花一花/八代亜紀 作詞:星野哲郎、作曲:美樹克彦、編曲:若草 恵

恩師 星野哲郎の詩にメロディーを付ける 作曲家として仕事を始めた時の夢のひとつでした。
「ごめんネYuji」、「昭和ひと桁人生噺」(村田英雄)、「京の川」(村上幸子)、「ラ・サッポロ」「好きにしていいよ」(アローナイツ)と一緒に仕事ができたことは夢が叶ったとしか言えません。
この「花一花」という曲ができたきっかけは、花の本を読んでいる時に”高山植物”の一種で”白山一花”は何年かに一度しか花を咲かせないと知り、先生に話したところ、”ヒントをありがとう” と言われ、この「花一花」と言う曲の詩をいただきました。
一行一行読んでいくたびに背すじが”ゾクゾク”とした記憶があります。
(作曲:美樹克彦さん)

死ぬまでに一度しか咲かない花…そんな花のイメージをサウンドにしたら。。。
考えに考えたのがケルテックサウンドにすることでした。
北欧の極寒の寂しさのなかで生まれた音楽が、まさに「花一花」のいちずさに通じる。
そんな想いで編曲しました。
見事な八代さんの歌唱がこの作品に命を吹き込んでいます。
(編曲:若草恵さん)

星野哲郎先生の七回忌の年にとっても素敵な歌に巡り会う事が出来ました。
一生に一度しか咲かないという幻の花に、待ち続ける一途な女性の情念を託した悲しくも力強い歌詞に、美樹克彦先生の切ないメロディ、若草恵先生の繊細且つドラマチックなアレンジが絶妙に融合した歌です。
是非たくさんの方に歌って頂きたいと思います。決勝大会が今から楽しみです。
(歌唱:八代亜紀さん)

「死ぬまでに一度しか咲かない花があるんです。花一花というそうです。詞を書いてください。」美樹克彦が星野哲郎に頼み、美樹が曲をつけた。星野は生前、曲を聴いている。八代亜紀が銀座のクラブでジャズを歌っていたころ、星野は常連客だった。不思議なことに星野・八代の曲は1曲もない。この二人の組み合わせの曲を作ろう、というのがイベント発想の原点である。
(田勢康弘)

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