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無かったら、存在しない物もある。

今回の気付きは、大変悲しいイベントから学んだことです。

私の父はよく「『親が死に、子供が死にやがて、孫が死に』と小林一茶が詠んだもんだ。それが最高の幸せだよ」と言っていました。若いころにはあまり気にもとめませんでしたが、父が祖父になり、私が親になり、孫である子どもたちを育てると、そんなもんかもな、なんて思うようになっていました。

私たちは良く、愚痴を言いたくなりますね。家族のことかもしれない、同僚、会社、社会かもしれない。毎日言いたいかもしれない。毎秒言いたいかもしれない。でも、それでも良いのかもしれないって思ったんです。愚痴を言えるだけの幸せが、あるってことを最後に思い出せば。。。

子供を育てるってお金がかかります。心配もするし、怒りもするし、いつまでも気にかかるし。アラフォーの子供を捕まえて、空港まで迎えに行くよと、そうしたいのが親心だよと言うのを、私も逆にしてみれば思うのです。夜遅くまで部活があれば、ブツブツ言いながらも、迎えに行って安全を確認できること、その安全を与えることができるという喜びが親心。

悲しいイベントとは、昨日、子供を亡くしたご家庭のことでした。突然の交通事故でした。このご家庭は、もう彼のことを心配したり、ヤキモキしたりできなくなってしまったのです。

だから、愚痴を言いたくなるような日も結構。ヤキモキする日も結構。でも1日の終りに思い出しましょう。私たちは愚痴を言わせてもらえるほどに、愛に満ちた1日を過ごせたことを。


素材:写真ACより

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