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[わかった気になるシリーズ] 総資本回転率とは ビマ検対策

マジで財務諸表について、知らなさすぎます。

今度は総資本回転率についてです。

資本が回転とは何だ?お金がクルクル回転するってどういうこと?

そんな風に思う人もいるのではないかと思います。

わたしも、仮想通貨のトレードをやるまでは資産の回転とはいったい何なのかわかりませんでした。

専門用語というのは、分からない人にとってはギャグです。

お金がトリプルアクセル?とか思ってしまうことでしょう。

ここで言う回転とはトリプルアクセルのことではありません。

まずはわかりやすく、仮想通貨のトレードで使う回転について例で説明します。

例えば、あなたには100万円の貯金があったとします。

その100万円で、ビットコインを100万円分で買ったとします。

そして、120万円に値上がりしたときに売ったとします。

すると、20万円儲かったことになります。

これが1回転。

そして、またビットコインが100万円に値下がりしたときに120万円でビットコインを買ったとします。

すると、1回転目のときは1ビットコインしか買えなかったけど、今度は120万円が資金としてあるから、1.2ビットコインを買えます。

そして、また120万円にねあがりしたときに1.2ビットコインを売ったとしたら、144万円で売れることになります。これが2回転目。
120万円の資金を元手に、あなたの貯金が144万円になったので、2回転目では24万円儲かったことになります。

そして、元々は100万円が資金だったわけですから、トータル44万円儲かったことになります。

何となくイメージを掴めたでしょうか?

仕入れて、売って、利益を出す。これを1回転として考えるのが、トレードにおける回転です。

総資本回転率の回転は、例に挙げた回転と根っこは同じイメージですが、実際には少し違います。

単純に言えば、100万円の元手が144万円になったとしたら、回転率は

144万/100万=1.44回転ということになります。

ここがわかりづらい。初心者を混乱させるためのトリックとしか思えません。

回転じゃなくて、比率で144%と言えばいいのに、専門家たちはなぜか1.44回転と言います。

もう、郷に入っては郷に従えの精神しかありません。

回転じゃねーじゃん、比率じゃん、と思うかもしれませんが、いくら叫んだところでみんな1.44回転と言っているのです。

ホント、最初に回転とか言ったやつ、誰だよ…。

まぁ、愚痴ってもしょうがないので、今の資産/元手の資産の単位はアホっぽく回転としましょう。

すると、次の問題だとどうなるでしょう?

2021年の貸借対照表(左)と2022年の損益計算書(右)が以下のとおりだとします。

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はい、さっぱりわかりませんね。

でも、見るポイントは二か所だけです。

まず、2021年の終わり頃、持っていた資産はいくらか?ですが、これは図の赤字で記した負債・純資産合計の箇所になります。

そして、2022年に、資産がいくら増えたか?という点に関しては売上高を見ます(青字)。

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いやいや、2021年の資産は純資産の合計である1950じゃないの?とか思うかもしれませんが、それはまだ資産の考え方が庶民派だからです。

資産は友達に借りた金も自分の貯金も資産です。

上の貸借対照表の14590円は友達のお金と自分のお金を全部投資にぶち込んで、2022年になったらどれだけ売り上げて、儲けが出たのか?と考えます。

ようするに借金だろうと他人のお金だろうとビジネスに突っ込んで、儲ければいいのだというジャイアン的な考え持つとわかりやすいかもしれません。

このあたりはどこかでまたまとめようと思いますが、回転率の資産とは、自分のお金と他人のお金の合計ということだと思えばよいです。

回転率の話に戻します。

2021年に14590円だった資産は2022年になったら15000円になった、ということが上の図からわかります。

つまり、15000/14590=1.02回転

ということになります。

ようするに1回転超えていたら、ああ、儲かったのね、と考えれば良さそうです。




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