亭主まかない飯担当す!のススメ
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亭主まかない飯担当す!のススメ

Koko Piano

我が家のキッチンにて。
ある日、カウンターには
可愛らしい顔の描かれた卵が・・・
二つ並んでおりました。
**********

「ねぇねぇ、酒の肴ばっかりじゃなくて、
いつもワタシがつくるみたいな一汁三菜、
ニッポンの食事つくってみない?」

「それはキミに任せたい・・・
僕は無理・・・だと思う」

「そんなことないわよ、、、
こんなに『ゆで卵』にも凝っちゃって、
完璧な半熟卵つくってくれるんだから・・・」

「ずっと前にグッチさんに教えてもらった、
『ラーメン屋の珠玉の煮卵』が発端だから、
卵に関してはいろいろ研究したからね。」
(注・グッチ裕三さんは我が伴侶の高校時代の先輩。テレビ番組でご一緒した際、料理の話なども・・・)

「半熟卵ラブ♡が高じて顔まで描いちゃって、
食べられないわよぅ・・・もったいなくて!」

「煮卵の基本、半熟卵なら毎日つくってもいいな。
僕にとってはこれは工作と一緒だし!」

「工作ねぇ、確かにそんな感じ・・・そういえば、
サクで買ってきたお刺身を
居酒屋みたいにお造りにするのも上手だし、
これをアテに一杯、っていう一品は苦もなくつくるじゃない。
気持ちわかるけど、あとヒトコエ!
ベーシックっていうのかな、
具沢山のお味噌汁と野菜のお浸しや、
煮物、焼き魚みたいな、
シンプルでちゃんとした食事をつくりましょうよ!」

「料理の基礎とか、わかんないもん。
それに、キミが乳ガンの手術のあと
食事療法を始めてからは、
電子レンジでチン、とか、
スーパーで売ってるような簡単なものは一切ダメだし、
加工調味料だってほとんど使わないから、
なんだか面倒くさいイメージだよなぁ・・。」

「大丈夫! ワタシがやっているのはむしろ、
とってもシンプルで万能なやり方だから、
何一つ凝った料理はないのよぉ。
それにこれまでどおり、
ワタシが酵素玄米は炊いておくから、
いつでも温かい玄米ご飯は待機してるし・・・。
あ、だから、一汁一菜でいいから・・・ね、ね?!」

「つまり先ずは味噌汁つくるってことだね・・・」

「そう、オカズが少ないなら
具沢山がいいな、バランス的にも。
出汁も味噌加減も、おしえてあげるから。
毎日同じメニューでもいいから、
やってみて〜〜、お願い!」

「わかった、やってみる。
そのかわり文句言いっこなしだよ!」

***********

こうして、一年ほど前から、まんまと
【亭主まかない飯担当す!】がスタートした。
楽器習得と一緒で、習慣化が大事。
とりあえずお家の晩ごはんは全権委任とした!

我が家の朝は珈琲で始まり、
10時くらいにスムージー、
お昼はシンプルだから、いいとして、
晩ご飯に集中で取り組んでもらうことに。

ワタシタチ夫婦は子どもがいない。
ふたりともミュージシャン。
演奏も創作もする。
だから本気で「音楽が子どもです〜」
なんて言っていた。
振り返ると、どこをどう探しても、
子どもを産んで育てる!などという
壮大なプロジェクトは入る隙がなかった、、、と思う。
そんなことを考える余裕もなく、
仕事に奔走してしまった、がほんとう。

この話になると、ちょっと反省。

いつの間にか(と本人だけが叫んでる・笑)
ワタシが還暦を迎えたので、
二人とも立派にシルバー世代・・・?! 
あまり実感なし。
六つ年上の伴侶は年金までいただいている、らしい。

仕事に夢中の年月を過ごして、
もしかしたらワタシタチみたいに、
タイムトリップしたまま
年輪が刻まれてしまったヒトも
今の時代なら多いだろう。

いつまでも竜宮城にいるわけにもいきませぬ。

アンチ・エイジングならぬ、
グッド・エイジングを目指し、
最後まで命を全うするために、
出来る限り自分のことは自分で面倒見る!
という気構えが必要だ。

それに、ワタシに何かあったとき、
まともな食事がつくれない、
お酒とツマミがあればいい、
では心許ない、でしょ。

・・・何事にも備えは肝心、
対策本部は早めに設置した方がいい。

それでなくても、ちょっと油断すると、
わが伴侶はあっという間に、
商業主義の時短食品に頼るし、
手をかけると言っても、
バランス無視の酒池肉林・・・嗜好。

一緒に暮らし始めた頃は、
若さゆえの無理も効いて、
伴侶を喜ばせようと奔走し、
おウチご飯も宴会のよう・・・

仕事が忙しく、旅も多ければ、
ここぞとばかりに深夜でもグルメ三昧。

身体の声を聞かずに
食べ続けた結果、
アチラは脂肪肝、糖尿病、
コチラは乳ガン発症・・・
一緒に暮らして12年ほど経った
2008年頃のことでした。

もちろん食事のせいだけではないけれど、
食事が変われば、体が変わる!!!
のですよ、これが。

今だから声を大にして
叫びます。

「食べることは命」です。
(サントラ主題歌でご一緒した俵万智さんの作詞一節より)

とりもどした健康をいしずえに、
精力的に、演奏や創作活動を
再開させることもできました。

そして今も、油断せず、
それでいて適度に美味しい外食も楽しみながら、
メリハリのある食生活を送るのが心情。

基礎体力と免疫力を
パワーアップさせるようにと、
この数年ワタシが志してきた
『おうちご飯』のあり方は、
古来のニッポンの風土と民族的な体質に合った、
自然の恵みいっぱいの素食!中心。

作り方もいたってシンプル。
心ある生産者の食材や調味料を見極めて、
なるべく手をかけずにいただくべし。

現状、とても自分たちでは
育てようもなければ、
釣ったり捕ったりも無理な、
自然の恵み。
手間暇かけた農産物、海の幸、発酵食品などを
食卓に届けてくれる生産者の方々を、
消費生活で支えることは、
せめてもの恩返し。
日々の暮らしの中で出来る
最小限の社会貢献と、
思っています。

食養生の学びと気づきは、
医者いらずの体を維持し、
心に安らぎと平和をもたらす、
貴重な財産。

食事のこと一つからも、
世の中のいろんな繋がりを思うから、
ウチの伴侶はある意味、
よくぞ話を聞いて、
協力してくれている!と、感謝。

まかない飯を任せるかわりに、
「文句は言わない」約束だったのに、
味が濃すぎ、油使いすぎ、
水出しっぱなしで洗わない、などなど、
叱咤激励(のつもり・・・)が、
バイブレーションによっては
喧嘩になったり。

それでも一年くらいの修行の甲斐あって、
【亭主のまかない飯】は・・・
おかげさまで立派な一汁三菜となり、
しかも酒の肴となる『お通し』つきの
ヘルシー膳にまで成長しました。

めでたし、めでたし!

人生は自分でつくるもの。
食事も出来るなら、
自分でつくれるに越したことはありませぬ。
それは何となく自信にも繋がるし、
誰かを喜ばせることにもなるでしょう。

今ここに在るすべてに愛と感謝を捧げつつ、
【愛する伴侶には料理をさせよ】
と、ススメます。

最後にバイブルとしている一冊をご紹介!

https://www.nekase-genmai.com/goods/800

#食べることは命

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Koko Piano
Koko Tanikawa (谷川公子)音楽家です。 (ピアノ・作編曲・プロデュース) Good Aging をモットーに、人生の光と影を経て腑におちたことを、吐露していきます。<命の輝き〜ここに幸あり>で、今ある生を生ききるために・・ www.kokotanikawa.net