声劇フリー台本「副流煙」(同性・異性可)

男性同士の台本として書いたものですが一人称や父・母を変えれば性別の組み合わせはどうでも可能です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1「疲れた。ダメ、もう無理」

夜中1人で残業。もう慣れっこになってしまった。昔は嫌いだったはずなのに足が自然に喫煙所に向かう。火をつけたら父の匂い。懐かしさに浸りながら窓の外を見ていた。

2「タバコ、吸うんですね」

1「あ、えっと誰…」

2「大丈夫ですよ、知らなくて」

1「は、はい。」

2「にしても今…11時回ってますけど」

1「なんか仕事押し付けられてしまって」

2「断ることも覚えないとずっとこうなってしまいますよ」

1「分かってるんですけど」

2「優しい人なんですね」

1「いや…自我がないだけです」

2「そうですか」

1「そう言えば吸わないんですか？タバコ」

2「僕は副流煙を吸うのが好きなんです」

1「え？変わってますね」

2「まぁ…そうですね」

1「同じようなこと言う人1人知ってますけど」

2「初めて言われましたよ。」

1「そうですか…では僕は戻りますね」

2「あの…」

1「はい？」

2「会えてよかったです。次は無いですけどしっかり自我持ってください」

1「はぁ、どうも」

1 あとから聞いた話、あの日残ってた人間は自分だけだったらしい。僕が見たあの人はなんだったのだろうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとがき✎*
読んでいただいてありがとうございます。今回は同性ということでね！ちょっと雰囲気が違うものが書けたかなって1人で大満足です。感想とかめっちゃ待ってます〜ここにしては短めだし同性でも出来るから挑戦しやすいかなって思う！SPOONでキャストあげるよーとかいう人がいたら#妄想女子の独り言 つけてくれたら聞きに行けるのでお願いします( ᐛ )وもちろん他アプリでもしてくれる方いたらコメントとかで教えてくれたらめっちゃ喜ぶ！ではではまた次にお会いしましょう👋