見出し画像

【無垢に還る】アルビオン・ファントムルチルポイント

白く、純粋な銀世界を体現しているかのようなこの石は、貴方の心に無垢な輝きを取り戻してくれるだろう。

夢を叶えたいと願い、貴方はそれを実現させたとする。

だがそれで終わりというわけではなく、もっと大きくその夢を広げ、未来に繋げなければならないことに気付くのだ。

結局人は、立ち止まってはいられないもの。
次へ次へと、押し流されていくものなのである。

栄光や満足感に浸れるのは、ほんのわずかの間であり、人はさらなる高みを目指して歩を進めなければならない。

だがその時、うまく自分をリセットできなければ、思うような成果を出せず、挫折を味わうことも少なくない。

大きな評価を受ければ受けるほど、次回に期待を持たれるからだ。

そんな時、この石がきっと役に立つだろう。

傑作を次々に生み出す画家は、常にまっさらな感性でカンバスに向い、
過去の作品に囚われることなく、新たな作品世界を構築していくものだ。

だがそれは、言葉で言うほど容易なことではない。
別れたばかりの恋人が忘れられぬように、人は自分の作り上げた最高から
なかなか逃れられない。

ひとつの山を制覇したとして、また次の高みを目指すためにはどうしたらいい?

下山して、またそこを目指して登り登り直すしか方法はない。
いったん手にした最高峰を潔く手放すしかないのである。

手放せなくても、いつかは追い落とされてしまう。
ならば、その場所を後進に譲り、新たな高みを目指した方が良いはず。

無垢でいることは難しい
色を染める以上に難しい

だが経験を塗りつぶさなければ、進めぬ道もあるのだ。


アルビオン・ファントムルチルポイント

yumiko ino
人間というものの、とても痛いところをつかれている気がしましたね。
一度掴んだ栄光にすがりたい気持ちは誰にだってあるもの。でも確かに、so
の座にずっと座り続けることなど出来ないのです。どんな世界の人たちでも、一度最高傑作と呼べるものを生み出すと、それ以上のものを生み出すのは容易なことではありません。ここで大概の人は潰されてしまいます。

高い山頂から、次のもっと高い山頂まで、一足飛びには行けないように、まず登ってきた長い道のりを下り、またそれ以上に長い道のりを登る覚悟が
なければ辿り着けない場所なのです。原点に戻るためには、人よりむしろ長い行程を必要とする、ということですね。

しかし巨匠などと呼ばれる人の中には、子供のようにピュアな感性を持つ
羨ましい人たちがたくさんいます。常に心新たに次の冒険に旅立つことができる人たちです。そんな風になかなか心を切り替えられない我々のために、この石は白い世界(アルビオン)を見せてくれるのかもしれませんね。常に新たなる最高を追い求める芸術家、事業家の方はもちろん、エルダーが言うように、前の恋人を引きずっている方にも、きれいにリセットできるこの石をお勧め致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?