
「わが友フランケンシュタイン」シリーズ
などなど、好きな作品はたくさんあります。


その他の作家さん


この二人の先生以外の作品で印象に残っている「花とゆめ」の作品では、

紅い牙・ブルーソネット(柴田昌弘)
赤ちゃんと僕(羅川真里茂)
動物のお医者さん(佐々木倫子)
パタリロ!(魔夜峰央)

などがあります。


創刊50周年記念「花とゆめ展」

六本木ヒルズ52階「Tokyo City View」で開かれている「花とゆめ展」に行って来ました。

地下鉄日比谷線「六本木駅」通路
六本木ヒルズタワー(高い😆)
入口からすぐのエントランス
創刊5周年の表紙
懐かしいトリコロールカラーのコミックス表紙
「ガラスの仮面」といえばこのセリフ!

↑これらの掲示は写真撮可ですが、区切られたスペースに入ると作家先生たちの原画が飾ってあり、そこは撮影不可でした。
原画には「ネーム」(セリフ)の貼り込みがあったり、修正液で直したところが直に見られたりしてエモかったです!😆

記念にグッズを購入しました。
左が「ガラスの仮面」のハンドタオル。
右はポストカードで、下が「スケバン刑事」と、上の左が「ガラスの仮面」。
上の右は来場者に配布される特別カードで、裏側にはランダムで作家さんのイラストが入っています。
ハンドタオルやポストカードはランダムではなく、絵柄を選んで購入できます。
グッズの上のは、有料で付けてもらえる紙袋です。


50年前、ティーンエイジャーだった私の懐かしい想い出を蘇らせてくれた、素敵な企画でした。
もしご興味のある方は6月30日まで開催されていますので、ぜひ行ってみてください。
チケットはこちらから↓😉


それでは。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならDESTINY!


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