ラストヤドコダ最後の戦いファイナル最終章

ラストヤドコダ最後の戦いファイナル最終章

今回、シティリーグアディショナルシーズンにてヤドコダデッキをつかい13位の結果でした。
私の練度不足もあり、決勝まで勝ち残ることはできませんでしたが、いけるポテンシャルはあったのでないかと思っています。

↓「ラストヤドコダ最後の戦いファイナル最終章」デッキ

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ヤドコダを握った理由は好きだからです。
実は1週間前の段階で大会用にドラパルトデッキを準備していたのですが、やはり好きなデッキで出場したいこと、環境を考えるとこれで押し通せるのではないかと思いヤドコダを選びました。

環境考察
 正直、ヤドコダは今の環境では、1回の強めの攻撃でやられてしまい、準備にもエネの手張りで2ターンかかり早くありません。
 少し前の環境(ムゲンゾーン環境)ではシティリーグで好成績を残せるかもしれないと思えるほどのポテンシャルはありませんでした。
 しかし、ヤドコダ界隈に追い風となる大きな変化が3つありました。

 ①ナツメ&ハチクの登場
 ②ビクティニの台頭
 ③連撃ウーラオスなどのベンチ狙撃環境による非エクの減少


 ①ナツメ&ハチクの登場
 ヤドコダは準備段階でやることとして以下のことがあります。「タッグチームを出す」「基本エネルギーを手張りする」「ラプラスを並べる」「カスミのお願いを引く」
ミュウツー&ミュウを使う場合 「ヤドコダをトラッシュに落とす」
 さらに盤石にするための行動として「ザシアンVを出す」

 ヤドコダ温泉の構築だと、タッグチームを出してエネルギーを張れる確率は約7割程度でした。

↓ヤドコダ温泉はこちら

https://note.com/koko39/n/na13dd77cecdc




 そこにさらに要求されることをやろうとすると勝算はあまり高くありません。
 サポート権を使ったとしても、ポケモンを出すのか、エネルギーを持ってくるのか、手札のサポートカードの枚数を増やすのか、やりたいことのどれか1つしかできませんでした。

 なのでこれまでは基本戦略として、先行をとりザシアンVを並べる。ふとうのつるぎを使いドローを多くして安定性を上げ、先3でVmaxを倒せるくらいの高火力をぶつける戦略でした。

 しかしナツメ&ハチクの登場によって状況が大きく変わります。後1でナツメ&ハチクにアクセスできれば前述したやりたいことがほぼ全てできるようになります。「タッグコール4枚」「ナツメ&ハチク4枚」のどれかを引くかまたはポケギアでアクセスしても良いです。ナツメ&ハチクが後1で引ければ、できるだけ展開した後に、手札を5枚捨ててナツメ&ハチク「デデンネorクロバット」「ヤドコダ」「ミュウミュウ」「三神」「ザシアンV」「ラプラス」「ヤレユータン」
 このあたりから足りない好きな3枚を持ってこられます。
 アタッカーに手張りをして、デデチェンジで手札を補充することでほぼ盤面をそろえきることができます。
 デデンネを利用することで、ミュウミュウの技マシンとしてヤドコダや三神を落とすこともできます。
 しかも、捨て札にカスミのお願いが含まれている確率も高くカスミのお願いにアクセスできる確率も上がりました。
 デデチェンジした後にザシアンVのふとうのつるぎをつかえば、リセットスタンプやマリィを使われない限り
 後2の段階で90%くらいの確率(体感)でバトル場にいるVMAXを1回の攻撃で倒しきることができます。

 基本戦略として先行の時はザシアンVを出すことを優先し、後攻の時はナツメ&ハチクを使うことで、デッキ全体の安定性を各段にあげることができました。

②ビクティニの台頭
 手張りのみの2エネで相手のVを倒せるビクティニがとにかく強く、炎軸デッキが増えると思いました。ヤドコダはGXでビクティニに強く弱点もつけるので、強いです。

また、ビクティニの登場によって、Vを主体で戦うデッキが減り、ヤドコダが苦手とする2-2-2のサイドプランを取らざるを得ない状況が減りました。ビクティニはヤドコダにとっての勝利の女神だと思いました。

 ③連撃ウーラオスなどのベンチ狙撃環境による非エクの減少
 連撃ウーラオスの登場によって、ベンチ2匹が一気に狙撃されることとなり、三神も元気に活躍してることから、マッドパーティを代表とする非エクも減ると思いました。
 オルタージェネシスを使えるとはいえヤドコダのHPはこころもとなく、マッドパーティなどを相手に勝率5割までもっていくのは大変でした。
 ビクティニと連撃ウーラオスの登場によってVMAX中心の環境になり、ヤドコダにとっては追い風になりました。

 全体的に炎と闘が中心の環境なので、ヤドコダとミュウミュウはその弱点をつける意味で強くでることができると思いました。
 後は小ズガを主体としたデッキが減ってマリィの採用枚数が全体的に減ったので、それもヤドコダにとって追い風でした。


ヤドコダ温泉からの調整

↓ヤドコダ温泉

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 いろいろな面で追い風とはいえヤドコダが厳しい環境であることには違いありません。
そのため、ある程度環境デッキ対策以外は振り切った構築にする必要があると思いました。

 リセットスタンプやマリィやツールスクラッパーなどの相手を妨害するカードは基本的に切りました。上限の攻撃力が決まっていないデッキなので小細工をして相手が止まることに期待するよりも火力を出す方が総合的に良いと判断しました。

 ポケギアを4枚から3枚にしました。これはナツメ&ハチクの影響で安定性が上がったため潤滑のカードとしての確率上昇の必要性が相対的に減ったからです。
 ヤドコダ温泉でまったり考えるポケカ確率でも簡単に解説しましたが、ボールやポケギア、たっぷりバケツのような潤滑系のカードは枚数が増えると、確率の上昇率が下がります。
  カスミのお願いへのアクセスを考えたときに、ポケギアの採用を0枚から1枚に変更する確率の数字の変化は、3枚から4枚に変更するよりも大きいということです。
  4枚から3枚に減らしても影響度は小さいことと、ナツメ&ハチクによってもアクセスできる可能性が高まったので、減らしても全体的な安定性は上がる計算でした。
 

  ヤレユータンの採用
  マリィ対策として優秀です。カスミのお願いで常にデッキを回すので実質手札+1枚みたいな使い方ができます。
 後攻のときは自分の盤面がどの程度そろっているかと相手のデッキの種類を読んで「ザシアンV」をもってくるか「ヤレユータン」をもってくるかを判断します。
 どっちも出すのはベンチが圧迫されるのでNGです。

 ソニアを4枚から2枚に、マチスの作戦を1枚から4枚に変更 
 ナツメ&ハチクの影響で安定性が上がりました。そこで安定性を上げるカードの採用を減らしより攻撃的なカードとしてマチスの作戦を4枚にしました。
 単純に攻撃の準備が整っている状態でマチスの作戦が使えれば、ほぼ確実にVmaxを一撃で倒す火力がでます。
 ヤドコダデッキではほとんどが使われずぽいぽいスプラッシュのコストとして消費されることを考えると、手札にいっぱいあるサポートの中からどれを使うかが常に選択になります。
 マチスの作戦は使える状況であればほぼ使うことになるので、全体的な安定性の底上げになると考え4枚採用でよいと考えました。実際大活躍でした。

  おおきなおまもりを隠密フードに
  おおきなおまもりは主にザシアンデッキ対策です。環境的にミュウミュウの方が意識されると考え、隠密フードにしました。
 ザシアンは強力なデッキなのは間違いないですが、大会で実績がなくみんなが意識する、また型が限られてくるので、練度の高い人ほどにぎりにくいのではないかと思いました。

  とりつかい、ふうせん
  とりつかいの採用をなくし、ふうせんは相変わらずの1枚採用です。
 三神以外はふうせんで逃げられるので十分です(三神は基本場に出さない)。タッグコールからのグズマ&ハラでもってこられるのが優秀。
 アタッカーはタッグチーム2枚なので基本1枚あれば十分です。張ったターンににげられればそれだけでポケモンいれかえより優秀です。
 とりつかいもマチスの作戦同様にほしいときに手札にないといけないのでマチスの作戦が優位と考えました。

  
実戦
 実戦では、ヤドコダデッキでもかなり良いところまでいけました。
 2敗だったのですが、モクナシボルテージビートのミュウミュウでヤドコダを出してもミュウミュウを出しても弱点を突かれてしまう状況になった試合が一つと
 2枚ともヤドコダがサイド落ち(確率約1%)になってしまいどうしようもない試合の2つが負けでした。

後は単純にヤドコダの存在を知らない人も増えているのでそれも有利にはたらきました。こちらがヤドコダであることを理解した後にしっかり対策の行動をしてきた人はひとりだけだったように思います。(普段あたる人たちは、ヤドコダ戦慣れてて、バッチリ対策されるので…)

 ヤドコダがまだ、ネタだけでなく環境にいられるなと思い、いっそのことCが落ちるまでヤドコダを使おうか、次弾の超タイプ強化でせっかく準備したドラパルトを活躍させるか悩みどころです。


  もし、ヤドコダの構築で質問やアドバイスいただけたらうれしく思います。

でもやっぱりヤドコダはもうキツいだろうな…
 次回「ラストヤドコダ最後の戦いファイナル最終章Z」をお楽しみに!!!

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