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GPT-5は来年くるのか!?AI業界・GPU(画像処理装置)不足が深刻な模様。

GPT-5の登場が期待されていますが、そのリリースに暗雲が立ち込めている模様。現在AI業界でGPU(画像処理装置)不足が深刻な問題となっています。

世界的なGPU不足がOpenAIに与える影響

2023年8月末 スペイン在住のAI技術批評家アルベルト・ロメロ(Alberto Romero)氏の投稿記事によると

・GPU不足により、2023年8月末時点ではGPT-5の訓練開始は未確認
・現在のChatGPTの1日当たりのユーザ数は最大2億人と推計されており、同モデルの運用だけで多大なGPUリソースを費やしている。
・GPT-5の訓練だけではなく、同モデルの運用にも多大なGPUリソースが不可欠。
・仮にGPT-5の訓練が完了しても、GPU不足が続く限り、同モデルはゆっくり展開されるだろう。
・イーロン・マスクの見積もりによれば、GPT-5の訓練と運用には最大5万台のNVIDIA H100が必要
・世界中のAI企業がNVIDIAに要求しているH100の台数は約40万台と推計されるので、OpenAIがGPT-5開発運用で必要なH100の台数は全体需要の12.5%となる。

参照:https://ainow.ai/2023/09/28/274819/

ChatGPTの成功が逆にGPT-5のスケジュールを遅延させている。そして、その遅延は、OpenAIとユーザ全体の想定を超えてしまっているのが現状のよう。

そんな中まだまだ話題の生成AI業界はまだまだ発展途上であることがわかるこんなレポートも。

PwCコンサルティング合同会社「生成AIに関する実態調査2023~加速する生成AIブームとビジネスシーンの実情:ユースケース創出が急務~」

1. 過半数(54%)が生成AIをまだ認知していない
2. 認知層は生成AI活用に対して肯定的だが、実際の取り組みは進んでいない
3. 一従業員の立場からは生成AIによる業務代替を歓迎する一方、代替の度合いは部分的にとどまるという見解が多数派
4. 生成AIを知らないグループを除くと、生成AIへの活用意欲に満ちたグループが23%で多いものの、各グループに特徴的にみられる業種・職種における、具体的なユースケースイメージの有無に関しては状況が異なる
5. 高度事務作業領域への活用イメージが高い一方で、専門知識や経験ノウハウを要する業務への活用イメージが低い

PwCコンサルティング合同会社「生成AIに関する実態調査2023~加速する生成AIブームとビジネスシーンの実情:ユースケース創出が急務~」

最近では、個人でもChatgptやCanva、VOICEVOX、音読さんなど、ツールや拡張機能の利用を見かけます。ビジネス界隈では、BingやBardといったところでしょうか。プラグインなども増えている一方で、あくまで利用は一部の界隈で過ぎないというのが実態のようです(※生成AIに限る)。

そんな中OpenAIやGAFAなど先頭集団がハードウェア問題に悩まされていると。

どうやら、OpenAI社はNVIDIA H100を待つしかないようです。
1ユーザーとしてはChatgptと馬鹿な対話をすること控える努力をします。笑

頑張れOpenAI社!


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