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#養教あるある短歌

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養護教諭として働いていると、いろんなことを感じ、想い、考えます。そんな些細な日常を短歌にして切り取ってみました。
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#学校

「よっこいしょ」重い鞄にたくさんの勇気も詰めて家を出る朝


(鞄重そうに登校してるなぁと思うと同時に、きっとあの鞄の中にはたくさんの「よっこいしょ」の気持ちも詰め込んでるんだろうなぁと思ったりする。)

akari
1か月前
5

打ち明けぬ覚悟辛いと知りながら君はこの巣を旅立ってゆく

(なんとなくこちらはわかっている。気づいている。想像している。でも、聞いたら君の何かが崩れてしまいそうで、臆病な私は様子を窺い待っている。もうすぐ卒業なのに…っていうシチュどんな事柄にもよくある話で保健室も例外じゃない。)

akari
1年前
2

スポ振の書類締め切り明日やのに一度にぎょーさん出してきはった



(明日の10時までなのに、なぜ今朝出す?なぜ一度に何ヶ月分も出す?確かに締め切り今日までと言ったけど…あ、記入漏れ…詰んだわー…とか思いながら入力しつつ確認の電話しなきゃ!次の月締めだと給付遅れるからなぁ…)

akari
1年前
2

昼下がりもぞもぞ音が静まって待ってましたの優しい寝息



(なかなか眠れなかった子どもが眠りに入ったのを察知)

akari
1年前
1

「うまいね」と生徒の一言嬉しくて包帯巻きのプロ目指すよね



(こういう仕事なんだけど褒められたら大人だって嬉しいよね)

akari
1年前

教室があるから保健室があり担任いるから養護がいるの


(教室が全てではないし保健室が全てでもない)

akari
1年前
1

午後四時を回って食べる給食を温めてたら…ピッチ鳴りけり (お昼ご飯食べる時間がなかった時、やっとホッとしたところで…という時に限って何か起こる、ほんとあるある)

#養教あるある短歌 をつくる

昼下がり もぞもぞ音が静まって 待ってましたと優しい寝息 午後、体調が悪いと言って保健室に…

akari
1年前
5

痛みさえ忘れボールを追いかけてケガした君に雪はふりつつ



(雪の中、感覚がなくなった手の怪我に気付かずにサッカーをし続けて、手当てに来た時には体のあちこちに雪がついていたんだなぁ)

akari
1年前
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