23_となりに愛を

ココカラビヨリ vol.8

あなたの想いに寄り添う、愛溢れる伴走者。

Profile.
髙橋愛梨(たかはしあいり)
鹿児島純心女子大学 国際人間学部こども学科 4年
第1回ココカラカイギでは広報班、第2回ココカラカイギでは、広報班のメンターを担当。
愛称は「あいりん」。

以下、
聞き手:し(しーちゃん)
話し手:あ(あいりん)
とする。

し:それではお願いします。

あ:お願いします。

し:まずは運営に携わった経緯を聞かせてください。

あ:第1回を終えて、第2回に関わらないという選択肢がなかった。
第1回をやったからこそ、私に出来ることがあるかもしれないし、新しい子が入ってくるならその子たちのために何かしたいと思って関わっています。

し:わ〜〜私たちのことまで考えていてくれたことが嬉しいです。

あ: そして、ただ単にココカラカイギが好きだから。みたいな感じ。

し:でもわかる気がします。私も言葉で表せないんですけどすごく好きです。ファンみたいな。

あ:そんな感じ。
もし第2回に関わらなかったら、絶対ヤキモチ妬くなあ。SNSで上がってきたら、やればよかったと思うなあって。

し: 私もそうなってたかもしれないです。
では、ココカラカイギ内での自分が思う役回りって何ですか。

あ:私が今やれるとしたら対話かなってやっぱり思ってて。
新しいメンバーが、対話に対して不安に思ってる部分の力になれればいいなあって感じ。

し:たしかにあいりんさんって対話のイメージがあります。

あ:大学2年生のときから対話に取り組んでいて、卒論も対話について書いたからねえ。

し:広報班のメンターもしていますが、あいりんさんは文章の力もすごいですよね。

あ:文章書く時は、書きたいものがあって、それを表現するために時間をかける。言葉選びを大切にして、相手に届ける文章を書きたい。

し:じっくり時間をかけて。ですね。

あ:そう、時間をかけて。

し: いいですね。
そんなあいりんさんですが、今の時点でのあなたはどんな人ですか?

あ:感性が豊かなのかなとは自分でも思う。
私、田舎育ちで。おばあちゃん家もトトロが出そうなぐらい田舎。
近くに山があって、米作りしたりしいたけ採ったり。島にいたこともあるから海でも泳いでた。

し:いいなあ。景色が目に浮かびます。

あ:自然の中で育ったからか、些細なことにも気づくというか。
自然の美しさが根源にあって、光とか風とか、道端に咲いている花とかに気づきやすかったり、心動かされやすかったりもする。だから育った環境が今のこの感性を育ててくれたのかなあ。

し:あいりんさんならではの感性が生まれた素敵なお話ですね。
最後に、将来どんな人になりたいか聞かせてください。

あ:どんな人か、ではないけど…小学校の先生になる予定だから、誰よりも子どもたちに寄り添える先生になりたい。
大学入学当初、小学校の先生にだけはなりたくないと思ってて。でも、外で活動していろんな人に出会って、やっぱり私は教育に興味があるなって気づいた。

し:それはどうしてですか?

あ:大きな話になるんだけど、私は今の教育に疑問を抱いていて。
今大学生が、就活に苦しんでたり、自分が何をしたいのか、何のために大学に行ってるのか分からないって思ってたりする人がすごくいっぱいる。
これって何でみんながそう思うんだろう、一部じゃなくて大学生のほとんどがそんな悩みを抱えているのって何でだろうって考えた時に、これまで育ってきた保育園・幼稚園から大学までの過程の中で、ちゃんと自分と向き合う機会ってあったかなって。
ただレールを走っているだけ。やりたいんじゃなくて、やらされているみたいだよなあって。前ならえ。

し:たしかに、今みたいに自分について考えなきゃいけなくなったのは大学生になってから。突然のこと。少し違和感を感じました。

あ:そう。大学生になっていきなり「はい、じゃあ自分と向き合って自己分析!」って言われてもみんな苦しい。今まで前ならえしてきたのに、いきなり「個」に向けられても難題ばかり。
就活も本当は楽しいはずなのに、こんなに苦しんでるのは、今までの教育に問題があるなあと。私はそこを変えたいなあと思って。

し:かっこいい夢ですね。

あ:小学校の先生になるのは、将来何かをするために、一度現場に入ってみないと分からない景色を見るため。
学外の活動で、まちづくりとか就活支援とかやってると、自分と向き合うってこと、分野は違うのにおんなじことをしていて、私はこれがしたいんだ、教育の分野でこれがしたいんだって思った。

し:大きな野望があるんですね!
それではこのくらいで。ありがとうございました。

あ: ありがとうございました。

以下、あとがき。

私とあいりんさんの初めましては、第1回ココカラカイギの対話の時間。
真剣な眼差しで話を聴いてくれたり、優しく頷いて心を包み込んでくれる。ゆっくり、じっくり時間をかけて、自分では気づくことのなかった私と出会わせたくれた。あいりんさんがくれたメッセージは今でも大切にしまっていて、読み返すたびに勇気をもらえる。

あいりんさんから受け取った山盛りの「愛」。今度は第2回ココカラカイギの参加者のみなさんにも持って帰ってほしい。きっと、あなたもクセになるから。

Writer しーちゃん

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