金色の蝶/花木さち子 作詞:堀越そのえ、作曲:山田ゆうすけ、編曲:杉山直樹

詞は、紙の上に並べられた『押し花』のようなもの。それに作曲家、編曲家がメロディという水を与えてくれてはじめて『生花』となります。そして、歌手が声という命を吹き込んでくれた時、鮮やかな色彩と香りを放つ『華』となります。あなただけの『華』をどうぞ日本中に咲かせてください。
(作詞:堀越そのえさん)

「魂が『浄化』『昇天』していく雰囲気がどうしても欲しいので、メロディも周波数も高めに作ってもらえるとありがたいです!」 堀越そのえさんの詞が送られてきて、お手紙にはこんな思いがつづられていました。「泣きながら産まれて来たから、最後は微笑んで逝きます」とてつもないテーマを頂いて、いったいどんな歌にすればいいんだろう?重くのしかかった、でも心地いいプレシャーでした。
(作曲:山田ゆうすけさん)

編曲って何ですか?という質問をよく受けます。この曲のサビのロングトーンのバックを聞いて何かのイメージがもし浮かんだなら、もう説明する必要はありませんね。想像力豊かな歌の世界を楽しみにしてます。
(編曲:杉山直樹さん)

「金色の蝶」は、日本では珍しい「死ぬこと」を扱った作品です。普通に考えれば暗く湿りがちな内容を、暖かさと優しさ、そして、明るさ保ちながら、残された人へのメッセージが歌われています。大切な人への気持ちを込めて、明るく真っ直ぐ歌って頂けたら嬉しいです。是非、チャレンジしてみてくださいませね。
(歌唱:花木さち子さん)

もしも自分があの世に旅立つ時、大切な家族や友人にどんな言葉を残したら安心して見送ってもらえるだろうか。さなぎが蝶になり飛び立つように、魂があの世に帰る時の「旅立ちSONG」である。毎年NHKホールでのパリ祭出演や、ディナーショーなど、シャンソンからジャズ、ポップス、ミュージカルナンバーまで幅広く歌う注目の歌姫。3オクターブ半という音域の広さも魅力だ。
(田勢康弘)

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