出口。

コロナに、かかった。

正確にはもう治っているはずの時期なのだが、この罹患により、いくつかのものが確実に抜け落ちて無くなり、いくつかのものが、くっついて離れなくなった。

あまり詳しくは書かないが、この罹患により確実にコロナは私に、爪痕を残していった。

その一つが、タイトルにも書いた、「出口」。

体力が、前より減り、それに伴い、これは予想すらしていなかったのだが、感情を吐き出すための出口、それと同時に、吐き出すための力をも、私は見失ってしまった。

これは今だけのものなのか、ずっと続くもので、この先も持って歩くものと覚悟しなければいけないものなのか、見当がつきかねている。

とりあえず内にも外にも、どうにも持って行きようのないこの思いを、どう紛らわすのか。

慎重に、見ていかないといけない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?