声劇フリー台本「遠虚裏恋愛」
ツンデレ書いてみたんだけど見てほしすぎて上げるね。でもやっぱりさ誰かと読み合わせして意見交流しながら台本修正する時間欲しいよねえぇぇ。
誰か!!#妄想女子の独り言 待ってる(←短いの書けやって話)
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男「ずっと前から片思いしてました。好きです」
女「ふーんそうなんですか?で?」
男「そっその、彼氏にしてください」
女「ヤダって言ったらどうするんですか?」
男「諦めません!」
女「ふっはは。面白いですね、先輩」
男「普通だと思いますけど」
女「大抵の男はえっとその…うじうじって感じなんですよ」
男「そいつらには決意が足りませんね」
女「はっははっそうかもしれないですね。まあ振るんですけど、ではさようなら」
男「えっ今のは試しに付き合う流れ…」
女「流れなんてないからー!先輩残念だったねー」
男は外見しか見てない。私が丁度いい身長でそこそこスタイルよくて髪がサラサラでちょっと可愛いからって高嶺の花呼ばわり。性格は知りもしないくせに
男 彼女にはあれこれ噂がある。実は男を手玉に取るたらしだとか中学の時はくそデブだったとか腐女子だとか。大抵彼女の魅力に嫉妬した女どもが流したものだ。
女「またですか、しつこいです」
男「いや、誠意が伝わるまでぶつかります」
女「全くもう、それで?今日はどうしたんですか?」
男「好きです!!彼氏にイデッ」
女「お断りします」
男 ですよねー。とりあえず本気だって信じて貰えるまで告白し続けようって頑張ってはや1週間
女 男はみんな私を隣に置くために告ってくる。女なんてただの道具だと思ってるんだ。みんなそう。
男「あっ今日雨だけど傘ありますか?」
女「また先輩ですか。ないって言ったらなんですか?」
男「僕、2本…いや!1本しかないので一緒に…」
女「ざーんねん!先輩両手に1本ずつ持って私が来るの待ってましたよね?」
男「あっ…」
女「ふふ、面白い人。突っ立って何してるんですか?」
男「あ!一緒に帰りましょう!」
女「指示しないと動かないロボットみたいですね、行きますか」
男「えっ」
女 でもこの人からは違う匂いがする…なんて思い始めた最近
男 一緒に帰ってくれるなんてなんていい日なんだ。
女「あーもー置いていきますね」
男「あっ待って待って!!」
女 ちょっぴり頼りないしなんか陰気臭いしだけど告白してくる時だけは真っ直ぐな人。悪く…ないんじゃないかなとかね
男「く、クレープなんてどうですか?」
女「いや、疲れてるからまっすぐ家帰ります」
男「そ、そうですか…残念です」
女「私クリーム苦手なんです。」
男「忘れません!!」
女「ふふ、何ほんとに馬鹿なの?」
男「あ、敬語抜けましたよ。これでも一応先輩です」
女「先輩ですか、先輩ですね。じゃあ後輩なのでタメでどうぞ」
男「そっそれは…了解で…分かった!!」
女「もうほんとに変な人。駅ついたし、またねです」
男「あぁ、うん!またな!」
えっまた!?俺にまたがあるなんて…進歩だなあ
女「せーんぱいっ今日は雨、降ってないですよ?」
男「うーん。僕なりに考えたんだけど天気いいしスプーン区名物、ガッツリチキンなんて食べるのどう?」
女「ふふっそれデートに誘う食べ物なんですか?」
男「えっ失敗?も1回チャンス…」
女「いいですよ、私甘いものよりチキンの方が好きなので」
男「ほっほんと!?良かった」
女「いちいち反応おっきいですよ、行きますか?」
男「はっは…じゃないうん!」
女「先輩は甘いもの好きなんですか?」
男「うーんそうだなぁ。俺は甘い飲み物は好きだけど食べ物は苦手…かな」
女「甘い飲み物?例えばどんなですか?」
男「1番好きなのは…いちごみるく」
女「えっ可愛い先輩」
男「可愛い言うな!だから言いたくなかったのに」
女「ごめんなさい、でも素敵ですよ」
男「何が素敵なんだか、あっここ!美味しいって有名らしい」
女「えっ…怪しくないですか、ここ。中見えないし入りにくっ」
男「大丈夫!事前ちょ…いや!ネットに最高に美味しいって書いてたから!」
女「ホントですか??信頼しますよ?」
男「おっおう!任せろ!」
女「ごめんくださーい、えっ人いっぱい」
男「だろ?有名だから地元の人には」
女「どこから目線なんですかほんとここ座りましょ」
男「う、うん。」
女「へぇーメニューないんだ」
男「そうそう、勝手に人数分用意してくれて追加は言う感じ」
女「お腹すいてるから楽しみだあ」
男「よくチキン食べによったりするの?あっさっき好きって…」
女「あー始めてかな、寄り道は。私女友達も男友達もいないんですよね」
男「えぇ!?」
女「先輩も聞いたことありますよね?私に対するウワサ」
男「あー何個かはね」
女「そのまま信じられてるから寄ってくる人はバカな男子くらいです」
男「根も葉もないウワサを広めて信じるなんて」
女「そんなことは無いんですよ、1つは本当なんです。中学の時くそデブだったってやつ」
男「ほぇ!?」
女「高校からは変わりたくて。春休みにダイエット本気でしたんですよ。あるあるでしょ?中学の友達は優しくて絶対痩せたら可愛くなるよ!頑張ろって」
男「良い友達だね」
女「メイクも教えてくれたりしていざ入学してみたらなんでかわからないけどモテ始めて。嬉しくないって言ったら嘘になりますけど悲しくもあって」
男「なんで?」
女「中身を…見てくれる人がいなくなったんです。すぐ第一印象で決めつけられるし変な噂流れるし。先輩もその1人でしょう?」
男「確かに好きだよ、見た目も。だけど俺が好きになったのは別のきっかけ」
女「えっ?」
男「園芸委員でしょ?校門横の花壇にさ結構遅い時間だったのに水やりしてたの見たんだ」
女「私…委員じゃないです…」
男「えっ!?僕の見間違え!?」
女「あっそれも違ってですね、忘れられがちじゃないですか。ほかの花壇と離れてるから。だから帰るついでに干からびてそうだったから…」
男「そうだったんだ。俺、あの時綺麗だなーって思ったんだよね。お花に笑いかけながら水やってて」
女「それ、私変なやつじゃないですか?」
男「違うよ!ほんとに好きなんだなーって。そしたらモテ女なもんだからもっと知りたいのにどうしたらいいかなって」
女「それで何回も告白したと?」
男「認知されるにはやっぱ告白が1番早いと思って。他の奴らとは違うんだってとこも見せたくて何回も呼び出しちゃってごめんね?」
女「いや、いいです。むしろありがとうございます」
男「え?なんで?」
女「ちゃんと好きになってくれる人いて良かったなって」
男「もう1回チャンスくれない…」
女「あっチキン来ちゃった!!」
男「おいタイミング…」
女「先輩、冷めちゃダメだから食べちゃいましょ?」
男「うっうん…」
女 先輩、最後の告白は私からさせてくれませんか?
男 はぁなんだよー相変わらず美味しいなこのチキンムカつく
女「なんて顔で食べてるんですか!美味しいなら美味しい顔で食べていいんですよ?顔しかめちゃって」
男「だって…ムカつくほど美味しいんだもん」
女「ふふっ先輩、口にソースついてます」
男「え、どこ?」
女「あっここです。んんッ美味しいこの味」
男「えっ」
女「あっごめんなさい!つい妹にする癖で食べちゃいました」
男「いやむしろご褒美っていうかなんて言うかごめんなさい食べます」
女「はい、いらないこと言っちゃダメですよ?」
男「はい…」
女「先輩、私も好きですよ」
男「ふぇ!?もう1回いいですか?」
女「ダメです。ってか敬語も」
男「ごめん、ビックリして戻った」
女「何が?好きです?」
男「なっ何回も…俺も好きずっと」
女「ばーか」
男「俺ら初デートじゃん、これ」
女「そうだね、初カレだ」
男「え、そうなの?」
女「うん、中学ん時は芋だったからね」
男「やっべー嬉しすぎるな」
女「食べ終わったし初デート続きしよーよ」
男「うん、ほら手」
女「先輩のくせに、ずるい」
男「どういうことだよ、かわいいやつ」
女「なによ、ばーか」
男「ばかばかゆーなばーか」
女 こんな素直になれない私だけど
男 不器用すぎる俺だけど
女 好きにさせてくれて
男 好きになってくれて
女「ありがと」
男「こちらこそ」
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