保護者と同等に子の成長をみてくれている第三者の存在は大きい。




昨日、現在テレワーク中の私は休憩時間を調整し、保育園に出向いた。




息子のことで相談したいことがあり、相談依頼をしていたのだ。




卒園式の準備や進級の準備などが重なる忙しい時期だったから、依頼してから3週間ほど経ってしまったが、そんな中でも担任の先生と園長先生が30分も時間を割いてくださった。それだけでもう感謝である。




相談して、本当によかった。




まず、なぜ相談したいと思ったかというと、夫と育児の方針が食い違ったためである。




子育てに正解はない。




個人差があるし、息子を軸に考えたとしても、どの選択が正解なのかは、誰にもわからない。おそらく、ジャッジができるのは息子だけである。しかも、息子にしたってそのジャッジをくだせるのは、きっと20年後とかそのくらい先の話だと思う。




でも、夫婦で方針が食い違っている状態は良くないと思ったのだ。




夫婦で育児の方針が食い違ったままというのは、一つの事柄に対して母親と父親のとる態度が変わるということだ。それは息子にとってよくない。大人に例えると上司二人の言ってることが真逆って状況だと思うのだけど、そんなの大人からしたって混乱するしストレスがすごい。




でもお互い息子のことを考えた上での持論だから、簡単にとりさげられないし、相手の方針を採用するにも抵抗がある。だって相手の意見は持論とは真逆なのだから。




だから、幼児に関する専門的な知識をお持ちで、更に日頃息子の様子を間近で見てくださっている先生に、息子の様子を伺った上で、息子のためにはどちらのスタンスがいいのかを決めたいと思い、お時間を割いて頂いた。




結論を述べると、「お世話になっているのがこの保育園でよかった」この一言に尽きる。




息子のことをよく見てくださっているし、息子によくない言動があったときの正し方まですごく配慮がなされていた。




個人差を尊重しつつ、目指したい成長は促そうとしてくれていることが全体的な方針なのだということもわかった。




こちらからの相談については、概ね私のスタンスで問題ないというものだったのだが、それだって夫のことも夫婦のあり方までも褒めてくださった。




「3歳というのはこういう時期でこういう特性があるから○○できなくても大丈夫」とか「今〇〇ができないからといって一生そのままではないから安心して」とか「2歳のとき○○ができなかった子でも年長さんになったらできるようになる子はいっぱいいる」とか、私が夫に対して持論を自信をもって主張できる後ろ盾をたててくださったし、




「ご主人も、息子さんのことを本当によく考えてくださっているんですね」とも言ってくれた。




正直、目からウロコだった。笑




私は、夫の育児に対する姿勢があまり好きではなかった。




私と方針が食い違うと、なんでもかんでもネットから論拠をもってきては大げさな「もしも」を掲げる。




大げさなもしもを掲げるというのは、「〇〇しなかったせいで息子が死んでもいいっていうのか!!」みたいなことだ。




〇〇(やったほうがいいとされている行為。例えば野菜を食べるとか、早寝すべきとか。)しなかったからといって死ぬわけはないでしょと思っても、そう言い切ることはできない。




となると、「死んだら困る」という答えになる。



すると「なのになんで〇〇をしようとしないんだ!」という矛盾が生じるので、○○という意見を採用するしかなくなる。




でも、私が夫の手法ある根拠を元に訴えるということをしても、その根拠はなぜか採用されない。




この不公平さはどうかと思うっていう不満はそのまましっかり残っているのだが、先生は「それだけ息子さんのことを考えていらっしゃるということですね」と言ってくださった。




たしかにそうだ。




こんなに口出ししてくるなら子育てに一切関与してこない方が楽だとすら思っていたけど、子育てを自分事と捉えているからこそ生じた育児方針の食い違いなんだなと思った。




また、お母さんもお父さんもこんなに考えてくれていて息子さんは幸せですねとも言ってくれた。




正解がない育児だからこそ、保護者と同等に子の成長をみてくれている第三者の存在は大きい。




このような保育園に恵まれたことへの感謝と、夫がいちいち細かいのは育児を自分事として捉えるとう親として当たり前のことをしているだけなのだということを忘れずにいようと思ったし、息子のために必要ならば(いちいちはしない)第三者のもとへ話を聞きに行く等して、私の話を聞かない夫ともしっかり闘っていこうと思った。




保育園の先生方、本当にいつもありがとうございます・・・!!


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