沈黙の奥にある金脈 - 傾聴の極意を超えて
今日はな、めっちゃヤバイ話をしようと思うてん。傾聴のプロ中のプロが使うテクニック、そんなもんがあるわけないやろ?...って思とったら大間違いや。
「えっ、そんなんあるんか?」言うてる顔が目に浮かぶわ。まあ、落ち着いて聞いてみい。
こないだな、ある政治家と話す機会があってん。その人の名前は言えへんけど、まあ、すごい人や。
その人が、こんなこと言うてたんや。
「傾聴の極意?あんなもん、序の口や」
ワイ、思わず「はぁ?」って声出てもうた。
「本当の極意は、『聴かないこと』や」
そう言うて、ニヤリと笑いよった。
「どういうことですか?」ワイが聞いたら、その政治家、こう言うてん。
「相手が話し始める前に、相手の心を読むんや」
「えっ、そんなん無理やろ...」
「いや、できるんや。相手の目の動き、呼吸のリズム、体の微妙な動き。全部見逃さへんかったら、相手が何を言いたいか、わかってくるもんや」
「ほんまですか?」
「そうや。そして、相手が言葉にする前に、その思いに応えるんや。そしたら、相手は
『わかってもらえた』
って感じて、心開くんや」
なあ、すごいやろ?これ、ただの傾聴やあらへん。相手の心を先読みする技や。
でもな、これだけやあらへん。その政治家、さらにこんなこと言うてたで。
「最後の極意は、
『場の空気を聴く』ことや」
「場の空気...ですか?」
「そうや。
部屋の中の緊張感、
人々の呼吸の音、
空気の振動。
全部が情報なんや。それを感じ取れたら、場全体の流れがわかる」
「そんなん、できるんですか?」
「練習や。瞑想でもええし、自然の中で静かに過ごすのもええ。感覚を研ぎ澄ませていくんや」
ワイ、正直びっくりしてもうた。
こんな世界があるなんて、思いもせんかったわ。
でもな、よう考えたら、
確かにそうかもしれへん。
人間のコミュニケーションって、言葉だけやあらへんやろ?
空気を読むとか、阿吽の呼吸とか、昔から言うてるやん。それを極限まで磨いたんが、この技なんかもしれへん。
「でも、これって危険やないですか?
人の心を操るみたいで...」
そう聞いたら、その政治家、真剣な顔になってこう言うてん。
「そうや。
だからこそ、使う側の倫理観が大切なんや。
相手のためになることやったら使う。そうやないなら、使わへん。それが鉄則や」
なあ、どないや?ただの傾聴やのうて、もう神業の領域やろ?
でも、こんな技術があるってことは、逆に言うたら
、自分が操られへんようにも気をつけなあかんってことやな。
相手の言葉だけやのうて、自分の感覚も大事にせなあかん。
そして、自分の心の声にも耳を傾けな。
結局のところ、コミュニケーションって、相手と自分、そして場全体のバランスなんやろな。
まあ、こんな高度な技、みんながすぐに使えるもんやあらへん。
でも、こういう世界があるってこと、知っとくだけでも価値あるんちゃうか?
これからは、言葉の向こう側、沈黙の奥にある金脈を探してみい。そこに、新しい世界が広がってるかもしれへんで。
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