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岩手競馬の薬物問題について

ファンが忘れた頃に問題が起きて競馬界隈を騒がせている岩手競馬の薬物問題を取り上げる。

そもそも何故こうも度々薬物が検出されてしまうのか?

2018年7月以降は監視カメラを設置し監視を強めたはずではなかったのか?


普通の競馬ファンならこう思うはずだ。

現に私もそう思う。


私は競馬場で働いていた事があるからわかる事なのだが監視カメラを数十個付けたところで薬を盛る隙は "いっっくらでもある"


まず厩舎村というのはファンが想像してるよりも広い。監視カメラが設置されたと言っても数十個の監視カメラでは厩舎村全域を監視するのはまず不可能である。

そして意外と知られていない事実だがわざわざ薬物を馬房にある飼い葉桶に入れる必要は全くない。

そもそも飼い葉桶に薬物を盛るとなると厩舎に侵入し更に馬房に入る、そして馬に気付かれないように薬物を盛る必要がある。


....無理じゃね。

馬は思っているよりも暴れるしね。

そもそも厩舎スタッフが頻繁にウロウロしてるだろうし廐舎の中で鉢合わせしようもんならいよいよ言い訳のしようが無い。鉢合わせた瞬間に一発アウトで毛利小五郎でもこの薬物事件の犯人がわかってしまう。

廐舎の出入り口は監視カメラを真っ先に設置するところだと思うし飼い葉桶に入れるような原始的な方法では無いと思う。

実は廐舎スタッフが買収されて担当馬に薬物盛ってました〜なんていうオチでも無い限りはね。


ならばどこに薬物を盛るのか?という話にはなってくる。


自分が怪しいと思ってるのは"寝藁ロール"と餌の運搬や雑用に使う土木用の"1輪車"

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この2つなら簡単に薬物をかける事ができるはず。

1輪車は廐舎内に入れると馬が通る際に邪魔になるから外に置いていることが多かったので隙はかなりあるはず。

それに薬物をかけてそのまま餌を運んでくれたら流動的に薬物が馬の胃袋へ入るって感じ。


もう1つは寝藁ロール

これは大きいから厩舎に置かない。

厩舎から少し離れたところに保管してあるのが普通のはず。

寝藁ロールが狙われやすいのは、中の人なら分かるだろうし保管場所にカメラがあってもおかしく無いがこれだけ目標が大きければカメラの死角から薬物をかける事は簡単だと思う。

(というか馬の仕事は主に真っ暗闇の時に行われるしカメラはしっかり撮れてるの?)

寝藁といっても馬はパクパク食べちゃうし結局薬物のかかった部分を使用してベッドを作られた馬が運悪く口に入れてしまうと...。


ちなみに厩務員をしていた頃に先輩にいつも言われていたのが「大バケツに一滴薬物を垂らすだけでもその水からは薬物反応がはっきり出るから廐舎の中ではコーヒーすらも飲むな」という言葉。

それが本当かどうかは知らないし話を盛ってる可能性がなくはないが想像以上に簡単に薬物が検出されるのは事実であるだろうし隙だらけの厩舎村。カメラを増やしてもあんまり、意味が無いのではなかろうか...。

早く解決するといいですね

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