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ピクセルアート自作の展示と分析第3回(2023.11.25)

第3回です!
私は11月26日のpixel dot partyのイベントに向けて準備していたのですが、その1週間前に風邪を引いてしまったのでお出しできる作品がとても少ない状態でした。
そこで、前日である25日に11個ほど描きました。
スピードを重視したので、時間をかければもっと良くなったかもなと思う作品が多い反面、じっくり考えてたらこんな作品描けないなと思うものもありました。

それではご覧ください!

13暗闇の中に一筋の光を見つけた魔法使い

13暗闇の中に一筋の光を見つけた魔法使い

暗闇の中、ポツンとある扉から一筋の光が…!というのは、良くみる表象ですね。
最初は魔法使いを描いてみたのですが、それだけだと作品にならないので暗闇の中に光を見出しているイラストになりました。
色使いに薄汚れている感じが出ていて良いですね。

かわいいかどうかでいうとかわいいと胸を張って言える要素はないかもしれません。

ありがちな表象を使っている分、なんらかの背景や物語をこの作品から感じることができます。ありがちな表象の一歩先にあるものを表現できるようになりたいものです。

14 不思議な生物を神と崇める人間たち

不思議な生物を神と崇める人間たち

最初はかわいい動物として猫を描こうとしたのですが、色がピンクだと絶妙に別の動物に見えてきますね。なんだか少し神々しい感じがしたので、台座の上に鎮座してもらい、人々に崇めさせることにしました。(ついでに巨大であることにしました)

この世界は未来なのか過去なのか判然としませんが、きっと文明は失われているでしょうね。

文明を失い不思議生物を崇める矮小な人間はかわいいですし、巨大不明生物が神として祀られているところも好きなので、不思議な世界観も合わせて気に入っています。
かわいい成分が矮小な人間にしかないので、少しかわいいポイントは低めです。

タイトルがないと人に見えない気がしますが、そもそもこのイラストだけで不思議生物が神と崇められている場面には見えないでしょうから、作品タイトルでズルをしています。今回はそんなズルをしている作品を多く紹介する予定です。


15森の中のオバケ

森の中のオバケ

森の中のオバケです。
オバケを描いてみるとわかりますが、少ないドットでもオバケは表現しやすく、描きたくなければ手足を描かなくて良いのでオバケはドット絵と相性が良いです。ドット絵にすると適度な簡略化で恐怖度も減りますし、素晴らしいモチーフです。

私が観測している範囲では等身が低めのオバケが多かったので、縦長のオバケにしてみました。
縦長であることと表情が豊かでないことが相まって「かわいい」というよりは物悲しい感じが前面に出た作品になりましたね。

オバケというモチーフ自体が可愛いので、ギリギリかわいい作品と言えるでしょう。オバケというかわいい存在が物悲しそうにしているのはそれはそれでかわいいですしね!

16秋の森を漂うクラゲ

秋の森を漂うクラゲ

クラゲも可愛くて人気のあるモチーフですね。
漂うという性質上、どんな風景に置いても違和感があまりないですし、主人公がいることで作品にまとまりが出ます。

ドット絵は記号化された世界ですから、断りなく非現実的な光景を描いても受け入れられやすいです。したがって、クラゲが森の中にいても違和感があまりありません(ないですよね?)

今回の作品はクラゲを描いてみた上で背景をどうするか悩みました。クラゲは、海だと普通だから海の反対で森にしようという私の安易な考えで森の中を漂うことになりました。

クラゲというモチーフはかわいいし、キノコもドット絵だとかわいいモチーフなのですが、いかんせん色使いが渋めで、「かわいい」とは少し離れているように感じる作品です。もったいないですね。

他には、木とキノコ以外の部分が空白になっているのが勿体無いのでもう少し何か要素を足せるようになるとイラストとしての完成度が上がりそうです。


17こちらを見てくる生き物

こちらを見てくる生き物

ピンク色の巨大不明生物のシルエットが気に入ったので、並べてみました。

あの生き物(15の作品)に支配された世界だと、人類はこんな風に監視されているかもしれませんね。

元が猫を描こうとしていたものなので、なんとなくかわいいですね。
色のバランスから、なんとなく不穏な感じもします。
かわいさと不穏さは作品に深みが出るような気がするので積極的に取り入れていきたいですね。


18ビルに立つ鳥

ビルに立つ鳥

最初、かわいい動物としてひよこを描こうとしました。ひよこもイラスト初心者には人気のモチーフですからね!

描いてみて、さて背景はどうしようかと考えた時に、ビルに立たせてみようとなぜか思いました。

立たせてみるとなんとなくしっくりきました。これだけ大きな鳥だと抱きしめたらふわっふわだろうなあと思います。

かわいさについてですが、ひよこはかわいいもののこの大きさだとかわいいというよりは脅威なのでかわいさポイントは低いかもしれません。このイラストを見た人が「ひよこは巨大化しても人類に友好的だ」(今も友好的かはわかりませんが)と信じることができれば、巨大なふわふわ鳥はかわいく見えるかもしれません。

19夕焼けを眺めている女の子

夕焼けを眺めている女の子

アイデアがなくなって、とにかく女の子を描いてみたらどこか遠くを見ているような表情になったので、夕焼けを眺めていることにしました。

金髪に白いワンピースは良く似合いますね。
海や夕焼けの色遣いが雑ですが、今の自分ではここまでしかできないのです。悔しい。

余っていたスペースが寂しかったのでカニを置いてみました。
すると、発表後にこのカニをかわいいと言ってくださる方がいました!やったあ!
自分としては余ったスペースを埋めたい!という気持ちだったのですが、それをかわいいと評価してくれる人もいるのだなと思いました。そう、かわいいを見出すのは自分だけではないのです。一生懸命描けばかわいいと思ってくれる人がいるかもしれないのだから、これからもいっぱいかわいいものを生み出せるように頑張ります!
コメントは本当に励みになりますありがとうございます。

ちょこまいカニ、かわいいですね。

20 お腹が空いているので森の動物を見て肉を連想する旅人

お腹が空いているので森の動物を見て肉を連想する旅人

木にもたれかかる人を描いてみようと思って描き始めたイラストです。

もたれかかっている人の描き方がよくわからなかったです。

動物は狐か何かを描こうとしたのですが、二足歩行のオレンジ色のトカゲみたいなイラストになりました。

背景を埋める手段が思いつかなかったので、旅人が空腹であることを示しました。空腹で食べ物を想像する姿は少しかわいく見えますね。

この旅人も髪色が緑なので、暗闇の中に一筋の光を見つける人(13)と同一人物かもしれないなあと思いながら描いていました。

21ケーキ…?

ケーキ…?

ケーキはかわいいモチーフなので描こうとしたのですが、いざ出来上がってみると「なんだろう、これは…」という気持ちになりました。

漫画やアニメで見かける料理が壊滅的に下手というキャラ付けのキャラはこんな風にイメージと現実のギャップに傷ついたり悩んだりしているかもしれません。


22女の子とオバケ

女の子とオバケ

女の子は簡略化されながらも一応手がついていて、お目目がぱっちりしていてかわいい作品です。
髪の色やリボンという要素は、描き始めた当初からあまり変わっていませんね。

今回は女の子以外はオバケが注目ポイントです。縦長のオバケは横幅5、6ピクセルあればすぐ描けるので、イラストの要素が物足りないと思った時に登場させるのに便利です。

小さい女の子とオバケという組み合わせは、かわいい×かわいいの組み合わせなので当然にかわいいですね。
久しぶりにできた正統派にかわいい作品です。


23籠の中の鳥を眺めている女の子

籠の中の鳥を眺めている女の子

この作品はぱっと見だとどういう状況かわかるようでわかりづらいですね。

視点の位置は籠の中です。
視点→籠の内側→鳥→籠の格子→籠の向こう側から眺めている人間。
という感じです。わかりづらいですね。

鳥はかわいいモチーフです。鳥が籠の中にいるというのもよくある表象です。
上下の幅が狭いのは捕えられている感じが出て良いかもしれません。
籠の中の鳥を無表情で眺めてくる女の子はなんとなく不気味ですね。

総じて、かわいい表象やモチーフを使っているので、作品を部分ごとに切り分けるとかわいいのですが、全体としては少し不穏な要素の方が前面に出ている気がします。


ここまでご覧いただきありがとうございました!
絵を描き始めてから1ヶ月と少し経ちましたが、23作品ほど描いているようです。
私はかわいいものを生み出したいと思っているのに気を抜くと不思議な要素や不穏な要素を入れてしまう癖があるようです。

これからもきっとピクセルアートを描いていきます。かわいい存在を皆さんにお届けするのが私の夢です!

それでは、ごきげんよう。

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